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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
哲学Ⅰ/PHILOSOPHY I |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
木島 泰三 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木島 泰三 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本科目は大学の教養教育の基礎として、思考力、判断力、行動力の向上を目指す。具体的には、「哲学」という根源的な問いの営みを、先人の探究についての学びを基本にしながら、最終的には問いを自ら引き受け、レポートの形で表現することを求める。具体的には、西洋哲学の歩みを、その都度の時代に提起された、様々な普遍的哲学的問いを考えていくという形式で進めていく。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1回目から対面で行う。進行は講義中心に進め、適宜資料を紹介していく。期末には講義内容を確認する小テストと、講義内容に関連する主題を論ずるレポートを課す。レポートに関してはmanabaの講評欄またはコメント欄を用いてコメントを返信する。小テストについても、必要に応じて同じ場でコメント等を行う場合がある。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
各回の講義内容を次回までに整理し、理解不足の点をなくしておくことを求める(必要があれば適宜質問を受け付ける)。また、まとまった資料や文献を配布した場合はその精読を求める(以上、事前と事後各2時間程度)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末確認テストと期末レポートにもとづき評価する。配分割合は確認テスト30%、期末レポート70%とする。 確認テストは講義内容の理解と参加態度(平常点)の目安とする。レポートは講義内容の理解(これも平常点の目安にする)と、内容の論理性を評価の対象とする。これにより、到達目標としての、本講義内容に関連する「現代の諸問題について、他者の意見を尊重しつつ、積極的?自主的なディスカッションができるようにする。さらに、人間と世界との関係を理性的に理解し、かつ説明できる」という能力の習得度の評価につなげる。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
テキスト、参考文献:授業時に適宜指示 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
現代の諸問題について、他者の意見を尊重しつつ、積極的?自主的なディスカッションができるようにする。さらに、人間と世界との関係を理性的に理解し、かつ説明できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 教員の自己紹介、講義内容の概観、講義の進め方や単位取得の条件などの説明 | |
2 | 世界の根源にあるものは何か?:西洋哲学の始まり | 「万物の根源は何か?」という問いから始まった初期西洋哲学の初期の自然についての考え方を学ぶ。 | |
3 | 正義とは人間の約束事にすぎないのだろうか?:ソフィストとソクラテス | 哲学的な思索の向かう先を「自然」から「人の生き方」へ向けたとされるソクラテスの「ソフィスト」たちへの批判と、その後継者であるプラトンの道徳論を学ぶ | |
4 | 世界に目的はあるか?:アテナイ期とヘレニズム期の哲学 | 中世に受け継がれるアリストテレスの「目的論的自然観」とそれにもとづく人間観を学び、その後のストア派およびエピクロス派の自然観、および人間観と比較する | |
5 | 宗教の教えと理性的な結論は一致するのか?:キリスト教思想と中世スコラ学 | 古代末期以来、西洋思想の重要な要素となったキリスト教の信仰と、合理的な世界観だと見なされていたギリシャ思想との衝突のあり方から、宗教信仰と理性的な世界認識の関係という問題を考える | |
6 | 人に自由意志はあるのだろうか?:ルネサンスと宗教改革を中心に | 中世から近代への移行期の主要な知的運動であるルネサンスと宗教改革のあり方は、エラスムスとルターの「自由意志論争」に凝縮されている。この回では彼らの論争を糸口に「自由意志」の問題について概観を学ぶ | |
7 | 近代科学と人間:デカルトと大睦合理論 | 17世紀科学革命がもたらした「機械論的自然観」を、哲学的に基礎付けたと言われるデカルトおよびそれを継ぐ大睦合理論の思想を、人間観の問題を中心に見ていく。 | |
8 | 人間の知識はどれほど確実だろうか?:ヒュームとイギリス経験論 | ホッブズやロックに端を発する「イギリス経験論」を徹底的に突き詰め、独特の懐疑論を導き出したヒュームの思想を見ていく。 | |
9 | 独断論と懐疑論をどのように乗り越えるか?:カントの超越論的観念論 | デカルトに発する大睦合理論の「独断論」と、ヒュームにおいて徹底されたイギリス経験論の「懐疑論」を共に乗り越えるカントの理論哲学を学ぶ | |
10 | 道徳の基礎をどこに求めるか?:カントとベンサム | カントは現代倫理学の1つの主流となった「義務論倫理学」の古典的代表者でもある。その倫理思想を、やはり現代倫理学の主流である功利主義の創始者ベンサムの倫理思想との比較で見ていく。 | |
11 | 生命とは何か?:19世紀の哲学 | 今回と次回は、歴史の流れを追うのではなく、「生命の問題」という大きな哲学的問題を、19世紀を中心に考察する。 | |
12 | 科学は人間をどこまで理解できるか?:20世紀以降の哲学 | 前回同様、今回は「科学的な人間像と伝統的人間像の衝突」という、大きな哲学的問題を、20世紀を中心に考察していく。 | |
13 | 心と世界の関わりをどう理解するか?:直観ポンプで学ぶ現代哲学(1) | 今回と次回はダニエル?デネット『思考の技法』で「直観ポンプ」と呼ばれている哲学的思考実験を題材に、現代哲学の問題を考察する。今回は志向性、あるいは心と世界の関わりについて哲学的に考える。 | |
14 | 意識は特別な現象だろうか?:直観ポンプで学ぶ現代哲学(2) | 前回に引き続き『思考の技法』から題材をとり、今回は「意識の謎」と呼ばれる問題を哲学的に考える。 |