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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(地域文化)/HISTORY AND CULTURE1(REGIONAL CULTURE) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
庄司 敏子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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庄司 敏子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
◆日本における「手紙」を考える 現代ではSNSをはじめとする様々なコミュニケーションの手段が発達している。一方、古くより私たちは紙に文字を書き、それを「手紙」として相手に届けることで、目の前にいない相手とのコミュニケーションを図ってきた。この授業では、日本における「手紙」がどのように扱われてきたのか、また、それが文学作品などにどのような影響を与えてきたのかを学ぶ。主に平安時代の作品、および近代における郵便制度と手紙について考えていくこととなる。 情報伝達?意思伝達に留まらない「手紙」のあり方にまで目を向けることが目標である。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業の形式:講義、発表、ディスカッション ①講義を踏まえ、各自の調査や見解を口頭発表してもらう回がある。(受講者数によってはグループでの発表となる可能性がある) ②毎回、授業の最後にリアクションペーパーの記入?提出をしてもらう。responにて実施予定なので、あらかじめresponのアプリケーションをダウンロードし、設定を済ませておくこと。 ③リアクションペーパーのフィードバックは次回授業の最初に時間をとって行う。必要に応じてmanabaでも対応する。 ※必ずしも古典の読解ができる必要はないが、積極的に原文にも挑戦してほしい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:次回扱う作品の基礎的情報などを授業の最後に示すので、事前に確認してくること。各自、口頭発表の準備をする必要もある。(2時間程度) 事後学修:授業内で各作品について詳しく言及することはできないため、興味を持った作品を各自で読んでおく。(2時間程度) また、手紙や郵便に関連する展示や博物館を紹介するので、ぜひ足を運んでほしい。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回のリアクションペーパー(40%)、1回以上の口頭発表と最終回のレポート(60%)をもとに、AA、A、B、Cの4段階で評価する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
各回、担当者作成の資料を配布する。 参考文献は授業内で指示する。 |
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到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の進め方と口頭発表?レポートについての説明、参考資料の紹介などを行う。 | |
2 | 平安時代の手紙 | 平安時代の手紙について、道具や筆記具?作法?配達方法などの基礎的事項を学ぶ。また、『枕草子』の手紙に関する章段を読む。 | |
3 | 和歌と手紙 | 手紙として贈られた和歌を学ぶ。また、和歌をしたためた手紙がどのように贈られたのかを見ていく。 | |
4 | 日記文学と手紙①:手紙の実態 | 当時の実際の手紙の様子を、日記文学作品の記述を手掛かりとして見ていく。『蜻蛉日記』『紫式部日記』などの記事を読んでいく。 | |
5 | 日記文学と手紙②:小道具としての手紙 | 日記文学において手紙がどのように使われているのかを考える。『蜻蛉日記』『和泉式部日記』などの記事を見ていく。 | |
6 | 物語と手紙 | 『伊勢物語』などの歌物語や『源氏物語』などで手紙が扱われている場面を読み、手紙が物語にどのような効果を与えているのかを考える。 | |
7 | 報告①:平安時代の手紙と文学作品 | 平安時代の手紙と文学作品について、各自で調査?考察したことを報告してもらう。質疑の時間も設け、理解を深める。 | 報告担当者は準備をしておく(詳細は初回授業で伝える)。担当者以外の受講者は事前に問題となりそうな箇所を確認しておくこと。 |
8 | 中世の文学作品と手紙 | 『徒然草』に言及される手紙を中心に、中世の作品における手紙の様相を理解する。 | |
9 | 近世と手紙 | 江戸時代の手紙がどのように配達されていたのかを学ぶ。また、手紙と関連する文学作品を見ていく。 | |
10 | 近現代の郵便制度と手紙 | 近代日本の手紙を考えるうえで重要な郵便制度について学ぶ。有名人の手紙も紹介する。 | |
11 | 報告②:近現代の手紙 | 近代の手紙とコミュニケーションについてのシンポジウム資料を読む。担当者を決めて資料の報告をしてもらうので、それをもとに近代における手紙の役割を考える。 | 報告担当者は準備をしておく(詳細は初回授業で伝える)。担当者以外の受講者は事前に問題となりそうな箇所を確認しておくこと。 |
12 | 太宰治「トカトントン」 | 太宰治「トカトントン」を読み、書簡体で綴られた作品を味わう。また、その効果を考える。太宰の手紙についても紹介する。 | |
13 | 三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』 | 三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』などを読み、書簡体で綴られた作品を味わう。そのほかの作品にも触れ、近代小説において手紙がどのように使われたのかを学ぶ。 | |
14 | まとめとレポート | まとめとレポートの作成を行う。 |