シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語圏の文学?文化?批評Ⅰ/LITERATURE, CULTURE AND CRITICS IN ENGLISH SPEAKING REGIONS Ⅰ |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金1/Fri 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
正岡 和恵 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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正岡 和恵 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
(学部ポリシーとの関係) 本授業は、学位授与方針にのっとり、以下の2点を目標とします。1)文学作品を通じて、イギリスの歴史と文化についての知識を習得する。2)文学作品に含まれる異質な価値観や世界観に触れることによって、自らの社会や文化について批判的に考え発信する力を身につける。 (授業の内容と目的) イギリスにおけるアングロ?サクソン時代から18世紀までの文学を、歴史的背景とともに学びます。民族と英語という言語の形成から始め、中世、ルネサンス、王政復古期からロマン派の誕生にいたるまで、歴史、文化、テキストの相互作用を考慮しつつ、それぞれの時代における代表的な作家や作品について概観します。また、いくつかの作品については代表的な批評論文を紹介します。批評論文を読むことによって、作品をより深く理解できるとともに、問題を設定し分析する応用的な能力を養うことができます。 イギリスの古典には、チョーサー、シェイクスピア、ミルトンといった巨匠がひしめいています。こうした古い時代の作家たちについて学ぶことによって、グローバル時代の教養を身につけるとともに、現代を相対化し、今の社会のありようや自分自身について考える視座を養いましょう。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は、教室での講義になります。歴史的?文化的文脈に配慮しつつ、個々の作品の抜粋を英文で読んだり、DVDなど映像資料を用いたりして、時代背景や作品世界に関する理解を深めます。毎回、講義内容を要約したレジュメを配布しますが、自分でも細かなノートを取って下さい。 リスポンス?シート、中間クイズは授業内で行うので、何日に行うかはあらかじめ告知します。 なお、質問に対する回答、リスポンスシートやレポートへの解説やコメント、中間クイズの回答等は、適宜manabaにアップします。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1. 受講生は、その週の授業で扱う作品やトピックに関して、少しでもよいので事前に調べておきましょう(1時間程度)。概念の枠組がある程度できていると講義内容が理解しやすくなりますし、また授業後は、既存の枠組が修正されたり補強されたりすることによって新しい発見も生じてきます。 2.授業後は、配布プリントを見直すとともに、自分で取ったノートを読み返してください。興味を覚えた作品や事項があれば、図書館やネットでさらに探求し、知識を深めましょう(3時間程度)。 2.授業で紹介された作品を中心に、日頃から、翻訳かできれば原文でイギリスの文学作品を読んでください。図書館に通いましょう!この授業で扱うのは、皆さんにとってあまり馴染みのない過去の作家や作品ですが、いずれも古典とみなされているもので、そのほとんどは翻訳されています。チョーサー、スペンサー、ミルトンの作品には良質の翻訳がありますし、シェイクスピアの作品は舞台や映画でも触れることができます。授業をきっかけに好奇心の触手を伸ばし、イギリス文学の古典がどのような世界なのかを発見し楽しんでください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
配分は、(1)中間クイズ40%、(2)学期末レポート40% (3) リスポンス?シート(3~4回)20% 1. 中間クイズ:授業で触れた作家、作品、時代背景、文学史の用語に関するクイズおよび簡単な記述問題に答えていただきます。シラバスにあるよう、授業時間内に行います。 2.学期末レポート:課題は後日指示します。 3.リスポンス?シート:その回の講義を振り返る質問をしますので、それに対する答えを書いていただきます。授業の最後に配布し、その場で回収します。リスポンス?シートを提出する授業がいつになるかは、あらかじめ告知します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
教科書は特に指定しませんが、英語やイギリスの歴史や文学?文化に関心のある人、英語教員を目指している人は、図書館に行ってさまざまなイギリス文学史の本を手に取ってみてください。気に入ったものを複数読むと知識が定着し、効果的に学習できます。 |
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到達目標 /Learning Goal |
文学研究のアプローチを使って、英語圏の文学?文化を鑑賞?分析し、批評できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション:イギリス文学史の誕生およびケルト時代 | 文学史にも歴史があります。文学史という概念がいつ誕生しどのように発展してきたかを解説します。またブリテン島の初期の歴史について学びます。 | 異民族の度重なる侵略が、いま私たちが「イギリス」として知る国土と「英語」という言語を形成してきました。1066年までのブリテン島の初期の歴史について調べておましょう。 |
2 | 英語の形成と『ベオウルフ』 | アングロ?サクソン族の侵略とイングランドの誕生。 | 『ベオウルフ』や古英語について調べておこう。 |
3 | 最後の侵略者 | 征服王ウィリアムによるブリテン島征服とその影響。 | 英語におけるフランス語の影響について調べておこう。 |
4 | チョーサーの世界 | チョーサーの生涯および『カンタベリー物語』をはじめとする作品群の解説。 |
『カンタベリー物語』の中の話をいくつか読んでみよう。 |
5 | アーサー王伝説の成立 | アーサー王伝説がいかにふくらんでトマス?マロリーの『アーサー王の死』に集大成されたかを辿ります。 | アーサー王物語の中のエピソードをいくつか読んでみよう。 |
6 | 国造りの書『ユートピア』 | トマス?モアの『ユートピア』と歴史的背景。 | 「ユートピア」とはそもそも何を意味するのか調べておこう。 |
7 | スペンサーとその時代 | エドマンド?スペンサーの生涯と『妖精女王』およびエリザベス一世についての関わりを学びます。 | スペンサーの生涯や作品について調べておこう。 |
8 | 中間クイズ | 中間クイズを実施します。 | いままでに配布したレジュメおよび、自分で取ったノートをよく読んで準備してきてください。 |
9 | 演劇の伝統 | エリザベス朝の演劇黄金時代がどのような演劇の伝統により準備されたかを学びます。 | イギリス土着の演劇である「道徳劇」について調べておこう。 |
10 | シェイクスピアの世界 | シェイクスピアの経歴と主な作品や批評論文の紹介。また、当時の演劇状況について学びます。 | シェイクスピアの作品を最低一つは読んでみましょう。 |
11 | 内乱の時代と聖書 | ジェイムズ1世後の内乱と共和制の時代を概観します。欽定訳聖書など、代表的な英語の聖書について学びます。 | 聖書の翻訳(英訳)の歴史について、調べておこう。 |
12 | ジョン?ミルトンー清教徒文学の巨峰 | ミルトンの伝記的事実を紹介し『失楽園』の解説をします。 | ミルトンの『失楽園』を一部でも読んでみよう。 |
13 | 新古典主義時代―-ドライデンからポープへ | ドライデンとポープの生涯と、作品の特徴について解説します。 | 「新古典主義」とはどのような意味で、どのような特徴を持っているのだろう。調べておこう。 |
14 | ロマン派の詩人たち | ワーズワス、キーツ、シェリーなど、代表的なイギリス?ロマン派の詩人と作品について歴史的背景をふまえつつ学びます。 | ワーズワスの詩を一つでも読み、その特徴について調べておこう。 |