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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
スペイン?ラテンアメリカ特殊研究(スペイン?ラテンアメリカの芸術文化)/SPECIAL TOPICS ON SPAIN AND LATIN AMERICA: ART AND CULTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
倉田 量介 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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倉田 量介 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では, スペインと旧植民地ラテンアメリカ(中南米スペイン語圏等)のパフォーミングアーツ(音楽?ダンス?演劇)および映像?アニメほか視聴覚メディアを扱います。相対的な集団(族)や系でくくられるエスニシティは本質にあらずですが, 欧米や日本との比較により, 背景の社会や歴史を照射します。当該地域の音楽実践はほぼダンスと不可分に様式化されてきた事実をふまえ, まず身体技法について考えます。クレオールの概念に顕著な文化混淆がキーワードとなるため, 個別の構築プロセスを追います。グローバルなポピュラー音楽市場に大きく影響したキューバを皮切りに, ジャマイカのレコード産業やサンバ?ボサノヴァで知られるブラジルに目を配り, ドキュメンタリーを参照しながら, クラブカルチャーの軌跡をたどります。他言語圏も概観し, ローカルなストリートの民俗芸能が国民文化として戦略的に広報され拡散する経緯を探ります。アートとは技巧を指し, 元々, 伝承を含意するものの, ハイカルチャーに限らず, 芸術のスタイルはサブカルチャーから流行に至るケースが多い。SNS援用などで多極化する映画界や現代美術, ガウディの国際的な商標化も取りあげます。ルーツ?土着化?創造とは何か。?表象?と呼ばれる認知の営みを柔軟に論じましょう。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
必要なレジュメなどを配布したうえで, 音声付パワーポンイントに沿って視聴覚資料を順次紹介し, サンプルの構成と選択意図をふまえて講義する。スペイン語ほかの楽曲が多くなりがちなので, 状況に応じて歌詞対訳を添える。それらに向けた各回の感想紙(小レポート)提出で授業は進められる。そのような一連の作業を人類学や社会学におけるフィールドワークの代替と位置づけることから, 感性を研ぎ澄ませた集中力が求められる。よって内容と無関係な私語やスマホ閲覧は固く禁じる。アップロード時の著作権も問われるため, 大学側からの指示がない限り、manabaやZoom配信による遠隔授業は予定しない。規格外のメール連絡は受理せず、用件があれば所定時間の前後に口頭でお願いしたい。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
輪読ではなく, 講義が軸となるため, あえて事前学修は必要ないが, 関心を抱いたジャンルや実践者については, 事後に自分自身で PV ほかコンテンツを検索するなどして, 最終レポートのテーマを絞り込み, 下準備を進めること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常授業の感想紙(小レポート)に記入されたコメント等の実績および聴講姿勢(40%)と期末レポート(60%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
一貫したテキストは決めず, 適宜, 手引きとなるドキュメント(pptxないしpdfなど)を渡す。 参考文献:授業中に紹介するが, ジャンル別の各論に関しては筆者も兼ねた以下をあげる。 石橋純編『中南米の音楽』(東京堂出版, 2010) また, 文化人類学全般のアプローチを手軽に磨くためのエッセイ集も併記しておく。 馬場淳[ほか]編『萌える人類学者』(東京外国語大学出版会, 2021) |
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到達目標 /Learning Goal |
「スペイン?ラテンアメリカ研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたってスペイン?ラテンアメリカを研究し、これに関して分析および見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス: 授業の枠組, 成績のつけ方, 導入用VTRの概説 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
2 | エスニシティと伝統に向ける民族音楽学の射程: カリブ海地域ほか汎中南米的なシンクレティズムや文化混淆 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
3 | ルーツへの語り(伝承): キューバで接合したスペイン系弦楽器とアフリカ系太鼓 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
4 | 本質主義か構築主義か: フォルクローレ(民俗)にみる身体技法とグローカル化 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
5 | 観光と世界的ブランド: 建築家ガウディおよびストリートの壁画ほか現代美術 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
6 | 主流と対象化: アイコン(イコン=聖なる構図)に象徴されうる美の複製と多声のポストモダン | 視聴覚資料に沿った講義 | |
7 | メディア(媒体)ありきの芸術たる映画: ICAIC?サウラ?エリセ?アルモドバルを越えて | 視聴覚資料に沿った講義 | |
8 | 歴史をつなげる記憶と記録: 世界を席巻するポピュラー音楽と世界で渦巻く対抗文化 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
9 | カルチュラルスタディーズとは: マスに準ずる文化産業とサルサほか市場細分化 | 視聴覚資料に沿った講義 | |
10 | 移民を黒く戯画化するブラックフェイスと自画像のブラックアトランティック: ラップ?レゲトン... | 視聴覚資料に沿った講義 | |
11 | カット&ミックスに端を発するクラブDJ 誕生: ジャマイカ由来のスカ?レゲエ?ダブ... |
視聴覚資料に沿った講義 | |
12 | 混血主義的ナショナリズム社会ブラジルの都市化とカーニバル: 里謡?サンバ?ボサノヴァ?トロピカリア | 視聴覚資料に沿った講義 | |
13 | 模倣とステレオタイプのイメージ操作: 大道芸や大衆演劇, 創られたラテン歌謡や J ポップ |
視聴覚資料に沿った講義 | |
14 | まとめ | 視聴覚資料に沿った講義 |