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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22 |
開講科目名 /Course |
英語学研究/STUDIES IN ENGLISH LINGUISTICS |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小早川 暁 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 専攻科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小早川 暁 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「適切な問題設定をおこない、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」や「論理性と明晰性を備えた論文を執筆できる能力を身に付け」ることを目的とするものである。授業では、階層意味論について講じる下記テキスト『認知意味論の原理』を輪読する。扱う内容については授業計画詳細情報を参照のこと。 受講生は、言語学における問の立て方、説得力のある議論の進め方の他、階層意味論について学ぶことになる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は演習形式で行い、適宜レポート課題を課す。課題の提出自体は加点の対象とならないが、未提出や不十分な課題は減点の対象となる。 授業形態は、対面授業を基本とするが、その時の状況に応じて、Zoomによるライブ配信型遠隔授業、オンデマンド配信型遠隔授業を行う。(対面授業の場合、これと併せてライブ配信?録画配信を行うことはない。) 授業連絡等はmanabaによる。 履修登録者は、あらかじめ割り当てられた部分について発表すること、内容についての解説を加えることが求められる。なお、授業での発表は評価の前提であり、これ自体は加点の対象とはならない。一方で、準備不足による不十分な発表は減点の対象となる。発表の内容についての担当者からの解説を含むフィードバックは授業中になされる。 演習形式で行われる授業であるため、担当者と履修登録者の間の授業中のやり取りは必須である。 受講生は、担当者による英語学演習(認知言語学)を同時に履修すること。 履修登録を予定する者は、下記テキストを確認した上で、事前に担当者まで届け出られたい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テキストの指定された範囲(授業計画詳細情報を参照)を事前に精読することと復習をすること。予習と復習にそれぞれ2時間以上の学修を要する。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
テキストの内容の理解の程度が評価の対象となる。評価は、年度末に実施する試験ないしレポート課題(100点満点)による。ただし、授業への遅刻?欠席や課題の未提出については、学期末の試験の得点から一回あたり10点を減ずる。例えば、学期末の試験の結果が80点であっても、課題の未提出が3回あれば不合格となり、単位の取得はできない。(出席や課題の提出自体が加点の対象となることはない。)なお、試験では日本語による解答が求められる。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
担当者による英語学演習(認知言語学) | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英語学に関する文献を読み、高度な議論ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 新しい意味論を求めて | 生成論と認知論の統合という構想について理解する。 | |
2 | 階層意味論の構想 | 文の骨格的意味構造の全体像について理解する。 | |
3 | モダリティと命題内容 | 文の意味を構成するモダリティと命題内容について理解する。 | |
4 | SモダリティとDモダリティ | モダリティの下位類であるSモダリティとDモダリティについて理解する。 | |
5 | 直説法と定言的断定 | モダリティが無標の場合の命題態度について理解する。 | |
6 | モダリティと発語内効力 | モダリティと発語内効力の関係について理解する。 | |
7 | さまざまな文連結語 | 接続詞がDモダリティとして機能することを理解する。 | |
8 | 二重否定の発想と論理 | 二重否定について理解する。 | |
9 | IT分裂構文の意味構造 | 階層意味論の枠組みでIT分裂構文について理解する。 | |
10 | 文の焦点とIT分裂構文 | 文の焦点という現象のメカニズムを解明した後、IT分裂構文の性質について理解する。 | |
11 | 付加疑問文 | 付加疑問文の文法特徴について理解する。 | |
12 | 文照応の仕組み | 文照応の仕組みについて理解する。 | |
13 | 付加挿入節構文 | 付加挿入節構文について理解する。 | |
14 | 定形と非定形の文法 | 動詞の定形、非定形はいかなる意味をもつかを理解する。 | |
15 | 助動詞は本動詞である | 助動詞を本動詞とみる考え方を理解するとともに、認識用法のwillの性質を理解する。 | |
16 | 本動詞節再論 | 一般動詞と助動詞の共通性について理解する。 | |
17 | 統語論再編 | これまでの議論を踏まえた場合、統語論の全体像がどのようなものになるかを考察する。 | |
18 | 動詞句削除 | 動詞句削除の意味と形式について理解する。 | |
19 | 時間構造の統一理論 | 文の時間構造を記述するための一般理論について理解する。 | |
20 | 意味役割理論の基本構図 | 中核命題の内部構造について理解する。 | |
21 | 文法関係と意味役割 | 意味と形式の対応関係について理解する。 | |
22 | 状態と非状態を分ける | 述語を状態と非状態(過程と行為)に二分する考え方について理解する。 | |
23 | 行為と非行為を分ける | 述語を行為と非行為(状態と過程)に二分する考え方について理解する。 | |
24 | もはや行為受身はない | 能動文と受動文の相違について理解する。 | |
25 | 行為者と動作主 | 行為者と動作主を峻別する必要性について理解する。 | |
26 | ORDERの文法 | 不定詞付き対格構文について理解する。 | |
27 | 動作主と経験者 | 派生意味役割としての動作主と経験者について理解する。 | |
28 | 階層意味論からの展望 | まとめと他の理論との比較考量を行う。 |