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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(現代社会?歴史) b/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) b |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
上村 敏郎 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上村 敏郎 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業ではドイツ語の専門書を読解することで、ドイツ語文献の読み方を学ぶとともに、様々な対象に対する歴史的なアプローチ方法や歴史学的な思考方法について学び、歴史を対象とする専門領域に関する知識を習得するとともに、その知識を活用して論理的に論述?議論する能力を身につけます。 今回はピーター?ジャドソン(Pieter M. Judson)の通史(原著は英語、独訳版)の中から主に「第3章 矛盾の帝国、1815-1848」Ein Reich der Widersprüche, 1815-1848を読んでいきます。ジャドソンの通史はハプスブルク君主国を扱った最新の通史の1つであり、論争的なものでもあります。第3章第1節を読了後は、各自の関心に応じたハプスブルク史の論文を講読する予定です。 「 18世紀にハプスブルク家出身の統治者たちは、自分たちの支配する異なる領土の寄せ集めを中央集権化され、統一された制度の管理下に置こうとした。このような領土の多くは、独自の法律によって機能し、独自の制度や行政的伝統を持っていた。中央集権化と統一化は、大国の地位を獲得し、多くの敵の軍事攻撃に耐えうるために、新しい帝国にとって決定的な意味を持っていた。しかし、同時に、ハプスブルク国はその時代に形成された多くのヨーロッパ諸国と同様に、国内に属する様々な諸民族の個人的あるいは集合的な利害を帝国の利害と結びつけるきっかけを与えることで、彼らの間に連帯感を呼び覚ました。 本書は18世紀に皇后マリア?テレージアとその後の息子たちヨーゼフ2世とレーオポルト2世がきっかけとなった様々な行政的、制度的実験の描写で始まる。このような実験は、農民に対する賦役の削減から貴族への納税義務の導入まで帝国に多くの地域で農民の側からの持続的な支援をもたらした2つの刷新を提供した。後半の章は上記の統治者の後継者たちによって準備された国家形成の戦略を理解する。そこでは1850年代のリベラル絶対主義の導入、1848年ならびに1870年代の憲法改定、1867年のオーストリア=ハンガリー協定、いわゆる「アウスグライヒ」、1900年以後の他の国民とのアウスグライヒの試み、1907年のツィスライタニアにおける男性普通選挙権の承諾そして1919年10月の連邦化が問題となる。終章のテーマは1919年および1920年の後継国家によるハプスブルク時代の法の継承と実践である。」(序章より抜粋) *この授業は、外国語学部ドイツ語学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「修得された高度な語学能力を活かし、ドイツ語圏の社会?歴史の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得」することを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
受講生には配布テクストを読解し、その日本語訳や解釈を発表してもらいます。場合によってはテクストのテーマに関するグループディスカッションやグループ発表などをおこないます。 課題については授業内の他、LMS等を用いてフィードバックいたします。 ChatGPTやDeeplなどのAIを使うことは妨げませんが、AIに使われる人間になり、思考停止になることは避けてほしいと思っています。 テクストをどのように理解したのか、なぜそう理解できるのかを単語の意味や文法知識を使って自分の言葉で説明できるようにしましょう。 *授業は大学の方針に従い、原則として対面授業でおこないます。 manabaを使用して授業に関する連絡、資料配付いたします。 初回授業で授業の進行方法について説明します。受講予定者は必ず出席すること。 ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。(但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業中に配布するドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行います。 世界史の知識がない場合は、世界史の教科書や資料集を読み直してみましょう。 参考文献2にあげているとおり、日本語の書評があるので、事前に読んでおくといいでしょう。 参考文献3『ハプスブルク史』を読んでおくことも事前知識の習得につながります。 場合によっては『ハプスブルク事典』をあわせて参照してみるといいでしょう。 2単位の科目を修得するためには、事前?事後学修に総計4時間の授業外学修をするように文部科学省から指導されています。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
通常授業内のアクティビティ(テクストの予習や復習、テーマに基づく発表)60%、授業内の最終確認テスト40% *課題は、manabaおよびGoogle Formsを使用いたします。 |
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関連科目 /Related Subjects |
ハプスブルク君主国というテーマは、ドイツ語圏の歴史b、専門演習(上村)と共通しており、あわせて履修することで、CPに沿った形で歴史に関する専門能力を伸ばすことができます。 | ||||||||||
備考 /Notes |
テクストは初回授業でコピーを配布します。 このシラバスはあくまでも予定です。講読テクストおよび授業の進行方法については初回授業で改めて説明します。 |
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到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 授業テキストの紹介とテーマ説明 | 授業テーマの趣旨を確認する。 授業の中での自分の目標を定める |
2 | レクチャー:ハプスブルク君主国の歴史と第2章までの内容について | テーマやテクストに関する背景知識を確認する | テーマに関連する文献を読んでおく。 講義を聞いて考えたことを言語化してまとめておく。 |
3 | ドイツ語テクストの講読 (第3章) |
S. 139-141 |
配布された日本語テクストを読解し、テーマについて考察する。 授業内で確認した内容をふまえてドイツ語のテクストの予習を開始する。 |
4 | ドイツ語テクストの講読 (第3章) |
S. 141-142 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
5 | ドイツ語テクストの講読 (第3章第1節) |
Starker Staat, schwacher Staat S. 142-144 |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
6 | ドイツ語テクストの講読 (第3章第1節) |
Starker Staat, schwacher Staat S. 144-145 |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
7 | ドイツ語テクストの講読 (第3章第1節) |
Starker Staat, schwacher Staat S. 145-147 |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
8 | ドイツ語テクストの講読 (第3章第1節) |
Starker Staat, schwacher Staat S. 147-148 |
これまでの内容を復習し、発表の準備をする。 また、事後、ディスカッションで得られた論点などを確認する。 |
9 | ドイツ語テクストの講読 (第3章第1節) |
Starker Staat, schwacher Staat S. 148-150 Von Opposition zu offener Rebellion |
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
10 | 論文講読発表 | 参加者の関心に応じた論文を輪読発表する。 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
11 | 論文講読発表 | 参加者の関心に応じた論文を輪読発表する。 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
12 | 論文講読発表 | 参加者の関心に応じた論文を輪読発表する。 | ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。 |
13 | グループディスカッション | これまで読んできた内容についてグループディスカッションを通じて理解を深める | これまでの内容を復習し、発表の準備をする。 また、事後、ディスカッションで得られた論点などを確認する。 |
14 | まとめと確認 | 全体のまとめと復習および確認小テスト | これまで読んだテクストの内容を復習し、全体を振りかえる。 |