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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
交流文化論(食の文化論)/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL
開講所属
/Course Offered by
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
北野 収
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
北野 収 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
①食と農を題材にした「グローバリゼーション研究」の授業です(政治経済学、文化政治学、フードポリティクス)。
②食べ物は私達にもっとも身近で不可欠なものです。人間、家族、コミュニティに密接不可分?地域固有な存在であった「食」が、近代~現代という歴史的過程で、ナショナル化さらにはグローバル化されていく過程を考え、そこで見落とされがちな問題を考えていきます。
③一方で、現代の世界は、「飢餓と飽食」が同時に進行するという危機的な状況にあります。私たちの住む日本では、食料の大半を海外から輸入しながら、食べ物の多くを廃棄しています。耕す土地はあるのに耕す人がいないため、耕地が放棄されています。農業は危機的な状況にあります。食べ物は人に幸せをもたらす一方で、それをめぐって国と国が対立し、憎しみ合うこともあります。こうした現象の背景として、政治、経済、文化など様々な要素が複雑に絡み合っています。
④このような現状を踏まえ、「食」を手がかりに、私たちの身の回りを点検し、地球社会のことを考えます。
★CPやDPとの関係:グローバル化が進む今日の国際社会において、食と農という視点から「公正な社会の実現に向けて、世界の社会、文化、政治経済、思想」について理解し、議論する能力と姿勢を養います。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
★原則対面とする。



事前?事後学修の内容
/Before After Study
資料の通読、自分でとったノートの整理。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
シビック?アグリカルチャー:食と農を地域にとりもどす
著者
/Author name
トーマス?ライソン/北野収
出版社
/Publisher
農林統計出版
ISBN
/ISBN
978-4897322582
その他(任意)
/other
※出版社が倒産したので、コピー配布する予定。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末テスト60%(レポートに代替の可能性あり)、授業内映像ドキュメンタリーへのコメント(2回) 40%

関連科目
/Related Subjects
開発文化論
英語専門講読(フェアトレード/スローフード)
トランスナショナル文化特殊講義(グローバル開発論)
交流文化概論ⅱ
交流文化概論ⅲ
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 講義の概要 全体のガイダンス
2 食の文化を見る眼:文化とは何か 文化をめぐる本質主義(真正性)、政治性、資本主義下における商品化など、本質主義と構築主義の違いを理解する ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
3 食の地誌論(風土と食)
映像作品『人間は何を食べてきたか』 メモをとりながら映像を観ること(コメント記入15分)
4 私たちの食生活の変化:自給率問題を手がかりに 食料安全保障、戦後の日本人の品目別摂取量や自給率の推移を確認。背景には、対米関係などの外的要因とライフスタイルの変化など内的要因があることを理解する ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
課題提示(『シビック?アグリカルチャー』)合計数時間
5 遺伝資源は誰のものか(農民から国家、企業へ) 元来、世界の農民が守り育ててきた作物遺伝資源が、国家管理を経て、多国籍企業の商品と変化する歴史を概観し、そこに潜む問題点を考える(映像資料を併用) ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
メモをとりながら映像を観ること
6 マクドナルド化と食生活:合理化と脱人間 ファーストフード店で生まれた合理化のシステムが「食事」という概念を根底から変えてしまったことの意味を知る ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
7 ナショナリズムと食:伝統の形成と思い込み 日本人の主食としてのコメ、伝統的食文化としての鯨肉が実は、明治以降、あるいは戦後の近代化とのための「資源」として利用された経緯を解説。食の政治性、すなわちナショナリズムと食の関係を理解する ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
8 食卓と家族団らん:その意義をあらためて考える 食卓の家族団欒の危機が叫ばれるなか、日本の生活史をみると、この習慣は西欧から持ち込まれた外来のものであり、広範囲に普及したのは「戦後民主主義」の時代わずか30年間に過ぎないことを解説 ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
9 コーヒーのグローバルヒストリー 南北問題の象徴ともいえるコーヒーという作物の電波の歴史を概観し、植民地主義とグローバル化について考える ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
10 フェアトレード:食と社会正義、倫理的消費 コーヒーのフェアトレードの事例を参考に、食の正義論を考える ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
11 シビック?アグリカルチャー(食料主権、食の民主主義) 食料主権論、食の倫理、食と民主主義について考えるため、北米で勃興したシビック?アグリカルチャーを解説する、映像資料を併用する。 ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
メモをとりながら映像を観ること
12 イタリアのスローフード、日本の産消提携、地産地消 ローカリゼーションがもつ多面的な意義を考える ダウンロードしたレジメによる復習 30分程度
13 フランス農村でのオーガニック給食の取り組み ビデオ『未来の食卓』フランス映画(予定) メモをとりながら映像を観ること(コメント記入15分)
14 まとめ
質問への返答を含む。 事前にポルタに質問を提出する。質問書き込み15分程度

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