シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
多文化共生論/MULTICULTURAL COOPERATION |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月5/Mon 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
小波津 ホセ |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小波津 ホセ | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義の目的を2つ提示する。まず、日本社会と滞日外国人の関係性を理解するとともに日本社会が直面している変化について理解を深める。そして、多様な人が共存する社会の一員として滞日外国人が抱える問題群について知識を深め、より良い社会に貢献できる人材を目指す。 滞日外国人への印象が日本社会の状況によって変化してきているが、実際には日常生活でも日本社会を構成する一員であり、外的および内的要因よって生活等に制限されていることも理解する必要がある。また、現代社会において国際移動が常態化する中で自分自身も「外国人」になり得ることも再認識してもらいたい。 これらの理解を通して変化し続ける日本社会において滞日外国人と共に生活する方法を検討し模索していく。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は、例年の実績および現状の社会情勢に鑑み遠隔授業の課題配信型またはオンデマンド配信型を採用し、manabaでリンクを期限付きで配信する。なお、初回の授業はオリエンテーション(授業?評価方法等)になるため必ず内容を確認するようにお願いしたい。 各回終了後にコメントシートの提出を求めるとともに、レポート提出も評価の対象となる。コメントシート?レポート共に授業内容に沿った課題になるため必ず毎回の授業の参加または視聴をお願いする。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
ニュース記事(紙媒体?オンライン)等にふれることを勧める。また、友人?知人や居住地域で生活する外国人?外国にルーツのある人との交流も重要な事前?事後学習となるので積極的な行動を期待する。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
各回終了後のコメントシートの提出、合計2回のレポートの提出で評価する。締切後の提出は受領するが減点対象となる。講義10回以上のコメントシートの提出が評価対象になる。本講義の特性によりレポートの提出のみでは最終評価ができません。授業の視聴およびコメントシートの提出も必ずするように心がけてほしい。 ※なお、本講義の参加人数や講義方法等によって評価方法を変更する場合がある。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
各回のレジュメは作成しないが、PPスライドを用意して配布するのでレジュメとして使用すること。 指定テキストはないがシラバスで薦める参考文献または各回の参考文献を確認すること。 |
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到達目標 /Learning Goal |
多文化共生の概要、および、特徴などを正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 本講義に関するディシプリンを理解するとともに、授業の到達目標および進め方、評価方法等を紹介する。また、簡単なイントラダクションを実施する。 | |
2 | 「日本における「外国人」の定義 | 日本に滞在する「外国人」を定義する用語は多様である。定義を整理しながら日本にいる外国人の現状を把握する。 | |
3 | 滞日外国人と日本社会 | 戦後の日本社会を理解し、滞日外国人が増加した背景を考察する。また、今後の日本社会の滞日外国人への受入についても検討する。 | |
4 | 外国人としての日本人 | 100年以上前に海外移民した日本の子孫にあたる「日系人」の経験を考察する。かれらの言語?文化継承等についても言及する。 | |
5 | 南米出身者と日本社会 | 日本にいる南米出身者の来日背景を考察し、現在までのかれらの経験を検討する。日本社会の滞日外国人に対する政策もみていく。 | |
6 | 滞日外国人の今と昔 | 滞日外国人は戦前から日本社会に存在してきた。かれらの経験は現在の滞日外国人にも影響を与えているが、今と昔でどのような違いがあるのか検討する。 | |
7 | 滞日外国人のアイデンティティ | アイデンティティは日本で生活する滞日外国人の子どもが直面する問題群の一つである。揺れ動くアイデンティティは個人が自分なりの答えを見出す必要はあるが、周囲も無関係ではない。 | |
8 | 滞日外国人の集住地域と移民団体 | 日本各地に滞日外国人が集住する地域が存在するが、同じ国籍でも多種多様な集住地域となっている。集住背景や形成過程等の事例を紹介しながら検討する。また、移民団体についてもふれる。 | |
9 | 日本の外国人学校 | 日本にある外国人学校の設立背景や役割等に焦点をあてながら考察する。また、外国人学校の実態や問題点についても確認する。 | |
10 | 滞日外国人の子どもの教育と移動 | 滞日外国人の子どもの教育の現状について考察する。日本の制度、学校の対応、家庭背景、言語の壁等は改善されているがどのような問題があるのかを検討する。また、かれらの国際的な移動による影響も考察する。 | |
11 | 継承語教育の実践 | 滞日外国人の子どもは親の言語を話す必要性はあるのか。実践例を紹介して検討する。 | |
12 | 日本滞在とその壁 | 滞日外国人は必ずしもずっと日本で生活できるわけではない。非正規(無登録)で、または転落して日本で生活する場面にも直面する。その要因や状況を概説する。 | |
13 | 滞日外国人と多文化共生 | 現在の日本が滞日外国人にとって生活しやすい社会になっているのかを多文化共生の概念を整理しながら議論する。 | |
14 | 総括とディスカッション | 課題提出等を踏まえ全体を振り返る。滞日外国人について改めて考え、まとめる。 |