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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
テクスト研究(現代社会?歴史) b/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) b
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火3/Tue 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
丸山 達也
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
丸山 達也 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的?内容
/Course Objectives
ドイツ語圏の演劇は、ただ娯楽として享受されているわけではなく、常に同時代の社会(的問題)に密接かつ積極的に関わっています。近年ではとりわけ移民?難民問題との関わりが大きな注目を集めています。2015年にはシリアから、そして2022年にはウクライナからの難民をドイツ各地の複数の劇場が積極的に受け入れました。こうした問題は、移民?難民を受け入れたら終わりではなく、むしろそこからが始まりと言えます。遠く離れた地から移り住んできたという背景が、ドイツでの彼らの人生および日々の生活にどのような影響を及ぼし得るのか。各劇場では、こうした問題を取り上げた作品も数多く制作され、日々上演されています。
秋学期には春学期に続いて、ドイツ演劇の移民問題への取り組みについて論じられた Wolfgang Scheinder 編の論集 "Theater und Migration. Herausforderungen für Kulturpolitik und Theaterpraxis." (2011) の中から、二つほど論考を取り上げて読解する予定です。(Azar Mortazavi: Über das Bekenntnis zur Uneindeutigkeit. / Nina Peters: Die Umkehrung des eigenen Blickes.)ただし、履修者の関心のあるテーマによっては同論集に収録された別の論考に変更する可能性もあります。

この授業では、外国語学部ドイツ語学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「修得された高度な語学能力を活かし、ドイツ語圏の社会?歴史の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得」すること、ならびに「ドイツ語圏の社会?歴史に関わる事柄について適切に問題を設定して論理的に論述?議論する能力を養う」ことを目的とします。
そのため、授業ではドイツ語の専門書を精読することで読解力を高めるとともに、専門的なテクストの読み方を学びます。また、文章の構造や内容について、クラスでの発表や議論を通じて、論理的に論述?議論する力を身につけます。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
?授業は原則的に対面形式で実施します。
?講読するテクストについては、manabaを通じてコピーを配布します(購入の必要なし)。また、参考資料についても、manabaに情報を掲載します。
?各回の授業では、履修する学生にそれぞれの担当箇所の文章の訳と文法説明を発表してもらいます。したがってこの授業では予習してくることが履修の前提となります。当該箇所の担当者以外の履修者も毎回予習が必要です。なお、初回授業にて担当箇所の割り振りを決定するので、履修する学生は初回授業に必ず出席してください。(ただし、履修人数によっては輪読方式を取る場合もあります。)発表については、訳の正確さよりも、きちんとテクストに取り組んでいるか(単語や文法を調べ、内容について自分なりに考えているか)に対する評価を重視します。授業は失敗を通じて学ぶ場なので、皆さん大いに失敗し、もがいて下さい。逆に正確に訳せていたとしても、AI翻訳等に頼ったもの、つまり自分の頭で考えていないものは評価対象外とします。皆さんの訳や解説をもとに、必要に応じてクラス全体で議論する時間を設けます。不明な部分についても、(自分の担当箇所以外でも)ぜひ積極的に質問して下さい。
?また、この授業では音読も重視します。これは単に個々の語の発音練習のためだけでなく、比較的複雑な文章も、音読を重ねると、徐々に文章構造を捉えやすくなるという利点があります。各回の授業では皆さんにまずテクストを音読してもらうので、毎回の準備には訳や読解に加えて、個々の発音も事前に調べておく必要があります。(というより、音読は読解において非常に助けになるので、理解が困難な部分はぜひ何度も音読してみて下さい。)
?授業後には、履修者全員にその授業で読んだ部分の訳文(事前の準備で訳したものと授業を通じて改訂した訳の2種類)を、manabaを通じて提出してもらいます。コメント(音読や文法的に苦労した部分や、内容に関するコメントなど)や質問があれば、合わせて提出してもらえれば、次回以降の授業内でフィードバックします。

※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。
(但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可)
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前:各回で読む箇所を各自必ず予習(単語の意味を調べ、文章の構造を読み解き、暫定的な訳を作成する)して下さい。発表担当者は、発表の準備をして下さい。また、各自必ず音読も練習して下さい。(2時間)

事後:授業内容に基づいて、必要に応じて事前に作成した自分の訳を修正し、manabaに提出してもらいます。(2時間)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
講読箇所をmanabaを通じて配布するので、購入の必要はありません。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
Theater und Migration. Herausforderungen für Kulturpolitik und Theaterpraxis
著者
/Author name
Wolfgang Schneider(編)
出版社/URL
/Publisher
transcript Verlag
ISBN
/ISBN
978-3-8376-1844-0
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
積極的な参加(授業内でのコメントや質問などの発言、議論への参加):20%
発表(準備の度合いと内容):30%
提出課題:50%
※ただし、課題を全て提出しても、特別な理由なく5回以上欠席した場合には自動的に評価が「F」になります。
関連科目
/Related Subjects
「テクスト研究(現代社会?歴史)a」(春学期開講)も合わせて受講することが望ましいです。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス、担当箇所の割り当て 授業の進め方や履修上の注意に関する説明、担当箇所の決定など 事前:シラバス内容を熟読すること
事後:講読テクストと担当箇所の確認
2 Über das Bekenntnis zur Uneindeutigkeit. S. 74 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
3 Über das Bekenntnis zur Uneindeutigkeit. S. 75 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
4 Über das Bekenntnis zur Uneindeutigkeit. S. 76 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
5 Über das Bekenntnis zur Uneindeutigkeit. S. 76-77 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
6 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 168 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
7 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 169 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
8 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 170 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
9 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 171 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
10 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 172 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
11 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 173 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
12 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 174 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
13 Die Umkehrung des eigenen Blickes. S. 175 テクスト講読、ディスカッション、必要に応じて映像資料の鑑賞など 事前:講読箇所の予習、発表準備(2時間)
事後:復習と訳の提出(2時間)
14 まとめ 秋学期に講読した内容に関するディスカッション 読んできたテクストの全体的な復習

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