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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
地域研究特講(ラテンアメリカ社会の課題と法律問題)/REGIONAL STUDY,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講義目的: ラテンアメリカの社会状況を少しでも理解することであり、実情と課題を考える。法的な視点も踏まえ、社会の今の動向を把握するに努め、テーマごと説明する。 1.社会的な課題を理解しながら、事案や話題と照らし合せてどのような法的問題があるかを検証する。 2.多様性が豊かだが、ときにはそれが諸問題の解決を複雑にするということも考えてもらう。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
対面の講義方式で、毎回リアクションペーパーを書いてもらい、授業内で即フィードバックする(回答やコメント)。ミニレポート若しくは小テストはmanabaで行うとする。レポート(1000文字)は、第4回目、9回目、15回目の授業後に提出してもらうことになる。3回とも期日内に提出したものはそれで合格とする。提出しなかったものは、期末レポート(3000文字?4000文字前後)を提出してもらうことになる。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業で使用するパワポ資料は、manabaに掲載する。レポート作成には引用の文献や記事なども活用することをすすめる。 個別のテキストは使用しない。事前?事後の学習時間は目安として2時間程度であろう。 授業計画に沿って講義を進めますが、新たな課題や変化などが発生した場合はその部分を追加、微調整します。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末レポート40%、リアクションペーパー40%、授業参加度20% 授業14回ですが、授業ごとリアクションペーパーを提出してもらい(出欠管理にもなる)。3回レポートをmanabaにて提出してもらう(1000文字前後)。期日内に提出すれば合格となる。これを達成していないものは、3000文字?4000文字のレポートを期末にmanabaにて提出してもらう。 |
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関連科目 /Related Subjects |
「ラテンアメリカ経済と法」と密接に関連しており、それを社会問題の課題で補完するのがこの科目です。2限目の科目を履修していなくても、当然本科目は受講できます。 |
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備考 /Notes |
配布資料掲載の参考文献の講読やネット上のニュースやコラムなどの閲覧を求めます。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 南米と中米、カリブ諸国、アンデスと内陸の国々 | この地域の概念を数字で理解してもらうが、地域ごとの特徴を紹介する。 | |
2 | 「完璧な憲法」と「不完全な諸制度」が社会不安助長 | ラ米諸国の憲法はほとんど300条はあり、うらやましいぐらい保護規定がある。しかし、社会の格差や不平等は解消されない。なぜであろう。2022には、最も安定していたチリに新たな憲法が誕生するかも知れない。 | |
3 | 多人種と多様性の社会:スペイン語圏とポルトガル語圏社会の特徴 | 二つの帝国によってこの中南米は支配されそのあと独立するが、ポルトガル語のブラジルは別格である。スペイン語圏諸国との関係と共存を検証。 | |
4 | 世界一の格差社会:所得格差と機会の不平等の改善策はあるのか | 様々な格差が社会的にどのように反映されているのか、メキシコやチリなどの億万長者はどのような人たちなのか。大卒でも不均衡に立ち向かえられないのか。 | |
5 | 医療と年金、公的と民間のかけ離れた各種サービス | 医療は無償だが、公的年金受給者は全体の3?4割である。高所得者や富裕層のプライベイト医療保険とは。コロナ禍では、どのような対応だったのか。 | |
6 | 児童労働の深刻さ、憲法も国際条約も無力なのか | 各地で児童労働は存在し、その限られた収入は家計の足しになっている。しかし、労働搾取から虐待、児童買春にも発展しており、その対策とは。 | |
7 | 女性の地位:事実婚、未成年(中学生)妊娠と出産、DV問題、中絶法 | 中学校の託児所、授乳しながら受講する高校生、そして一部の国では中絶法制定運動が盛んになっている。 | |
8 | アメリカとスペインへの移住、続く中米キャラバン | 総人口の1割から2割(国によるが)が海外に移住している。スペイン移住も案外多い。その送金額はラ米社会と経済の助けになっているのか。海外定住は、多重国籍者の増加につながっている。 | |
9 | 域内の移住:ボリビアとベネズエラからの南米移住を検証 | ポピュリズムからファシズム的な要素の国々だが、どこへ向かって転住、移住するのか。出稼ぎから定住化には摩擦は避けられない。 | |
10 | 社会主義の平等追求型社会が富集中型に、キューバから何を「学んだのか」 | キューバ革命から60年以上だが、その影響は未だにあり進歩的なインテリや社会活動家はその理想を追求している。新しい社会主義の政権も誕生したが、格差の課題を改善したのか。 | |
11 | 飽食社会の肥満と栄養失調、生活習慣病と平均寿命 |
美味しい料理も多いのだが、健康的であるのか。今回のコロナ禍でそれがどのように影響したのか。 | |
12 | 個人の負債、ローンとマイホーム&マイカー、都市部の物価(チリの事例) | 少額の消費者ローンが増えているが、利子は案外高くローン地獄になる。マイカーは大きな財産で、住宅ローンは贅沢な選択。グローバル化と物価上昇の因果関係(チリ)。 | |
13 | ラ米社会のコロナ禍:浮き彫りになった社会問題 | 多くの国ではロックダウンを長期間実施し、夜間外出禁止令を出し、軍が警備に当たった。経済と社会への影響は壊滅的な側面もある。 | |
14 | 日本の対ラ米国際?経済協力(JICA, JBIC, JETRO, JOGMECなど) | 日本の対ラ米ODAの実態、JICAの協力隊員と日系社会との連携。日本からラ米に行く駐在員や留学生とは。 |