シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ドイツ語圏の演劇 a/AREA STUDIES IN GERMAN DRAMA a |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
三宅 舞 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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三宅 舞 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<目的> この科目は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す、ドイツ語圏の「言語?歴史?文化?社会を理解するための専門知識」を修得した「国際的視野に立つ教養人」を育成することを目的とする。 この目的のために、この講義は、ドイツ語圏の演劇に見られる特性について履修者各自が学習?考察し、またそれを自身の言葉で論述できるようになることを目指す。 <内容> ドイツ語圏の演劇は、各時代の世相に呼応しつつ身体性の表現を模索しながら社会と関わってきた。さまざまな革新的な演劇表現が、人々の身体観や共同体像を踏まえて独自の身体表現を生み出してきたといえる。本講義では、各時代の社会的背景や風潮を確認しながら、具体的な作家や演出家の作品を取り上げ、ドイツ語圏の演劇の実践とその背景にある思想の歴史を学ぶ。 本講義では、ヨーロッパ演劇の基礎となる古代ギリシア悲劇の特徴を確認したうえで、18世紀の啓蒙主義的な市民劇や古典主義演劇において演劇がどのような役割を担い、どのような演技術が目指されたかを学ぶ。そして、ワーグナーの綜合芸術論がもたらした影響を経て、20世紀初頭以降のドイツ語圏における演劇/ダンス界に登場した重要な革新的な演劇的実践の試みとそれと並行する思想を確認し、現代の日本にいる私たちがそれらからどのような価値を引き出せるかを考察する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?授業は対面で行う。ただし、特別な事情で授業に参加できなかった履修者で、事後に授業録画を視聴したい場合は、教員に申し出ること。欠席理由が正当と認められた場合、授業録画の視聴を許可する(録画を視聴し課題を提出すれば成績評価に反映する)。通常の欠席による録画視聴は原則的に認めない。 ?授業は、基本的には教員がパワーポイントや映像資料などを使用した講義形式で進めるが、必要に応じてグループワークや全体ディスカッションなど、履修者が主体的に議論に参加できる時間も設けることがある。 ?関連テクストや参考文献は適宜授業内で指示するか、manaba経由で配布する。基本的に教室内では配布しないので、各自印刷するか、ノートPCやタブレットなどで閲覧すること。 ?毎回の授業の3日後(木曜日)夜までに400字以上のコメントペーパーをmanabaで提出すること。コメントペーパーのテーマは毎回授業内で指示する。本授業の成績評価はこのコメントペーパーのみで決定するので、毎回忘れずに提出すること。コメントペーパーは返却しないが、内容によっては翌週以降の授業内でフィードバックを行う。 ?授業に関する連絡はmanaba掲示あるいは学内メールにて行う。 ?受講に向けての詳細な注意事項は初回授業で案内するので、初回授業には必ず出席すること。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前:manabaにレジュメや関連資料などが掲示されているときは、それに事前に目を通しておく。(2時間) 事後:受講後には、講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパー(400字以上)を執筆する。また、授業内で提示する参考文献や関連資料を閲覧し、自分の興味対象に関して見識を拡げるとともに考察を深めることが望ましい。(2時間) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業で課すコメントペーパーの提出回数とその内容(100%)で評価する。 なお、課題への取り組みの際に、ヒントとなる情報の収集や自分の考えを整理するためにChatGPTなど生成AIを効率的に利活用することは妨げない。ただし、最終的な回答は「自分で」考え、書くようにすること。自分で考えることをせずに生成AIが出した内容をコピーして提出したことが判明した場合は、大幅に減点するか0点とする(ウェブサイト上の情報をコピーしたことが判明した場合も同様)。 【注意事項】 ※全14回のうち(特別な理由なく)5回以上欠席をした履修者は自動的に評価を「F」とする。 ※正当な理由があって欠席し、事後に授業録画を視聴した場合でも、課題を提出しない限り加点はされない。 |
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関連科目 /Related Subjects |
秋学期開講の「ドイツ語圏の芸術?文化H(ドイツ語圏の演劇:現代の諸特徴)」と併せて履修する事が望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ドイツ語圏の演劇に関する専門的な知識、分野特有の思考?研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業の進め方および履修上の注意点についての説明、演劇の諸特徴の確認と「演劇」を論じる(≒考察する)意味について。 | 事前:シラバスに目を通す 事後:講義内容を振り返りながらコメントペーパーを執筆する(2時間) |
2 | 古代ギリシア悲劇 | 西洋演劇のルーツとしての古代ギリシア悲劇における劇場?上演形態?観客について概観しながら、西洋演劇が持つ基盤を確認する。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
3 | レッシングと啓蒙 | レッシングの市民悲劇『エミーリア?ガロッティ』を例に、啓蒙主義と当時の自然主義的な演劇表現(演技術)との関連を見ていく。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
4 | ゲーテ/シラーと古典主義的演劇 | 感情の解放を標榜する「疾風怒濤(シュトゥルム?ウント?ドラング)」の思想から脱却し古典主義へと移行したゲーテが同時期のシラーと共に構想し、ヴァイマルで実現しようとした演劇について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
5 | ワーグナー(1):オペラにおける表現とその主題 | ワーグナーがオペラにおいて用いたライトモティーフなどの表現によって目指したことや、ワーグナーのオペラにおける主題について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
6 | ワーグナー(2):綜合芸術論 | ワーグナーが古代ギリシア悲劇を理想として構想した「綜合芸術」のコンセプト、またそれが後世の芸術家?思想家に及ぼした影響について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
7 | 「生改革運動」とヘレラウという現象 | 20世紀初頭前後において人間の身体観および共同体観を大きく転換した「生改革運動」および田園都市ヘレラウという実践例について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
8 | マリー?ヴィグマンと表現ダンス | ヘレラウでの活動よりもさらに舞踊そのものの可能性を探究したマリー?ヴィグマンと「表現ダンス」というジャンルについて。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
9 | バウハウスの演劇 | 近現代のあらゆる表現形式に他大な影響を及ぼした「バウハウス」における演劇表現(特にオスカー?シュレンマーによるダンス作品)について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
10 | 「タンツ?テアター」というジャンル | クルト?ヨースらによって提唱され、ピナ?バウシュによって受け継がれた「タンツ?テアター(Tanztheater)」について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
11 | ブレヒト(1):叙事演劇 | ドイツを代表する戯曲家で演劇理論家ベルトルト?ブレヒトによる「叙事演劇」というコンセプトについて、また彼自身による実践について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
12 | ブレヒト(2):教育劇およびその他演劇美学 | ブレヒトが構想した「教育劇」という演劇のコンセプトとその作品、またそれ以外にブレヒトが後世の演劇にも多大な影響を及ぼした演劇美学について。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
13 | 東ドイツの演劇:フォルクスビューネ | 旧東ドイツにおける演劇がいかにして国の政治情勢に対する批判的視座を提供する場となりえたのか、東ベルリンに位置し、その最前線を担っていた劇場フォルクスビューネを例に見ていく。 | 事前:manabaに掲示された資料に目を通す(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |
14 | まとめ | 学期のまとめとディスカッション | 事前:これまでに学んできたことを振り返り、考察したことや疑問に思うことをまとめる(2時間) 事後:講義内容や配布資料を復習しながらコメントペーパーを執筆する。(2時間) |