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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際協力論/INTERNATIONAL COOPERATION |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
浦部 浩之 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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浦部 浩之 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
世界の各地では地域紛争が絶えない。また貧富の格差も一向になくならない。こうした諸問題を前に、我々はPKO(平和維持活動)やODA(政府開発援助)を軸に平和構築や経済開発?貧困緩和に取り組んできた。この2つを有機的に結びつけること、すなわち紛争中やその前後の危険な状況下で効果的な開発援助を進めていくことも今日の重要課題のひとつである。 本講義ではこれらの国際協力の基本的枠組みや具体的事例、成果や限界について学び、それを通じて国際関係を見つめる視野を涵養することを目標とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
[1] 授業形式 この授業は履修者が毎年100名を超えるため、大学(学部)から出されている指針に則り、対面形式を基本としつつ、一部にオンライン形式を組み合わせて行う。具体的には、半数を超える回(8回以上)を教室での対面形式で、それ以外の回(最大で6回)をYouTubeによる動画配信形式で実施する。いずれの形式においても講義が中心となる。 [2] レポート提出 毎回の授業で小レポートを提出してもらう(下記の「評価方法」欄も参照のこと)。対面授業の際には、manabaのresponを通じて提出してもらう(responにアクセスできる端末が手元にない場合や端末があっても手書きでのレポート作成を希望する場合は、用紙を配布するので申し出ること)。動画配信授業(任意の時間に視聴可)の際には、所定の授業日の3日後(土曜日)までに、manabaの「小テスト」欄を通じて提出してもらう。レポートのフィードバックは次の回の授業で行う。 [3] その他 対面授業の際、基本的にはZoomによる同時配信は行わない。ただし、オンライン受講者にも教室受講者とおおむね同質の講義が提供できる回には、同時配信を行うことがある。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
[事前学修] 授業の3日前(日曜日)までに、manabaに授業の形式や概要を掲示するとともに、授業で映写するスライドをPDFファイルの様式でアップロードしておく。必ず毎回、それを確認しておくこと。 [事後学修] 授業内容を発展的に理解するための自主学修課題(毎回の授業で案内する)に積極的に取り組むこと。また期末試験前には学期全体の学びを総括する一通りの復習をすること。 ※事前学修と事後学修に要する時間について 事前?事後学修を含む授業時間と単位数については文科省令「大学設置基準」第21条に定められているが、この規則はすべての大学のすべての授業に適用される標準であり、当科目に関してはこれに加えて特記することはない。 なお、事前学修と事後学修の比率は、当科目ではおおむね2対8が目安となる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業で提出してもらう計14回の小レポート(70%)、期末試験(30%)。 レポートの出題内容は、授業のポイントを簡潔にまとめてもらうものなので、これを作成することがよい復習(学んだこと、考えたことの定着)にもなるはずである。なお、レポートの一部にresponを用いた選択式の小テストが含まれることがある。 レポートの性質が上述のとおりのため、毎回の授業を欠かさずきちんと受講していればおそらくそれだけで単位認定に必要な最低得点に達するが、期末試験の受験は、単位認定上の必須条件とする(未受験の場合、単位を認定しない)。 期末試験は4択式のマークシート問題を中心に構成される。全体の理解度を確認することを目的にしているため、各回の授業からまんべんなく出題される。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
感染症に関わる状況などを慎重に見極め、期末試験を中止することがある。万一そうなった場合は、期末試験に代えて、1学期間で学びになったこと(単なる感想ではない)を400字程度で簡潔にまとめた期末レポートを提出してもらう。その際の得点比重は、計14回のレポートを90%、期末レポートを10%に調整する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際協力に関する基本的知識のうえに、国際協力に関連した事例、および国際協力の実態や新たな展開などについて分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業の概要説明 国際協力とは? |
授業の計画、および国際協力の概要について説明する。 | 「詳細情報」欄に記載のとおり(以下同じ) |
2 | 平和協力(1): 国連と平和維持活動(PKO) |
国連を中心とする平和協力の枠組みについて学ぶ。 | |
3 | 平和協力(2): 国連PKOの原則と歴史的変遷 |
平和協力の歴史的変遷と課題について学ぶ。 | |
4 | 平和協力(3): 日本による平和協力の枠組み |
日本によるPKO協力の枠組みや論点について学ぶ。 | |
5 | 紛争と平和(1): 日本のPKO参加の事例 |
紛争終結(和平合意)後に行われる日本のPKO参加の具体的事例について学ぶ。 | |
6 | 紛争と平和(2): 民族紛争と人道的介入 |
民族紛争とPKOの困難や失敗事例について学ぶ。 | |
7 | 紛争と平和(3): 平和構築と「保護する責任」 |
平和協力の新しい潮流やそれをめぐる論争について学ぶ。 | |
8 | 開発協力(1): 開発援助の歴史的変遷 |
開発援助の理念とその歴史的変遷を学ぶ。 | |
9 | 開発協力(2): 日本の政府開発援助(ODA) |
日本による政府開発援助(ODA)の理念と枠組みについて学ぶ。 | |
10 | 開発協力(3): 貧困と人間開発?SDGs |
人間開発、SDGsなどの開発協力の国際目標について学ぶ。 | |
11 | 国際協力の新しい課題(1): 国際協力の主体とNGOの役割 |
非政府組織(NGO)などのさまざまな主体による国際協力のあり方について学ぶ。 | |
12 | 国際協力の新しい課題(2): 平和協力と開発協力の融合 |
紛争下でいかに開発協力を進めていくべきかという課題について学ぶ。 | |
13 | 国際協力の新しい課題(3): 感染症問題をめぐる国際協力 |
国際公衆衛生問題をめぐる国益の衝突や国際協力体制構築の課題について学ぶ。 | |
14 | 授業の総括: 国際協力の意義?問題点?課題 |
国際協力の意義と問題点、将来の課題について考える。 |