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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経済理論演習(理論経済学Ⅳ)/SEMINAR IN ECONOMIC THEORY(THEORETICAL ECONOMICS Ⅳ)
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2023年度/2023 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火6/Tue 6
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
山下 裕歩
科目区分
/Course Group
大学院科目 演習科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山下 裕歩 経済学科/ECONOMICS
授業の目的?内容
/Course Objectives
本演習は動学的マクロ経済モデルを理解し、自身でも理論モデルを構築できるようになることを目的とする。そのためにまず、第1回~第4回の授業では、下記のテキスト2の巻末にある数学付論を理解することを目指す。
その上で、第5回~第23回は、テキスト1およびテキスト2の内容を詳細に検討していく。経済成長理論を包括的に学ぶことによって、様々な経済現象を首尾一貫した理論で考察する能力を獲得することが目標である。
第24回以降は比較的最近発表されたマクロ経済学に関する研究論文を読むことによって、第23回までに学んだマクロ経済理論がどのように応用?適用されているかを知ることを目的とする。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
基本的に輪読形式で行う。教科書の各回の該当箇所における論理展開および数式展開を丁寧に追っていき、自身でも理論モデルが構築できるまでに理解を深化させる必要がある。授業後に不明な点を極力残さないためには、授業時に適宜、主体性をもって質問することが肝要である。今年度は、原則として対面授業で講義を行う予定であるが新型コロナ感染症の状況次第ではzoomを利用したオンライン方式に変更する場合がある。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
各理論モデルの数式展開を丁寧に追っていくことが肝要である。2時間程度の事前学修によって講義前にどこの数式展開や論理展開が不明であるかを自己認識した上で講義にのぞみ、講義後に不明点が解消されたかを2時間程度をかけて再確認すること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『内生的経済成長論Ⅰ』 第2版
著者
/Author name
R.J. バロー、X. サラ - イ - マーティン
出版社
/Publisher
九州大学出版会
ISBN
/ISBN
978-4873789118
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
『内生的経済成長論Ⅱ』 第2版
著者
/Author name
R.J. バロー、X. サラ - イ - マーティン
出版社
/Publisher
九州大学出版会
ISBN
/ISBN
978-4873789125
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業時の発言?報告内容(100%)によって評価する。
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
経済理論についての修士レベルの知識をもとに問題を発見し,研究論文を作成できるようにする.

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 微分方程式 常微分方程式を解析的に説く方法やグラフ(位相図)によって動的構造を分析する手法を理解する。
2 静学的最適化問題 静学的な最適化問題を、制約条件なしの場合、等号制約条件がある場合、不等号制約条件がある場合に分けて理解する。
3 動学的最適化問題(1)ハミルトニアン 動学的最適化問題をハミルトニアンを用いて解く方法を学び、ハミルトニアンの経済学的意味を理解する。
4 動学的最適化問題(2)横断性条件 動学的最適化問題における終端条件や横断性条件の経済学的意味を理解する。
5 ソロー?モデル 新古典派成長モデルの基礎であるソロー?モデルを理解する。
6 ラムゼイ?モデル(1)問題の設定 貯蓄率決定において消費者の効用最大化行動を伴う動学的モデルであるラムゼイ?モデルがどのように設定されるかを理解する。
7 ラムゼイ?モデル(2)モデルの解 ラムゼイ?モデルの動的経路がどのようになるかを定常状態と移行動学に注目して理解する。
8 ラムゼイ?モデル(3)開放経済への応用 ラムゼイ?モデルを開放経済へ応用する方法を理解する。
9 ラムゼイ?モデル(4)調整費用の導入 ラムゼイ?モデルにおいて投資の調整費用が存在する場合に、結論にどのような変更がもたらされるかを理解する。
10 AKモデル 一部門内生的成長モデルであるAKモデルを学び、生産関数の変更が結論にどのような影響を与えるかを理解する。
11 政府と成長 公共財を導入したラムゼイ?モデルで政府の役割や政策効果を理解する。
12 人的資本モデル(1)モデルの基本構造 物的資本と人的資本の2つの資本蓄積で成長経路が記述される理論モデルを理解する。
13 人的資本モデル(2)内生的成長の条件 どのような条件下であれば、持続的成長が表現可能かを理解する。
14 技術進歩(1)バラエティー?モデル 最終財や中間財の種類の拡大として技術進歩が表現される内生的成長モデルを理解する。
15 技術進歩(2)クオリティー?ラダー?モデル 最終財や中間財の質の向上として技術進歩が表現される内生的成長モデルを理解する。
16 労働供給と人口(1) 新古典派成長モデルに経済主体の移住行動を導入したモデルを理解する。
17 労働供給と人口(2) OLGモデルをベースにして、出生率の合理的選択行動をモデル化する方法を理解する。
18 労働供給と人口(3) 経済主体の合理的行動における労働と余暇のトレードオフについて理解し、労働経済学の基礎的理解を得る。
19 成長会計 経済成長モデルを実証的に分析するための基礎である成長会計について理解する。
20 経済成長に関する実証分析(1)収束性 収束性の2つの概念を理解し、それらが実証的に支持されるかどうかを分析する手法を理解する。
21 経済成長に関する実証分析(2)米国の各州の収束性 米国の各州の間に収束性が存在するかどうかを理解する。
22 経済成長に関する実証分析(3)日本の都道府県の収束性 日本の都道府県の間に収束性が存在するかどうかを理解する。
23 経済成長に関する実証分析(4)成長率に関する回帰分析 経済成長率に統計的に有意な影響を与えている変数が何であるかを理解する。
24 研究論文の熟読(1)財政政策関連 財政政策に関連する研究論文を調べ、その内容を理解する。
25 研究論文の熟読(2)金融政策関連 金融政策に関連する研究論文を調べ、その内容を理解する。
26 研究論文の熟読(3)内生的成長モデル関連 内生的成長モデルに関連する研究論文を調べ、その内容を理解する。
27 研究論文の熟読(4)労働経済学関連 労働経済学に関連する研究論文を調べ、その内容を理解する。
28 研究論文の熟読(5)国際経済学関連 国際経済学に関連する研究論文を調べ、その内容を理解する。

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