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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22 |
開講科目名 /Course |
財政金融演習(金融論)/SEMINAR IN FINANCE AND MONETARY(MONEY AND BANKING) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
熊本 尚雄 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 演習科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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熊本 尚雄 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【研究科ポリシーとの関係】 研究科の学位授与方針(DP)と関わる能力として、経済分野における研究能力(経済社会の状況を基に、抽象的思考を通して問題を設定する能力、研究課題に関連する文献、データ等の情報を調査、収集し、仮説を設定する帰納的思考能力、設定した仮説を秩序立てて立証する演繹的思考能力、研究結果をわかりやすく説明できるコミュニケーション能力、諸課題の背後にある構造を分析し、また制約条件も考慮して現実的な解決策を見出す能力)を身に付けることを目標とする。 【授業の具体的な目的と内容】 国際金融論(国際マクロ経済学)の諸理論や分析手法を習得することを目的とする。 また、修士論文の作成に向けて、研究テーマの選定、先行研究のサーヴェイ等も行う。関連する英語論文も適宜取り上げるため、一定以上の英語力を必要とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
演習は履修者によるWalsh (2017)、Obstfeld and Rogoff (1996)等の英語テキストの輪読(履修者に分担を割 り当てて報告)によって進める。 なお、履修するにあたり、学部レベルのミクロ経済学?マクロ経済学?計量経済学の知識に加え、学部時代には馴染みの薄い動学的最適化やdynamic programing等の数学的手法が必要となるため、数学的な予備知識があることも前提とする。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
単位制に基づき、講義の理解を深めるために、各回の授業に対して少なくとも4時間程度の授業外学修時間を必要とする。 履修者は事前に割り当てられた箇所を熟読し、レジュメを作成する(2時間)。授業後はレジュメの正誤を確認するとともに、紹介する参考文献を熟読しし、理解を深化させる(2時間)。 また、この他にも輪読するに当たり必要となる数学的知識の習得に向けた自己学習を並行して行うことが肝要である。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点(60%):割り当てられた箇所の報告内容を正確に理解しているか、報告に際して作成するレジュメの内容は十分か、議論に積極的に参加しているかを評価する。 期末レポート(40%):修士論文を構成するトピックに関する体系的な理解が達成されているかを評価する。 定期試験は実施しない。 |
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備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
輪読、および修士論文を完成させるに当たり必要となる数学的知識、ならびに計量経済学の知識の習得に向けた自己学習を並行して行うことが肝要である。 授業形態は対面授業で行う。オンラインでの配信(Zoom等によるライブ配信、クラウド録画等による事後配信)は行わない。 |
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到達目標 /Learning Goal |
財政学?金融論についての修士レベルの知識をもとに問題を発見し,研究論文を作成できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | Introduction | 春学期における授業全体についての説明を行う。 | |
2 | Intertemporal Trade and the CA Balance | 2期間の小国開放モデルを理解する。 | |
3 | Dynamics of Small Open Economies | 無限期間の小国開放モデルを理解する。 | |
4 | 先行研究のサーヴェイ(1) | 関連論文を輪読する。 | |
5 | 先行研究のサーヴェイ(2) |
関連論文を輪読する。 | |
6 | 先行研究のサーヴェイ(3) | 関連論文を輪読する。 | |
7 | Exchange Rate Determination(1) | Asset Market Approachを理解する。 | |
8 | Exchange Rate Determination(2) | Monetary Approachを理解する。 | |
9 | 先行研究のサーヴェイ(1) | 関連論文を輪読する。 | |
10 | 先行研究のサーヴェイ(2) | 関連論文を輪読する。 | |
11 | 先行研究のサーヴェイ(3) | 関連論文を輪読する。 | |
12 | 先行研究のサーヴェイ(4) | 関連論文を輪読する。 | |
13 | 先行研究のサーヴェイ(5) | 関連論文を輪読する。 | |
14 | Summary and Further Discussion | 春学期の授業全体のまとめを行う。 | |
15 | Introduction | 秋学期における授業全体についての説明を行う。 | |
16 | International Macroeconomic Models(1) | 為替レート変動による経常収支の調整を理解する。 | |
17 | International Macroeconomic Models(2) | Mundell-Flemingモデルを理解する。 | |
18 | International Macroeconomic Models(3) | Dornbusch Modelを理解する。 | |
19 | 先行研究のサーヴェイ(1) | 関連論文を輪読する。 | |
20 | 先行研究のサーヴェイ(2) | 関連論文を輪読する。 | |
21 | 先行研究のサーヴェイ(3) | 関連論文を輪読する。 | |
22 | New Keynesian Monetary Model(1) | New Keynesian Monetaryモデルの基本的な設定を理解する。 | |
23 | New Keynesian Monetary Model(2) | Linearized New Keynesianモデルを理解する。 | |
24 | New Keynesian Monetary Model(3) | New Keynesianモデルを用いた金融政策の分析を理解する。 | |
25 | 先行研究のサーヴェイ(1) | 関連論文を輪読する。 | |
26 | 先行研究のサーヴェイ(2) | 関連論文を輪読する。 | |
27 | 先行研究のサーヴェイ(3) | 関連論文を輪読する。 | |
28 | Summary and Further Discussion | 春学期、秋学期の授業全体のまとめを行う。 |