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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語学研究/STUDIES IN ENGLISH LINGUISTICS
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
青栁 真紀子
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
青栁 真紀子 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
(春学期)
音声言語のしくみを理解するため,まず英語音声の基礎を確認し,さらに通言語的な概念や言語理論へと発展させて考察することを目指す。

英語の母音,子音,音節,強勢,リズム,イントネーションといった基礎項目を,日本語やその他言語との比較をしながら再確認し,さらにその特性を言語全般の中で捉えたり,文法(音韻,統語,意味)や獲得?習得との関わりにおいて議論する。

(秋学期)
春学期に引き続き,英語音声の特徴を解析しながら,特に,文法(音韻,統語,意味)とのインターフェースや音声獲得や習得との関連を考察する。


* この科目は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「語学?外国語教育の研究の発展に資するとともに、高度の専門性を有する職業に必要な学識?能力」を育成することを念頭におき、とりわけ、音声言語に関連して「適切な問題設定をおこない、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」を育成することを目的とする。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本科目は演習形式で行う。事前に指定される論文等の文献の精読を元に解説をし、議論を行い、事後に発展問題やミニレポートによる確認を行う。

受講生は輪読や調査の課題を通して,自ら疑問や題材を取り上げ議論することが期待される。

課題や準備した内容は授業における発表で確認し、その都度フィードバックを行う。

学部の「英語の音声」,「音声?音韻論 a, b」,またはこれらに相当する基礎,専門科目を既習の上,受講することが望ましい。

注)学部の「英語の音声」、「音声?音韻論」、またはそれに相当する基礎及び専門科目を既習の上、受講するのが望ましい。未習の場合は相談すること。


*本科目は対面授業とする。
(新型コロナ感染状況によっては、適宜、授業形態を変更する可能性がある。)
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前: 指定の文献を精読し、問題点の整理や議論の準備をする
事後: 課題(まとめ、練習問題、調査)による確認をし、各自の調査テーマに関連、発展させる。

本授業そのものの準備としては、毎週4時間程度の学修が必要になるが、自らの研究と関連する場合が多く、総合的な研究活動としては毎日数時間の学修、調査、作業が必要だと思われる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
音韻論
著者
/Author name
菅原真理子編
出版社
/Publisher
朝倉書店
ISBN
/ISBN
2014
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
日常言語に潜む音法則
著者
/Author name
田中伸一
出版社
/Publisher
開拓社
ISBN
/ISBN
2009
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
音声学?音韻論
著者
/Author name
窪薗晴夫
出版社/URL
/Publisher
くろしお
ISBN
/ISBN
1998
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
Applied English Phonology.
著者
/Author name
Yavas, M.
出版社/URL
/Publisher
Blackwell
ISBN
/ISBN
2006
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
Introducing Phonetics and Phonology
著者
/Author name
Davenport, M. & S.J. Hannah
出版社/URL
/Publisher
Arnold
ISBN
/ISBN
1998
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常点(準備、参加、課題)約50%、学期末ペーパー 約50%の総合評価とする。
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
既習要件
「英語の音声」 音声学入門(火4)
「音声?音韻論a/b」音声学中級/音韻論入門(木3)

おすすめ科目
「英語専門講読I/II」言語学の魅力的な周辺分野を探求する(火2)
到達目標
/Learning Goal
英語学に関する文献を読み、高度な議論ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 (Spring Semester)
Introduction
音声の音声的側面と音韻的側面
2 Ch 1 Phonetics セグメントとプロソディー
3 Ch 2 Phonology 音声知覚と音韻認識
4 Ch 3 English consonants 英語の子音(発展)
5 Ch 4 English vowels 英語の母音(発展)
6 Review exercises 練習問題と個別トピック
7 Ch 6 Syllables (1) Sonority, Vowel
& boundary
聞こえの階層、音節構造と母音種、音節境界
8 Ch 6 Syllables (2) Structure
and acquisition
音節構造と習得
9 Ch 7 Rhythm and intonation 等時性、文アクセントとイントネーション
10 Stress rules of English アクセントと音節構造と母音種、副アクセント
11 Rhythm features of English
Syllables and Morae
フットとリズム規則, 音節構造と言語リズム
英語の音節とモーラ, 日本語のそれら
12 Ch 8 L1/L2 phonology,
Markedness in acquisition
L1干渉、中間言語
13 L2 Speech Acquisition (PAM/PAM-L2) L2の音声知覚と音素認識 PAM
14 L2 Speech Acquisition (SLM) L2の音声知覚と音素認識(2) SLM
15 (Fall)
Functions of intonation (1)
Linguistic
言語情報、伝達情報の操作
16 Functions of intonation (2)
Para-linguistic
パラ言語情報
17 Sounds and grammar (1) Phonology 音韻表示と音声実現
18 Sounds and grammar (2) Syntax 統語構造と音声
19 Sounds and grammar (3) Semantics 意味/情報構造と音声
20 Review exercises 練習問題と個別トピックの中間発表
21 Features and natural class 弁別素性と余剰素性
22 D-Ch 8 Alterations, processes
and rules
音韻交替と規則
23 OT (1) Constraints 忠実性と有標性
24 OT (2) Acquisition 制約の順序、獲得順序と中間言語の出現
25 Phonology and phonetics (1)
Category
音声の連続性と範疇知覚
26 Phonology and phonetics (2)
Perception
L2音声知覚、知覚同化、範疇形成
27 Phonology and phonetics (3)
Production
L2音声産出、知覚との関係
28 Multi-modal perception;
Presentations
音声と他モダリティ、個別トピックの発表

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