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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(西洋思想史2)/LANGUAGE AND THOUGHT1(HISTORY OF WESTERN THOUGHT 2)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2023年度/2023 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
木島 泰三

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
木島 泰三 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
本科目は近代から現代までの西洋思想の流れを概観する。現代世界を支えている価値観や科学および技術は西洋世界に由来しており、それがどのような成り立ちで現代に至ったのかを知ることは、西洋とは文化も歴史も異質な地に生きる我々にとってこそ重要である。本科目はこのような観点から、近代世界の始まりを告げる「17世紀科学革命」から現代に至るまでの近現代の西洋思想史をたどり、その特色や現代の我々との関わりにも目を向ける。本科目の履修によって、近現代の西洋思想の知識を獲得する一方、思考力、判断力、表現力の向上も目指す。なお、春学期の同一教員による「言葉と思想1(西洋思想史1) 」の受講は必須ではないが、より深い理解のために両方を受講することを推奨する。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
1回目から対面で行う。進行は講義中心に進め、適宜資料を紹介していく。期末には講義内容を確認する小テストと、講義内容に関連する主題を論ずるレポートを課す。レポートに関してはmanabaの講評欄またはコメント欄を用いてコメントを返信する。小テストについても、必要に応じて同じ場でコメント等を行う場合がある。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
各回の講義内容を次回までに整理し、理解不足の点をなくしておくことを求める(必要があれば適宜質問を受け付ける)。また、まとまった資料や文献を配布した場合はその精読を求める(以上、事前と事後各2時間程度)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
特に使用しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
『西洋哲学史:近代から現代へ』
著者
/Author name
熊野純彦
出版社/URL
/Publisher
岩波新書
ISBN
/ISBN
978-4004310082
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末確認テストと期末レポートにもとづき評価する。配分割合は確認テスト30%、期末レポート70%とする。
確認テストは講義内容の理解と参加態度(平常点)の目安とする。レポートは講義内容の理解(これも平常点の目安にする)と、内容の論理性を評価の対象とする。これにより、到達目標としての、本講義内容に関連する「21世紀型市民にふさわしい概括的な知識」および「今後の複雑な国内および国際情勢に対処しうる」ものとしての「論理的かつ創造的思考」の基盤となる、自分の思考を論理的に表現できる能力の習得度の評価につなげる。
関連科目
/Related Subjects
ことばと思想1(西洋思想史1)
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:近現代西洋思想史を学ぶ意義 教員の自己紹介?授業の目的?授業スケジュール?評価方法等について
2 科学革命と機械論哲学の概要 「17世紀科学革命」の結果成立した「機械論的自然観」の概要を学ぶ
3 17世紀思想1:デカルトの思想 機械論的自然観を哲学的に基礎づけ、近代哲学の祖とされているデカルトの思想を学ぶ
4 17世紀思想2:大陸合理論の思想1 マルブランシュ、スピノザ、ライプニッツという「大陸合理論」の哲学者たちの思想を学ぶ。
5 17世紀思想3:大陸合理論の思想2/近代科学における実験的方法の成立 引き続き大陸合理論の思想を学んだ後、イギリス経験論の源流とされるベーコンの思想と、その構想の実現だと目された、17世紀半ばにおけるボイル、ニュートンらによる実験科学的方法の確立について学ぶ。
6 17世紀思想4:ホッブズとロックの思想 デカルトに抗して唯物論的な哲学を構築したホッブズの思想と、ホッブズの思想の多くを批判的に取り入れ、あるいは改訂した、イギリス経験論の創始者としてのロックの思想について学ぶ。
7 18世紀思想1:ロックの思想(承前)/バークリの物質否定論 前回に引き続きロックの思想を学んだ後、イギリス経験論の歴史の中でも特異な地位を占めるバークリの思想について、その「非物質論」を中心に学んでいく。
8 18世紀思想2:ヒュームの懐疑論と自然主義/リードのヒューム批判 イギリス経験論の立場を徹底させたヒュームの思想について学ぶ。その後ヒューム批判者としてのトマス?リードの思想を、ヒュームとリードの意外な親近性と共に見ていく。
9 18世紀思想3:イギリスの道徳思想/フランス啓蒙主義とルソーの思想/ドイツ啓蒙期の思想 18世紀イギリス思想の大きなテーマであった道徳的学の問題を概観する。続いて18世紀フランスの啓蒙主義、ルソーの思想、ドイツ啓蒙期の思想を順に学んでいく。
10 18世紀思想4:カントの哲学思想 西洋近代思想の1つの転機とされるカントの哲学思想を学ぶ。
11 19世紀思想1:19世紀ドイツの哲学 カント後のドイツ観念論からマルクスまでの流れ、およびショーペンハウアーからニーチェへの流れを順に学ぶ。
12 19世紀思想2:19世紀のイギリスとフランスの哲学 フランスにおけるスピリチュアリズムと実証主義、イギリスにおけるベンサム、ミル、スペンサーなどの主要な思想家の思想について学ぶ。
13 現代思想1:現代の大陸哲学の源流と現在 世紀をまたいで活躍したベルクソンとフッサールの思想から現代までの大睦圏の哲学思想を学ぶ。
14 現代思想2:現代英語圏の源流と現在 19世紀末のフレーゲの業績に端を発する論理実証主義の興隆から現代までの英語圏の哲学思想を学ぶ。

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