シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22 |
開講科目名 /Course |
財政金融演習(財政学)/SEMINAR IN FINANCE AND MONETARY(PUBLIC FINANCE) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金1/Fri 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
野村 容康 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 演習科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
野村 容康 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
(研究科ポリシーとの関係) この授業は、経済学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)が示す「学位の裏付けとなる『能力』」のうち、とりわけ「経済社会の状況を基に、抽象的思考を通して問題を設定する能力」、「研究課題に関連する文献、データ等の情報を調査、収集し、仮説を設定する機能的思考能力」および「設定した仮説を秩序立てて立証する演繹的思考能力」を身に付けながら、修士論文の作成に向けた具体的な研究課題の設定を行うことを目指すものである。 (授業の目的?内容) 政府はどのような経済活動を行っているのか。本来どのような活動を行うべきなのか。政府の経済活動は国民経済にどのような影響を及ぼすのか。本演習では、このような財政の基本問題を念頭におきながら、主として租税?公共支出?財政政策?公債?社会保障?地方財政など受講者の選択した、それぞれの専門領域において研究を深める。春学期は財政学テキストの輪読、秋学期は修士論文作成に向けた関連論文のサーベイと報告を行う形で演習を進める。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
ジュメを用いた受講者の発表と内容に関する質疑を基本として授業を進める。 演習での討論の内容を踏まえて、改めてテキストの担当範囲ないし関連論文の概要と問題点を要約した1000字程度のレポートを次回までに提出する。学期末には、テキストの中で選択したテーマに関するより発展的な分析レポート(春学期)、修士論文に向けた先行研究のサーベイレポート(秋学期)を提出する。 提出の求められたレポートについては、原則として次回の授業時に教員によるコメントが付けられて返却されるほか、適宜manabaのレポート機能を使ってフィードバックが行われる。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業に先立って報告の要点をまとめたレジュメを作成する。春学期は受講者のテーマに沿った関連テキストの輪読、秋学期は修士論文の作成に向けた研究計画をたて、これに基づき関連する先行研究についてサーベイを行う。各学期末までに、受講者のテーマに沿ったテキスト内容に基づいた分析レポート(春学期)ならびに複数の代表的な先行研究の概要と問題点(秋学期)をまとめたレポートをそれぞれ1万字程度で作成する。 28週の授業期間のうち、22回の報告?討論について事前学習に3時間、要約レポート作成を含む事後学習に1時間の合計88時間に、各学期末の分析レポートおよびサーベイレポートの作成に必要な24時間を加えた112時間の授業外学習を最低基準とする。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
①授業への取り組み姿勢(50%)、②授業後のレポートの内容(30%)、③期末レポートの内容(20%)を考慮して評価する。①については、レジュメの内容と担当範囲の理解度に基づき評価する。②については、担当箇所の要点が過不足なく整理されているか、授業内での討論の成果が十分に反映されているか、といった点を考慮する。③については、より発展的な考察に基づき、テキストや論文の見解とは異なる視点?含意が加えられているか、といった点を重視する。 | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
財政学?金融論についての修士レベルの知識をもとに問題を発見し,研究論文を作成できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス | 本演習の概要、達成目標、修士論文のテーマの検討 | |
2 | 現代財政の歴史的地位 | 福祉国家財政の成立と展開、先進諸国の財政比較分析 | |
3 | 財政学説の展開 | 自由放任と財政学の成立、グローバル化と現代財政学の潮流 | |
4 | 日本の予算システム | 財政民主主義の成立と日本国憲法、日本の予算制度と特徴 | |
5 | 公共財の理論 | 政府支出の分析、公共選択の理論 | |
6 | 社会資本と財政 | 公共投資政策の分析 | |
7 | 社会保障と財政 | 社会保障の財源問題、社会保険方式と税方式 | |
8 | 現代の租税理論 | 租税の意義と租税原則、租税の経済効果 | |
9 | 財政赤字をめぐる諸問題 | 公債の経済効果、世代間負担、公債管理政策 | |
10 | 財政投融資の課題 | 財政投融資改革の経緯、新たな制度とその評価 | |
11 | 地方分権と政府間財政関係 | 国と地方の役割分担、分権化の意義と問題点 | |
12 | グローバル化と財政の課題 | 地球規模な解決課題と国際財政学、国際連帯税のあり方、タックスヘイブンへの対応、デジタル課税の役割 | |
13 | 財政金融政策の新展開 | グローバル経済下での財政政策と金融政策のあり方、公的支出の経済成長への波及効果、量的緩和政策の評価 | |
14 | テキストのまとめ | 春学期の演習の総括、受講者の疑問点について議論 | |
15 | 修士論文に関する研究計画の検討 | テーマの妥当性、研究の意義 | |
16 | 修士論文の研究方法の検討 | 分析方法の妥当性、データ制約等の問題 | |
17 | 修士論文の遂行可能性の吟味 | 研究スケジュールの確認、研究の具体的実行可能性の評価 | |
18 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
19 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
20 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
21 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
22 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
23 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
24 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
25 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
26 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
27 | 関連する学術論文のサーベイと報告?議論 | 報告のテーマと内容に基づく。他の研究成果との関連性、論点、問題点の整理。 | |
28 | まとめ | 秋学期の演習の総括、受講者の疑問点について議論 |