シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
現代社会1(東南アジアの開発と社会)/MODERN SOCIETY1(DEVELOPMENT AND SOCIETY IN SOUTHEAST ASIA) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
江藤 双恵 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
江藤 双恵 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講義目的 東南アジアの開発/発展がもたらした社会の変化について、また文化的な影響について、グローバルな視点とローカルな視点の両面から批判的に検討する。東南アジアの人々について、よその地域の他人ごとの話ではなく、さまざまな形で自分とつながる人々であることを理解し、この講義で学びを自分自身の今後の生き方を考える機会とする。 講義概要 東南アジア社会が直面する課題について、さまざまな視角から学習し、望ましい発展とは何か、また、今日のグローバルな発展/開発に対して、自分自身のとるべきスタンスを考える。また、主としてタイを事例に、1、開発/発展に関わる政府の政策、NGOsなどによるオルタナティブなアプローチについて紹介し、2、開発/発展によって生じた問題を解決するためのさまざまな福祉的アプローチについて検討する。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
原則対面で講義形式で行うが、事情に応じてオンライン化する場合もありうる。授業中に以下のような課題、すなわち文献資料や映像資料の分析、グラフなど統計資料の読み取りなどに取り組んでもらい、リフレクションとして提出してもらう。原則、最終授業では試験を行い、重要語句が理解できているか、また、自分自身の直面する状況との関連が検討できているかを評価する。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
日ごろから東南アジアに関する報道をチェックし、何がメディアで話題になっているかを理解しておく。メディアによって、その話題に対するとらえ方が異なることもあるので、そこも含めてチェックする(一日約20分×6日間)。講義中に示された参考文献と資料をヒントに、さらに関連事項を調べ、リフレクションに反映させる(授業終了後120分)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
授業中に提出された課題とリフレクションを100パーセントとして総合的に判断する。たとえば、13回分のリフレクションを各7点とし、最終回を9点とするなど、適宜配点をして評価する。提出されたリフレクションのフィードバックは各回の授業の導入で行い、個別にはmanabaを通じて行う。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 地域研究的な思考方法について | 地域研究とはどんな学問か、日本ではいつごろどのようにして成立したかを理解する。テキストにそってグローバルサウスという考え方を理解する。 | 東南アジアに関する報道に注意を払って、その内容をしっかり理解する。一つのニュースにつき、複数のメディアに当たる。テキストの序章を読んでおく。 |
2 | 東南アジアの地域的特徴 | アジアとはどのような地域か、また、東南アジアとはどのような地域か、どのような国家が属しているか。各種の定義を理解し、ヨーロッパとの関係性について知る。 |
東南アジアに関する報道に注意を払って、その内容をしっかり理解する。一つのニュースにつき、複数のメディアに当たる。 |
3 | 東南アジア地域研究の課題 | なぜ、地域研究的なアプロー地が重要なのか。それによって見えてくるもの、理解できるものは何か。これまでの見方がどのように変化するか考える。 | 地域研究的アプローチについて、配布資料を読み込んでくる。 |
4 | 東南アジア社会の多様性 | 東南アジア社会について、タイを事例に、その多様性について、人口、宗教、産業などから理解する。また、絶対君主制における王権の位置づけを知る。 | タイの概要に関する配布資料を読んでくる。 |
5 | 東南アジアにおける開発政策 | タイの経済発展の特徴について理解する。テイクオフの時期、主要輸出品目の変化など。 | 授業中に配布した資料を読んでくる。タイについての報道があればチェックし、内容を理解する。 |
6 | 東南アジアにおける開発と開発援助の問題点 | タイにおけるダム建設反対運動の事例について学び、開発の負の影響について理解する。また運動を支援する日本の環境NGOの役割を知る。 | 指定する日本のNGOのウェブサイトからタイの開発の負の影響について概要を知る。また、授業で視聴した映像を自宅でも複数回見て、授業中の説明 |
7 | オルタナティブな開発/発展思想 | 近代化論にもとづく開発の負の影響に対する対応として、タイではどのような思想が展開されたか知る。 | 授業中に示した資料を読み込んでくる。授業中に指定した文献を読んで復習する。 |
8 | オルタナティブな開発/発展の実践事例 | オルタナティブな開発に関わる実践事例を知る。 | 授業中に示した資料を読み込んでくる。授業中に指定した文献を読んで復習する。 |
9 | タイにおける開発/発展と宗教 | タイ仏教の特質について理解し、開発との関係を知る。 | 指定した資料を読む。また、授業中に見た映像をもう一度見て、開発におけるタイ仏教の位置づけについて理解を深める。 |
10 | タイにおける開発/発展と女性 | タイの開発政策の中では女性はどのように位置づけられているか、女性はどのような活動をしていその概要を知る。また女性政策の概要を知る。GGGR(グローバル?ジェンダー?ギャップ?レポート)について理解する | 授業中に示した資料を読み込んでくる。授業中に指定した文献を読んで復習する。 |
11 | タイにおける開発/発展と女性(女性の活動) | タイの家族政策について理解し、高齢化と少子化の進展との関連で検討する。 | 授業中に示した資料を読み込んでくる。授業中に指定した文献を読んで復習する。 |
12 | タイにおける開発/発展(SDG's)との関連から | タイにおけるさまざまな開発プロジェクトについて、SDGsの観点から検討する。 | SDGsについて調べてくる。日本の企業等のSDGsに関わる活動について調べる。 |
13 | タイにおける開発/発展と福祉 | 高齢化?少子化が進展するタイ社会における福祉のあり方について理解する。 | 発展途上国や中進国における高齢化の進展の特徴について検討するための下調べをし、授業中に示した資料を通じて対策を考える。 |
14 | タイにおける新型コロナ禍における福祉 | 新型コロナ禍のタイにおいて、コミュニティ福祉がどのように推進されたのか理解する。 | 東南アジアだけでなく、世界中の新型コロナ禍における各国政府の対応について調べ、どのような政策が感染の抑止に功を奏したと考えられるかまとめる。 |