シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際法Ⅱ/INTERNATIONAL LAW II |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 敬子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
大塚 敬子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
日々のニュースで私たちが見聞きする出来事は、国際法に関係することばかりです。国内的な出来事であっても、異なる視点からみてみると、国際法?国際社会と実は深い関係があるという場合も少なくありません。つまり、国際法を知ることで「国際」社会のことだけではなく、身近な暮らしの場である「国内」社会のことをも理解することにつながるのです。 この授業では、そうした「社会と法の関係」について国際法を通して考察し、国際的な視野を身に付けることをめざします。そのために、空間の国際法(国家領域、海洋法、航空法、宇宙法など)、人と国際法の関係、人権、犯罪の国際法を扱います。知識を得るだけではなく、これらの法の発展の経緯や社会的背景などへの理解も深め、国際社会が抱える現代的課題について考える力を養うことができます。 以上のような国際法の学びを通して、法学部の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)に示されること、特に、「法的なものの考え方およびグローバルな思考力を身に付け、社会の様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力」や、「国際的視野に立った深い素養を基礎として、社会状況をふまえ、健全な常識と柔軟な思考をもつ自律的な社会人として活躍することのできる能力」を身に付けることに重点を置きます。そして、「専門知識を修得し、判例?学説や諸課題などを正しく理解し、個別の事象について自らの見解を提示できるようにする」力を磨きます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
◇ 授業の形式?方法 授業形式 : 講義形式による ?教科書や事前配布のレジュメ等で内容を確認のうえ受講してください。 ?授業中にresponあるいはmanabaを使用し、課題の提出や問いかけへの 対応など、受講生の授業参加を求めることがあります。 授業方法 : 「対面」を基本としつつ、zoomによる「遠隔」方式を併用する ?授業のライブ配信、授業録画の公開を行う予定です。 ?ライブ配信での受講については、responの記録上は出席でも、ライブ配信中に 提示された課題や問いかけなどに対応していない場合は欠席とみなします。 ?教員が自宅等からzoomで授業を行う可能性もあります(事前に連絡します)。 ◇ 履修上の注意 ?教室でもresponやmanabaを使用できるようにPC等をご準備ください。 ?資料配布、課題の提示?回収、講義連絡には、manabaを使用します。 ?フィードバックは、授業中の解説、manabaで講評の提示等の形式で行います。 ?個別の対応が必要な場合には、メールで教員までご連絡ください。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
◇ 提示された課題に取り組むとともに、授業の事前?事後学修にも取り組んでください。 ?事前学修〔2時間〕 テキストの該当箇所を熟読し、専門用語を確認する。 授業内容に関連する事例やニュースなどを調べ、情報整理をする。 ?事後学修〔2時間〕 テキストの該当箇所を読み返し、授業内容の全体を確認する。 授業内容に関連するニュースなどを調べ、専門用語や授業内容の理解を深める。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
◇ 授業の取り組み度 20% ?授業内あるいは授業後に、課題を提示します(responやmanabaを使用)。 ?3~4回程度、不定期実施する予定です。 ?授業で扱った専門用語の確認や授業内容の復習のための課題です。 ◇ コメントペーパー 20% ?授業内あるいは授業後に、提示されたテーマに関する自分の考えを文章にします。 ?2~3回程度、不定期実施する予定です。 ?授業内容を、身近な問題として捉え直し、異なる視点からも理解するための課題です。 ◇ 試験 60% ?学期末の試験期間に対面で実施します。 ?社会状況等に応じてレポートに変更する場合があります。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
◇ 国際法Ⅰ?Ⅲ、その他の国際関係科目、憲法その他国内法の習得にも 積極的に取り組んでください。 ◇ 国際政治など、国際社会について考える機会となる科目の学修もおすすめします。 |
||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際法に関する特定の事例、重要な判例、学説を正確に理解し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 国際法とは | 授業の進め方を説明する。また、国際法の基本事項を確認し、国際社会と国際法のあり方について理解する。 | |
2 | 国の領域 | 国の領域の範囲や主権、領域の取得方式などについて理解する。 | |
3 | 領土をめぐる問題 | 国の領土をめぐる紛争(日本の場合を含む)を取り上げ、その背景や法的論点、紛争解決の国際法について理解する。 | |
4 | 海洋法の全体像 | 海洋法の歴史を把握し、海洋に関する国際法の全体像を理解する。また、国連海洋法条約に基づく海域区分を確認する。 | |
5 | 海域ごとの法的地位 | 海域区分ごとの法制度のあり方、国の権利義務などについて、理解する。 | |
6 | 事項別の海洋法制度 | 漁業、境界画定など、海洋に関する事項別の諸問題を扱い、その背景にある社会的課題や関連する国際法規則について理解する。 | |
7 | 空の国際法 | 国の領空に関する国際法、国際民間航空に関する諸規則について理解する。 | |
8 | 宇宙の国際法 | 宇宙の国際法の発展とその背景を把握し、国際宇宙法にみる諸原則と法的課題について理解する。 | |
9 | 空間の国際法と現代的課題 | 南極と北極に関する国際法や国際社会の取り組みについて理解する。また、サイバー空間の扱いなど、現代的課題についても理解する。 | |
10 | 人と国際法 | 国家と人の関係について理解する。とくに、国籍、外国人の法的地位等について理解する。 | |
11 | 人権の国際的保障 | 人権の国際的保障について、国際法の発展や社会的背景なども含め、理解する。 | |
12 | 人権問題を通してみる社会 | 国際社会における様々な人権問題(難民など)について、国際法の観点から考察、理解を深める。 | |
13 | 犯罪に関する国際法 | 国際犯罪についての国際法の発展や法制度などについて理解する。 | |
14 | まとめ | 国際法Ⅱで扱った分野に関する国際法をあらためて確認し、国際社会の現代的課題についての考察を深める。 |