シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化2(映画研究入門b)/HISTORY AND CULTURE2(INTRODUCTION TO FILM STUDIES B) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
常石 史子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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常石 史子 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<目的> この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す、「言語?文化?社会を理解するための専門知識」を習得した「国際的視野に立つ教養人」の育成に資するものである。 映画を見るという体験において、ただ「物語」や「メッセージ」を受け取ってよしとするのでなく、話法、技法など作品を成り立たせている形式に目を向け、論理的に作品を分析する力を養う。 具体的な作品に即して講義で学んだ内容を、別の作品に自ら応用することを課題として組み込み、論理的思考力および文章表現力を養う。 <内容> 映画館で、ディスクで、あるいは配信で映画を見るとき、人はそこに何を見ているのだろうか。物語に一喜一憂し、登場人物の心情に感情移入し、作品が発信するメッセージに心を動かされる。美しい映像を、あるいは音響を堪能するという人もあるだろう。人にそのような反応を起こさせる映画とは、それではいったいどのような形式によって成り立っているのだろうか。 この授業では、言語を用いて映画作品を分析的に論じようとする際に重要なツールとなる基礎的な概念を、画面にじっくりと向き合いながら習得する。具体的な映画作品に即して「講義篇」で学んだ内容を、「実践篇」において今度は自ら別の作品に適用してみることで、映画に限らず今後接することになるどのような映像作品においても、同様の考え方をその都度応用することができるようになるだろう。 秋学期は「撮影」「編集」「音」を中心的なテーマとし、映画技術の基礎的な概念を習得した上で、視覚?聴覚イメージを論理的に言語化する能力を養う。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※課題のために少なくとも3本の映画を授業時間外に視聴する必要があるので、そのことを十分理解して受講登録してほしい。 ※課題以外にも授業で多数の映画を紹介するので、それらについても自ら関心を持って視聴するような、意欲のある学生の受講を望む。 ※受講には、Amazon Prime Video(無償またはレンタル)を視聴できる環境が必要となる。 感染防止策を取った上で、対面授業を行う。 授業はPowerPoint等で資料を提示しながら行う。 シラバス記載の各回の学修範囲はあくまで目安であり、実際の授業の進行状況によって変動する。 資料はPDFで配布する。授業は録画し、受講者が復習に活用できるよう全員に共有する。 授業連絡や課題の提出にはmanabaを使用する。 授業時間を延長して映画を上映する場合がある。 春学期、秋学期を通して受講することを前提に構成されている。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:指定するテキストの該当部分を読んでおくこと。授業中に指示のあった作品を視聴しておくこと。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解すること。授業で学んだ内容を適用し、指定された作品を分析する小レポートを学期中3回(各1200字程度)提出する。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
3分の2以上(10回以上)の出席を評価の前提とする。 授業への参加度25%、学期あたり3回の課題レポート75%で評価する。 生成AIの使用、Webサイトなどからの典拠を示さない引き写し、課題の映画を見ずに書いていると判断される記述、複数の学生間での同一回答などが確認された場合、その時点で当学期の成績はFとなるので注意すること。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス 【講義篇】7章 ショット─撮影法 1. 写真的な映像 (1) |
授業の概要、進め方、評価方法などを把握する。 テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 写真的な映像「色調の範囲」(pp.221-226)につき理解する。 |
事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。 |
2 | 【講義篇】7章 ショット─撮影法 1. 写真的な映像 (2) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 写真的な映像「動きの速さ」「遠近関係」(pp.226-242)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。 |
3 | 【講義篇】7章 ショット─撮影法 2. フレーミング (1) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. フレーミング「大きさと形」「オンスクリーン空間とオフスクリーン空間」「アングル、水平さ、高さ、距離」(pp.242-256)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題1】の準備を進める。 |
4 | 【講義篇】7章 ショット─撮影法 2. フレーミング (2)、3. 映像の持続時間-ロング?テイク | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. フレーミング「動くフレーム」、3. 映像の持続時間-ロング?テイク(pp.256-276)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題1】の準備を進める。 |
5 | 【実践篇】【課題1】に関するグループワークおよびフィードバック | 提出した【課題1】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 | 事前学修:【課題1】を完成させる。 事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。 |
6 | 【講義篇】8章 ショットとショットの関係─編集1. 編集とは何か、2. 映画編集の次元 (1) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 編集とは何か、2. 映画編集の次元「ショットAとショットBのグラフィック上の関係」(pp.280-288)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。 |
7 | 【講義篇】8章 ショットとショットの関係─編集2. 映画編集の次元 (2) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. 映画編集の次元「ショットAとショットBのリズム上の関係」「空間的関係」「時間的関係」(pp.288-295)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。 |
8 | 【講義篇】8章 ショットとショットの関係─編集3. コンティニュイティ編集 | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、3. コンティニュイティ編集(pp.296-316)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題2】の準備を進める。 |
9 | 【講義篇】8章 ショットとショットの関係─編集 4. コンティニュイティ編集に対するオルタナティヴ | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、4. コンティニュイティ編集に対するオルタナティヴ(pp.317-326)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題2】の準備を進める。 |
10 | 【実践篇】【課題2】に関するグループワークおよびフィードバック | 提出した【課題2】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 | 事前学修:【課題2】を完成させる。 事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。 |
11 | 【講義篇】9章 映画の音 1. 音の力、2. 映画の音の基礎 | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 音の力、2. 映画の音の基礎(pp.330-342)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。 |
12 | 【講義篇】9章 映画の音 3. 音の次元 (1) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、3. 音の次元「リズム」「忠実度」(pp.342-348)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題3】の準備を進める。 |
13 | 【講義篇】9章 映画の音 3. 音の次元 (2) | テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、3. 音の次元「空間」「時間」(pp.348-358)につき理解する。 | 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。 事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題3】の準備を進める。 |
14 | 【実践篇】【課題3】に関するグループワークおよびフィードバック | 提出した【課題3】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 | 事前学修:【課題3】を完成させる。 事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。 |