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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際関係法特講(国際宇宙法)/INTERNATIONAL RELATIONS LAW,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 敬子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 敬子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
人類の活動領域が宇宙空間へと拡大し、民間人の宇宙旅行も身近な活動になりつつあります。そうした技術の発展や活動態様の変化に対応しながら、宇宙活動を律する国際法は形成されてきました。他の国際法分野に比べて、宇宙に関する国際法の発展ぶりには目覚ましいものがありますが、特に近年は、技術開発のスピードの速さゆえに次々と生じる法的課題に取り組む必要性が増しています。 このような現状を踏まえ、この授業では、宇宙空間?宇宙活動に関する国際法を学び、その知識を生かして国際社会の現代的課題について考察し、より広い視野と新たな知見を得ることを目的とします。そのために、国連で作成された国際条約やソフト?ロー、国家間や宇宙機関間で形成された諸規則や国際協力のあり方などについて検討し、国際社会の多様な課題とその解決策を見出す力を身に付けていきます。また、プレゼンテーションを通じて他の履修生の考え方に触れながら、国際社会の現状と未来の展望に関する定見を示すための「宇宙の視座」を獲得することをめざします。 この授業では、以上のような学びを通して、法学部の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)に示されること、特に、「法的なものの考え方およびグローバルな思考力を身に付け、社会の様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力」や、「国際的視野に立った深い素養を基礎として、社会状況をふまえ、健全な常識と柔軟な思考をもつ自律的な社会人として活躍することのできる能力」を身に付けることに重点を置きます。そして、「個別の事象について自らの見解を提示できるように」しながら、個々の考える能力を磨いていきます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
◇ 授業の形式?方法 授業形式 : 講義形式による ?教科書や事前配布のレジュメ等で内容を確認のうえ受講してください。 ?授業中にresponあるいはmanabaを使用し、課題の提出や問いかけへの 対応など、受講生の授業参加を求めることがあります。 授業方法 : 「対面」を基本としつつ、zoomによる「遠隔」方式を併用する ?授業のライブ配信、授業録画の公開を行う予定です。 ?ライブ配信での受講については、responの記録上は出席でも、ライブ配信中に 提示された課題や問いかけなどに対応していない場合は欠席とみなします。 ?教員が自宅等からzoomで授業を行う可能性もあります(事前に連絡します)。 ◇ 履修上の注意 ?教室でもresponやmanabaを使用できるようにPC等をご準備ください。 ?資料配布、課題の提示?回収、講義連絡には、manabaを使用します。 ?フィードバックは、授業中の解説、manabaで講評の提示等の形式で行います。 ?個別の対応が必要な場合には、メールで教員までご連絡ください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
◇ 提示された課題に取り組むとともに、授業の事前?事後学修にも取り組んでください。 ?事前学修〔2時間〕 授業で扱う条約?国際文書などを確認し、情報を集める。 授業内容に関連する事例やニュースなどを調べ、情報整理をする。 ?事後学修〔2時間〕 配布資料や自分で集めた情報をてがかりに、授業内容の全体を確認する。 授業内容に関連するニュースなどに出てくる用語やその社会的背景などを調べる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
◇ (1)~(4)の評価方法4つのうち3つ以上の取り組み(提出)を必須とします。 (1) 授業の取り組み度 20% ?授業内あるいは授業後に、課題を提示します(responやmanabaを使用)。 ?3~4回程度、不定期実施する予定です。 ?授業で扱った専門用語の確認や授業内容の復習のための課題です。 (2) コメントペーパー 20% ?授業内あるいは授業後に、提示されたテーマに関する自分の考えを文章にします。 ?2~3回程度、不定期実施する予定です。 ?授業内容を、身近な問題として捉え直し、異なる視点からも理解するための課題です。 (3) プレゼンテーション 10% ?最終回の授業において、対面で実施する予定です。 ?授業内容の習熟度を高め、表現力も養うための課題です。 (4) レポート 50% ?最終授業日の前後に提出期間を設けます。 ?授業内容の習熟度を高め、答えが一つではない問いについて考える力と それを伝える力を磨く課題です。 ?レポートの評価基準 : ①説明の正確性 ②内容の理解度 ③論旨の一貫性 ④表現力(わかりやすさ) ⑤テーマや作成要領への対応度 |
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関連科目 /Related Subjects |
国際法Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ、その他の国際法科目(国際環境法、国際人道法など)、その他国際社会について考える機会となるような科目の学修に、積極的に取り組んでください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった国際関係法分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 国際法における宇宙法 | 授業の進め方などについて説明する。国際法の基本事項について確認し、宇宙に関する国際法の全体像を把握する。 | |
2 | 領空と宇宙空間 | 国際法における「空間」の法的地位について学び、宇宙法の理解に資する知識を得る。 | |
3 | 国際宇宙法の形成と発展 | 国際宇宙法の発展の経緯や歴史的背景、宇宙関連の条約や国際組織などについて概観する。 | |
4 | 探査?利用の自由 | 宇宙空間の法的地位を確認し、宇宙活動の諸問題について理解する。 | |
5 | 宇宙における領有権問題 | 宇宙法の基本原則である「宇宙の領有禁止」について理解する。 | |
6 | 宇宙の資源開発 | 宇宙の資源開発に関する法のあり方と現状、また、宇宙ならではの資源に関する議論についても理解する。 | |
7 | 宇宙の軍事利用 | 宇宙空間の軍事利用の規制に関する法原則や現在の議論について理解する。 | |
8 | 宇宙活動に関する責任 | 宇宙活動から生じる国家責任について、宇宙法特有の原則?制度を理解する。 | |
9 | 宇宙物体登録 | 宇宙物体の登録に関する制度を理解し、現在の宇宙利用問題の理解につなげる。 | |
10 | リモートセンシングと国際協力 | リモートセンシング技術の利用に関する法制度と、技術応用による国際協力体制を理解する。 | |
11 | 宇宙の環境問題 | 宇宙活動に伴い生じる環境問題、とくにスペース?デブリについて、法制度や諸課題を理解する。 | |
12 | 日本の宇宙開発と宇宙法 | 日本の宇宙開発の歴史を踏まえ、国内宇宙法の形成と課題について理解する。 | |
13 | 人間の宇宙進出 | 宇宙空間における人の活動に着目し、国際協力や民間利用の現状を把握した上で、課題と展望について考える。 | |
14 | 「宇宙」からみる国際社会 | 国際宇宙法について概観し、今の地球上の国際社会が抱える問題について考えるための視点を獲得する。 |