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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(宗教学概説Ⅰ)/LANGUAGE AND THOUGHT1(INTRODUCTION TO RELIGIOUS STUDIES I) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
坪光 生雄 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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坪光 生雄 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
二〇世紀、多くの思想家が近代化の時代に宗教の辿るべき運命を否定的な仕方で描き出してきた。そこでは、社会が近代化していくにつれて「宗教」は衰退し、近い将来消滅する、もしくは私的なことがらとなって公の舞台から姿を消すと見込まれていた。しかし、人間の生の多様性がますます認識されてきた今日の世界では、そうした「世俗化論」の多くはしばしば異議を申立てられ、再考を迫られている。「宗教」とは「前近代的」なものであるという理論的前提が、現代社会の経験と齟齬をきたしているとも言えるだろう。 以上の問題意識を背景として、本講義では「世俗化」に関する宗教学?宗教社会学の諸理論を再検討する。そうするなかで「宗教」や「世俗」といった基本的な認識上の概念を反省的に捉え直す視座を獲得することを目指す。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義を基本とする。自身でノートを取るなど、主体的に講義に参加してほしい。 毎回提出してもらうミニレポートについては、翌週の授業冒頭にフィードバックを行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前:配信する資料を確認すること(2時間) 事後:各回講義内容を復習すること(2時間) その他、授業中に紹介する参考文献の中から自分の関心に近いものを選び、実際に読んでみることをおすすめする。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
成績評価は、期末レポート(70%)と各回授業終了時に課すミニレポート(30%)によって行う。ただしこのほか、任意の中間レポート課題(2000?2500字程度)の提出により、最大20%までの加点を認める。 期末レポートおよび任意レポート課題については、論理的に書かれているか、講義内容を反映しているか、独自の論点を説得的に展開できているか等の複数の要素を総合的に考慮する。剽窃等の不正行為が判明した場合には単位は認定しない。なお、各回のミニレポートについてもその記載内容に基づいて評価を行い、必ずしも出席の事実のみを考慮しない。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
授業で用いる資料は事前にmanabaで配信する。紙での資料配布は行わないので注意すること。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 宗教学の基本的な観点 | 記述の学、他者理解の学 | |
2 | 世俗化と近代化 | 大きな物語の過去と現在 | |
3 | 社会統合と宗教的なもの | コント、デュルケーム | |
4 | 近代化とキリスト教の精神 | ウェーバー | |
5 | 見えない宗教、聖なる天蓋 | ルックマン、バーガー | |
6 | 社会システムの分化と世俗化 | パーソンズ、ルーマン | |
7 | 市民宗教と公共宗教 | ベラー、カサノヴァ | |
8 | リベラルな世俗主義 | ロールズ、ローティ | |
9 | 「ポスト世俗」時代の社会理論 | ハーバーマス | |
10 | 世俗の時代を生きる | テイラー | |
11 | 非西洋からの視点 | アサド | |
12 | 国家神道と日本型政教分離 | 島薗進、他 | |
13 | 宗教概念批判の諸相 | 増澤知子、他 | |
14 | まとめ | 「宗教」と「世俗」の多様性 |