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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(環境と生命の倫理2)/LANGUAGE AND THOUGHT1(ENVIRONMENTAL AND BIOETHICS 2) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
木島 泰三 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木島 泰三 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では「応用倫理」に属する、「生命倫理」と並ぶ主要な分野としての「環境倫理」を学んでいく。環境倫理は歴史こそ浅いが、時代の要請に応じて産み出され、大いに発展中の重要な分野であり、そこでの諸問題や取り組みを広い範囲で共有することが望まれている。本講義では環境倫理の基礎知識を学び、それをもとにして現実の諸問題について思考する力を身につけると共に、判断力、表現力の向上も目指す。なお、春学期の同一教員による「ことばと思想1(環境と生命の倫理1)」の受講は必須ではないが、より深い理解のために両方を受講することを推奨する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1回目から対面で行う。進行は講義中心に進め、適宜資料を紹介していく。期末には講義内容を確認する小テストと、講義内容に関連する主題を論ずるレポートを課す。レポートに関してはmanabaの講評欄またはコメント欄を用いてコメントを返信する。小テストについても、必要に応じて同じ場でコメント等を行う場合がある。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
各回の講義内容を次回までに整理し、理解不足の点をなくしておくことを求める(必要があれば適宜質問を受け付ける)。また、まとまった資料や文献を配布した場合はその精読を求める(以上、事前と事後各2時間程度)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末確認テストと期末レポートにもとづき評価する。配分割合は確認テスト30%、期末レポート70%とする。 確認テストは講義内容の理解と参加態度(平常点)の目安とする。レポートは講義内容の理解(これも平常点の目安にする)と、内容の論理性を評価の対象とする。これにより、到達目標としての、本講義内容に関連する「21世紀型市民にふさわしい概括的な知識」および「今後の複雑な国内および国際情勢に対処しうる」ものとしての「論理的かつ創造的思考」の基盤となる、自分の思考を論理的に表現できる能力の習得度の評価につなげる。 |
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関連科目 /Related Subjects |
ことばと思想1(環境と生命の倫理1) | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 教員の自己紹介?授業の目的?授業スケジュール?評価方法等について | |
2 | 環境倫理学の概要とその背景 | 「環境倫理学」という学問分野の輪郭を紹介し、引き続き「環境問題」や「環境思想」の歴史を見ていく | |
3 | 功利主義と環境問題/義務論倫理学と環境問題(1) | 現代の規範倫理の代表である功利主義および義務論倫理学からの環境問題へのアプローチを考える | |
4 | 義務論倫理学と環境問題(2)/徳倫理学と環境問題 | 引き続き義務論倫理学と環境問題を検討し、次いで規範倫理学における第三の立場とされる徳倫理学からの環境倫理学へのアプローチを考える | |
5 | アメリカ環境保護運動の歴史(1) | 環境倫理学の発祥地であるアメリカの環境保護運動の歴史をその初期からたどる。 | |
6 | アメリカ環境保護運動の歴史(2)/環境倫理学のはじまり(2) | 引き続きアメリカの環境保護運動の歴史を、近年の「エコ?テロリズム」の動向まで視野に入れて学び、次いでレポオルドやホワイトといった創始期の環境倫理学について学ぶ | |
7 | 環境倫理学のはじまり(2) | 引き続き、ネスのディープエコロジーやキャリコットの「自然中心主義vs.人間中心主義」などの初期の環境倫理の問題設定を学ぶ | |
8 | 自然の権利と動物の権利(1) | 「自然の権利」訴訟という具体的な事例について学んだ後、それとは路線を異にする動物福祉?動物倫理という主題を「動物の権利」の概念を中心に学び、考えていく | |
9 | 自然の権利と動物の権利(2) | 引き続き動物倫理と「動物の権利」に関連する諸問題を学び、考えていく | |
10 | 生物多様性と環境倫理 | 再び環境倫理の分野に立ち戻り、「生物多様性」の問題を学び、考えていく | |
11 | 環境倫理学における世代間倫理の問題 | 環境倫理における重要な主題である「世代間倫理」の問題について学び、考えていく | |
12 | リスクと予防原則 | 環境問題における重要な主題としての「リスク」および「予防原則」について学び、倫理学的な観点から考えていく | |
13 | 環境正義と気候正義 | 「環境正義」という比較的新しくかつ重要な主題について学び、さらにそれを気候変動問題という大きな環境問題に関連づけて考えていく | |
14 | ローカルな環境倫理:食農倫理?都市環境?エコツーリズムの問題 | ともすれば見落とされがちな、ローカルな環境問題に対する環境倫理学的な取り組みについて学び、考えていく |