シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(現代社会?歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
上村 敏郎 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上村 敏郎 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業ではドイツ語の専門書を読解することで、ドイツ語文献の読み方を学ぶとともに、様々な対象に対する歴史的なアプローチ方法や歴史学的な思考方法について学び、それを通じて歴史を対象とする専門領域に関する知識を習得するとともに、その知識を活用して論理的に論述?議論する能力を身につけます。 今回は大学生向けの概説書であるVon Lier nach Brüssel: Schlüsseljahre österreichischer Geschichte (1496-1995)の中から Karl Vocelka, 1713 - Pragmatische Sanktion: Die Kontroverse zwischen Maria Theresia und Friedrich II. sowie die Modernisierung der Habsburgermonarchieを読解していく予定です。ハプスブルク君主国のマリア=テレジアが主題となります。 春学期は原則として丁寧に読むことを重視したいと思います。 「本書はオーストリアとドイツの大学並びにウィーンにあるオーストリア学術アカデミーの複数の教員による共同プロジェクトの成果である。これは様々な考察に基づいている。一方では「オーストリア史」という専門領域は、繰り返し確認されてきた総合的な歴史(中世史、近世史、現代史など)による吸収統合の試みにもかかわらず、大学教育や教員養成、学校教育の確固たる独立した単元を形成している。カリキュラムの作成の際および「オーストリア史」の空席になった教職ポストの後任確保の際に現れるように、たとえ「オーストリア史」の必要性に疑問符がついているとしても、オーストリアの教員候補者(ひいてはその生徒たち)はやはり複数の地域からなる一つのヨーロッパにおいても自分たちの祖国の歴史に立ち向かわなければならない。オーストリア史に対する世間の関心も同様に存在している。様々な専門分野(文化史、政治史、社会史、ジェンダー史など)の視点を取り入れて、この非常に複雑な歴史のあらゆる時代と空間を網羅することは、高度な専門化のために個人には長らく不可能なものだった。それ故に複数の専門家諸氏に多様な個別論文を寄稿してもらった。 オーストリア史のための(オーストリアの大学におけるオーストリア史についてのカリキュラムの調整のための)制度化されたワーキンググループは存在しない。したがって、本書は専門や組織の垣根を超えた様々な研究組織や教育組織の連係を強化していくつもりである。けれども、重点は学生、教育者、歴史に興味のある読者のために基本的な知識を伝えることにある。最新の研究に基づいた1500年から現在までのオーストリア史の概観が目的である。」(本書序文より) *この授業は、外国語学部ドイツ語学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「修得された高度な語学能力を活かし、ドイツ語圏の社会?歴史の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得」することを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
受講生には配布テクストを読解し、その日本語訳や解釈を発表してもらいます。 場合によってはテクストのテーマに関するグループディスカッションやグループ発表などをおこないます。 課題等については授業内のほか、LMSを使ってフィードバックをおこないます。 ChatGPTやDeeplなどのAIを使うことは妨げませんが、AIに使われる人間になり、思考停止になることは避けてほしいと思っています。 テクストをどのように理解したのか、なぜそう理解できるのかを単語の意味や文法知識を使って自分の言葉で説明できるようにしましょう。 授業は原則として対面授業でおこないます。 manabaを使用して授業に関する連絡、資料配付いたします。 初回授業で授業の進行方法について説明します。受講予定者は必ず出席すること。 ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。 (但し、既習クラスおよび未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業中に配布するドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行います。 今回のテキストは18世紀の歴史と深く関わっていますので、ヨーロッパの歴史についてあまり知識がない場合は、まずは世界史の教科書でオーストリアとプロイセンについて調べてみましょう。 本文中にでてくる用語については図書館1階にある『ハプスブルク事典』で調べるとより楽しめるでしょう。 参考文献2『マリア?テレジアとハプスブルク帝国: 複合君主政国家の光と影』および参考文献3『ハプスブルク史』を読んでおくことも事前知識の習得につながります。 2単位の科目を修得するためには、事前?事後学修に総計4時間の授業外学修をするように文部科学省から指導されています。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
通常授業内のアクティビティ(テクストの予習や復習、テーマに基づく発表)60%、授業内の最終確認テスト40% *課題は、manabaおよびGoogle Formsを使用いたします。 評価は単純にドイツ語を理解しているかどうかだけではなく、テクストの内容を理解しているか、内容について考察できているかが重要な指標となります。 |
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関連科目 /Related Subjects |
ハプスブルク君主国というテーマは、ドイツ語圏の歴史?現代社会F(ハプスブルク史)、専門演習(上村)と共通しており、あわせて履修することで、CPに沿った形で歴史に関する専門能力を伸ばすことができます。 | ||||||||||
備考 /Notes |
テクストは初回授業でコピーを配布します。 このシラバスはあくまでも予定です。講読テクストおよび授業の進行方法については初回授業で改めて説明します。 |
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到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクションとレクチャー | 授業テキストの紹介とテーマ説明 テーマやテクストに関する背景知識を確認する |
授業テーマの趣旨を確認する。 授業の中での自分の目標を定める テーマに関連する文献を読んでおく。 講義を聞いて考えたことを言語化してまとめておく。 |
2 | 日本語文献の講読と発表 | テーマに関する日本語の文献を読むことで、テーマに関する理解を深める | 配布された日本語テクストを読解し、テーマについて考察する。 授業内で確認した内容をふまえてドイツ語のテクストの予習を開始する。 |
3 | ドイツ語テクストの講読 | 1. Politische Grundkonstellationen des 18. Jahrhunderts | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
4 | ドイツ語テクストの講読 | 2. Die Kriege mit dem Osmanischen Reich | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
5 | ドイツ語テクストの講読 | 3. Der Spanische Erbfolgekrieg (1701-1714)前半 |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
6 | ドイツ語テクストの講読 | 3. Der Spanische Erbfolgekrieg (1701-1714)後半 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
7 | ドイツ語テクストの講読 | 4. Die Pragmatische Sanktion - Vorgeschichte und Folgen 前半 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
8 | ドイツ語テクストの講読 | 4. Die Pragmatische Sanktion - Vorgeschichte und Folgen 後半 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
9 | ドイツ語テクストの講読+ディスカッション | 5. Das Ende der Althabsburger und der Österreichische Erbfolgekrieg | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 また、ディスカッションで得られた論点などを確認する。 |
10 | ドイツ語テクストの講読 | 6. Maria Theresia und die Aufklärung | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
11 | ドイツ語テクストの講読 | 7. Die Reformen Maria Theresias 7.1 Die Reformen des aufgeklärten Absolutismus |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
12 | ドイツ語テクストの講読 | 7.2 Staats- und Verwaltungsreform 7.3 Schulreformen |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
13 | グループ発表+ディスカッション | 8. Die Erinnerungskultur an Maria Theresia | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
14 | まとめと確認 | 全体のまとめと復習および確認小テスト | これまで読んだテクストの内容を復習し、全体を振りかえる。 |