シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(芸術?文化) b/TEXT STUDIES (GERMAN ARTS AND CULTURE) b |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
木村 佐千子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
木村 佐千子 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
音楽に関連するドイツ語の文章を読み、内容を理解しましょう。最初は少し読むにも時間がかかると思いますが、だんだん慣れていき、ドイツ語を読む楽しさも味わえるようになると思います。 春学期に扱ったロベルト?シューマン(1810~1856)を引き続き扱いますが、秋学期にはFrakturで印刷されたシューマンの手紙や評論を読んでいきます。 秋学期は、単にドイツ語の音楽文献を読むのではなく、Frakturが読めるようになることにも重点を置きます。Frakturはドイツで第2次世界大戦頃まで印刷物(新聞?雑誌等も含む)に一般に用いられた書体で、1940年代以前の資料を読むときには必ずといってよいほど出会います。比較的早く慣れて読めるようになると思います。 さらに、この授業では、AI翻訳や生成系AIを使ってドイツ語力を伸ばす方法をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。みなさんが、社会人になってからAIを使ううえでのヒントも体得していただき、問題点にも気づいて対策を考える一助としていただければと思います。また、音読や聴解も重視し、AI翻訳や生成系AIを音読やリスニングの練習に役立てる方法についてもお話しして、みなさんにも取り組んでいただきたいと考えています。 *あくまでもAIを補助手段として活用して実力を高めることに中心がありますので、最終回の試験では、電子機器を用いることは禁止します。(紙の辞書使用可) カリキュラム中では学科の専門科目に位置づけられており、ドイツ語を読むだけでなく、内容を理解し、ドイツ語圏の音楽に関する知識を深めることをも目的としています。カリキュラム?ポリシーおよび学位授与方針の「ドイツ語圏における芸術?文化の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得し、その知識を活用してドイツ語圏の芸術?文化に関わる事柄について適切に問題を設定して論理的に論述?議論する能力を養うことを目指す」に関係しています。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
履修要件:「応用ドイツ語II」または「総合ドイツ語IV」の単位を取得済みであること。 この授業は、ドイツ語学科の専門科目です。ドイツ語文を読み、内容(ドイツ語圏の芸術?文化)についての理解を深めます。 各回の授業では、学生のみなさんに音読してもらい、また訳文を提案してもらいます。自発的な発言を歓迎します(立候補がなければあてます)。音読の際には正確な読みを、和訳の際には自然な日本語にするよう心がけましょう。 授業内でFrakturで書かれた文章をお配りし、グループワークで読み解いてもらいます。自宅でさらに内容を検討し、次回の授業で内容?日本語訳の確認をするかたちで進めることを予定しています。 シューマンの書いた文章は、現代ドイツ語と違うところもありますが、ご了承ください。(解説します。) 受講者のみなさんの理解度等によっては、内容や進め方を一部変更することがあります。 AI翻訳等の音声をききます。 各回の内容に関連する音楽等の動画を鑑賞します。 授業中に集中して取り組むことと復習を重視します。 AI翻訳?生成系AI等を使う実験的な授業ですので、アンケート等へのご協力をお願いします。 『必携ドイツ文法総まとめ』と独和辞書(『独和大辞典』推奨)を毎回用意しておいてください。 ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。(但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業に向けた準備(90分) 授業の復習(60分) 自発的に練習問題集に取り組むなどして、ドイツ語の文法を確実に身につけてください。毎日ドイツ語にふれることをお勧めします。また、授業で扱った音楽作品をもう一度聴くなど、内容についての理解も深めてください。(90分) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
平常点(授業内課題、授業内での積極的発言等)50%、授業内試験(第14回授業)50%。 Frakturの解読と、ドイツ語の音楽関連文献の内容理解ができることを評価の対象とします。 授業内試験では、紙の辞書を使ってかまいませんので、授業で扱ったテクストを丸暗記する必要はありません。ドイツ語文法等のしっかりした土台のうえに文章理解を深めましょう。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
内容的に関連していますので、なるべく春学期のテクスト研究(木村担当)も履修なさってください。 専門演習(木村担当)を受講する人は、なるべくこのテクスト研究も履修してください。 音楽関連科目 ドイツ語圏の音楽(春?秋) 外国語学部総合講座(木村担当、重複履修可) 全カリ 楽典(秋) 全カリ 楽典中級(隔年開講予定) 全カリ 西洋音楽史(春?秋) 全カリ 音楽分析入門(春) |
||||||||||
備考 /Notes |
初回授業の内容から、試験範囲に入ります。 グループワークをおこないます。 ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。 (但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、芸術?文化に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 導入とレヴェルチェック | シューマンについて AI翻訳や生成系AI利用ガイダンス |
詳細情報欄参照 |
2 | Frakturについて 音楽文献の講読 |
Frakturと現代活字との比較 友人宛の1828年の手紙のFraktur解読 |
|
3 | 音楽文献の講読 |
友人宛の1828年の手紙の読解 母親宛の1828年4月の手紙のFraktur解読 |
|
4 | 音楽文献の講読 |
母親宛の1828年4月の手紙の読解 母親宛の1828年10月の手紙のFraktur解読 |
|
5 | 音楽文献の講読 |
母親宛の1828年10月の手紙の読解 母親宛の1830年7月の手紙のFraktur解読(前半) |
|
6 | 音楽文献の講読 |
母親宛の1830年7月の手紙の読解(前半) 母親宛の1830年7月の手紙のFraktur解読(後半) |
|
7 | 音楽文献の講読 |
母親宛の1830年7月の手紙の読解(後半) クララ宛の1838年の手紙のFraktur解読 |
|
8 | 音楽文献の講読 |
クララ宛の1838年の手紙の読解 ショパン評のFraktur解読(前半) |
|
9 | 音楽文献の講読 |
ショパン評の読解(前半) ショパン評のFraktur解読(後半) |
|
10 | 音楽文献の講読 |
ショパン評の読解(後半) シューベルト評のFraktur解読 |
|
11 | 音楽文献の講読 |
シューベルト評の読解 リスト評のFraktur解読 |
|
12 | 音楽文献の講読 |
リスト評の読解 メンデルスゾーン評のFraktur解読 |
|
13 | 音楽文献の講読 |
メンデルスゾーン評の読解 | |
14 | まとめ、授業内試験(対面試験) | 紙の辞書使用可(電子機器使用禁止)。初見のドイツ語文も含む総合的な問題とする予定です。 |