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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際関係法特講(国際文化遺産法)/INTERNATIONAL RELATIONS LAW,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 敬子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 敬子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
地球上にはさまざまな文明?文化があり、さまざまな文化財?文化遺産が現在まで遺されてきました。しかし、紛争や対立のあおりを受け、無残にも破壊される文化財?文化遺産もあります。また、天災の影響により、遺産の姿かたちが変えられてしまうこともあります。それでも国際社会は、法や制度の整備を一つの方策として、文化財?文化遺産を次世代へ引き継ぐ努力を積み重ねてきました。 こうした現状を踏まえつつ、この授業では、文化財?文化遺産に関する国際法を学びます。さらにそこから、国際社会の現代的課題について考察し、より広い視野と新たな知見を得ることを目的とします。とくに、ユネスコ条約(世界遺産、無形文化遺産、水中文化遺産など)を中心とする、文化財?文化遺産に関する条約に関する知識を得ることで、国際社会のあり方や課題について考察し、解決策を見いだす能力を身に付けていきます。また、他の履修生の考え方に触れ、“多様性”を体感しながら、自らの知的探究の幅をさらに広げることができます。 この授業では、以上のような学びを通して、法学部の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)に示されること、特に、「法的なものの考え方およびグローバルな思考力を身に付け、社会の様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力」や、「国際的視野に立った深い素養を基礎として、社会状況をふまえ、健全な常識と柔軟な思考をもつ自律的な社会人として活躍することのできる能力」を身に付けることに重点を置きます。そして、「個別の事象について自らの見解を提示できるように」しながら、個々の考える能力を磨いていきます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
◇ 授業の形式?方法 ?「講義形式」を基本とします。事前配布のレジュメ等を確認のうえ受講してください。 ?「対面」と「遠隔」の併用で授業を実施する予定です。進め方は社会状況等に応じて 変更する可能性もあるため、教員からの連絡内容をよく確認するようにしてください。 ?資料配布、課題の提示?回収、講義連絡には、manabaを使用します。 ?授業中にresponあるいはmanabaを使用し、課題の提出を求めることがあります。 ◇ 履修上の注意 ?レジュメの情報量には限りがあるので、事前?事後学修に取り組んでください。 ?対面授業にPCやスマホ等を持参し、responやmanabaを使う準備をしてください。 ?成績評価は、コメントペーパー、小テスト、プレゼンテーション、レポートなど、 複数の方法で実施します。 ?フィードバックは、対面授業での解説、manabaでの講評の提示等で行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
◇ 提示された課題に取り組むとともに、授業の事前?事後学修にも取り組んでください。 ?事前学修〔2時間〕 授業で扱う条約?国際文書などを確認し、情報を集める。 授業内容に関連する事例やニュースなどを調べ、情報整理をする。 ?事後学修〔2時間〕 配布資料や自分で集めた情報をてがかりに、授業内容の全体を確認する。 授業内容に関連するニュースなどに出てくる用語やその社会的背景などを調べる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
成績評価のため、4つの評価方法のうち3つ以上の取り組み(提出)を必須とします。 ◇ 授業の取り組み度 20% ?responやmanabaを使用し、授業中あるいは授業後に、課題を提出していただきます。 ?授業に積極的に参加してください。 ?授業で扱った専門用語の確認や授業内容の復習のための課題です。 ◇ コメントペーパー 20% ?授業内もしくは授業後に、提示されたテーマに関する自分の考えを文章にします。 ?3~4回程度、不定期で実施する予定です。 ?対面授業の際に紙で提出していただく場合もあります。 ?授業内容を、身近な問題として捉え直し、異なる視点からも理解するための課題です。 ◇ プレゼンテーション 10% ?最終回の授業において実施する予定です。 ?レポートと同じテーマで取り組みます。 ?授業内容の習熟度を高め、表現力も養うための課題です。 ◇ レポート 50% ?最終授業日の前後に提出期間を設けます。 ?授業内容の習熟度を高め、答えが一つではない問いについて考える力と それを伝える力を磨きます。 ?レポートの評価基準 : ①説明の正確性 ②内容の理解度 ③論旨の一貫性 ④表現力(わかりやすさ) ⑤テーマや作成要領への対応度 |
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関連科目 /Related Subjects |
国際法Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ、その他の国際法科目(国際環境法、国際人道法など)、その他国際社会について考える機会となるような科目の学修に、積極的に取り組んでください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった国際関係法分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 国際法と文化遺産 | 授業の進め方、評価方法について説明する。また、文化や文化遺産に関する国際法を学ぶ上での基礎知識を確認する。 | |
2 | 文化遺産に関する法と組織 | 文化関連の条約や制度、UNESCOなどの組織について理解する。 | |
3 | 世界遺産の保護(1)制度の形成?全体像 | 世界遺産条約に基づく遺産保護制度の全体について理解する。 | |
4 | 世界遺産の保護(2)登録の基準 | 世界遺産登録の際に検討される価値の判断基準、登録制度の問題点について理解する。 | |
5 | 世界遺産の保護(3)危機からの保護 | 世界遺産に迫る危機からの保護制度について理解し、あるべき法や取り組みの課題についても考える。 | |
6 | 武力紛争下における文化財保護 | 武力紛争の際の文化財保護に関する諸条約?諸規則について理解する。 | |
7 | 文化財の不法輸出入?返還 | 文化財の不法な輸出入に関する諸問題や法制度について理解する。 | |
8 | 経済活動と文化 | 経済活動(主に貿易)において生じる文化の問題について理解する。 | |
9 | 文化多様性の保護 | 文化的表現多様性の保護をめぐる国際的な問題と法制度について理解する。 | |
10 | 無形文化遺産の保護(1)制度の形成?全体像 | 無形文化遺産保護条約の形成過程を確認し、保護に関する様々な考え方や制度のあり方について理解する。 | |
11 | 無形文化遺産の保護(2)制度上の課題 | 無形文化遺産保護条約にもとづく制度の理解を通じて、様々な課題について、その背景とともに理解する。 | |
12 | 水中文化遺産の保護 | 水中文化遺産保護条約について理解し、既存の海洋制度との関連や課題などについても理解する。 | |
13 | 文化財保護と犯罪 | 文化財をめぐる犯罪行為について把握し、制度のあり方や現代的課題?社会的背景などについても理解する。 | |
14 | 「文化遺産を保護する」とは | 文化財?文化遺産に関する国際法を概観し、文化?文化財?文化遺産を「保護」する意義について考える。 |