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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ドイツ語圏の歴史?現代社会D(現代史概論)/GERMAN HISTORY AND CONTEMPORARY SOCIETY D |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
伊豆田 俊輔 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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伊豆田 俊輔 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
20世紀ドイツの歴史は、現在の日本にとって比較の対象であり、「アクチュアル」なテーマです。「なぜ民主的なヴァイマル共和国はヒトラー独裁にとって代わったのか」、「ホロコースト(ユダヤ人の大量殺戮)はどうして起きたのか」、「なぜ第二次世界大戦の西ドイツ(連邦共和国)は、ヴァイマル時代と異なり、長期的に安定した民主主義を築くことができたのか?」「ドイツではなぜ環境保護政党が政権与党になるほど強くなったのか」「もう一つのドイツ国家の東ドイツはどんな社会体制で、なぜ崩壊したのか」などの問いにあふれています。 この授業は、およそ1914年から2000年代までのドイツ語圏の歴史を扱います。基礎的な事実を抑えるとともに、授業では毎回史料やデータ(資料)を利用し、「その資料が何を指し示しており、私たちはそこから何を読み解くことができるのか」をともに考えていきます。 【カリキュラムポリシー(CP)、ディプロマポリシー(DP)との関係が気になる方へ】この授業では―CPが定める「専門教育」の部分と対応していますー参加者がドイツ語圏 に関わる 様々な社会的?文化的現象について学び、それを論理的かつ独自の視点から説得的に論述? 議 論する能力を身に付けるための基礎的な力を養うことを目指します。また、参加者はこうしてドイツとEUの政治と社会について学ぶことを通じて、DPが定める「異文化理解を深め、主にドイツ語圏を対象とする概括的な人文的教養?倫理観を獲得し、国際的な市民としての社会的責任を果たす能力」を養成することも目標としています。さらに、これらの記述は、新旧のCP、DPどちらにも共通している部分、新カリキュラムについては「リベラルアーツコース」「プロジェクトコース」どちらにも共通する内容です。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教室における対面授業方式を基本とする。 毎回の講義でレジュメを教室で配布します。その後オンライン(manaba)で受講生に配信予定。授業後、各受講生はresponで指定された部分にコメントを記入することが求められます。毎回課題は授業冒頭で説明します。(授業翌日の23:55締め切りを予定)。受講生が提出した任意の質問事項については翌週の授業の冒頭、担当教員が必ず回答します(フィードバックの実施)。なお、録画はしませんので、コメントを書くには教室で話を聞いている必要があります。 この回答に生成系AIを参照することは禁止しません。しかし、AI回答とまったく(あるいはほとんど)同じ回答は、点数が0点になります。参考にすることは問題ありませんが、その場合でも、自分なりの視点や授業内での内容に言及し、AIの内容とは同じにならないようにしてください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:受講生には、高校世界史教科書あるいは参考書を紐解き、次回の授業内容に該当する箇所を熟読し、あらかじめ基本的な知識の確認につとめることが求められます(週2時間)。 事後学修:受講生には、授業後、『図説ドイツの歴史』の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマに対する理解を深めることが求められます(週2時間)。さらに余裕があれば、参考文献に記したヴィンクラー『自由と統一への長い道』、トニー?ジャット『ヨーロッパ戦後史』にチャレンジしてください。。加えて、各回の授業レジュメに記載された参考文献一覧の中から関連文献を読みすすめ、授業テーマについての理解をさらに深めるための自習が推奨されます。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回授業後、受講生はresponを経由してコメントを送る。このコメントの点数=30%、 期末テスト=70% 以上を合計して総合的に成績を出す。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
課題締め切りの最終的な日程は変化することがあります。初回授業に参加して説明をよく聞いてください。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
ドイツ語圏の歴史?現代社会に関する概論的な知識、分野特有の思考?研究方法の基礎を修得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 秋学期の授業概要?評価方法について説明する。第二次世界大戦が遺したインパクトを、物質的な損害の大きさ、難民問題を中心に理解する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
2 | ドイツ帝国と第一次世界大戦 | なぜ第一次世界大戦がはじまり、なぜ長期化し、これがドイツ帝国の崩壊=ドイツ革命にどのような影響を与えたのか、おおよそ理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
3 | ヴァイマル共和国 | なぜヒトラー政権が誕生したのか、説明できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
4 | ナチドイツ①戦争までのヒトラー政権の内政と外交 | ヒトラー政権がいかなる方法で国民を統合し、他方でマイノリティーの排除が進められたのかを理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
5 | ナチドイツ②第二次世界大戦とホロコースト | ホロコーストがなぜ、どのように行われたのかを、おおよそ理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
6 | 敗戦から二つのドイツの建国へ | 4か国占領下にあったドイツでいかにして二つの分断国家が生まれたのか、冷戦という観点から説明できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
7 | 1950年代の東西ドイツ | 1950年代東西ドイツ政治?社会の基本的な構造を理解できるようになる。 | 次回のテストに向けてこれまでのプリント、参考文献を熟読する。分からない部分があれば授業中に質問ができるように準備する。2時間 |
8 | 1960年代の東西ドイツ | 1960年代の東西ドイツの社会変容をおおよそ理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
9 | 1970年代の東西ドイツーブラント外交を中心に | 60年代末から講義を始める。西ドイツのブラント政権の掲げた東方外交とは何かを理解し、冷戦下の東西宥和が何をもたらしたのかを理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
10 | 1980年代の東西ドイツ | 1980年代の東西ドイツについて、(政治的対立という)現状維持という側面と、(経済における)相互依存関係の深化という面から理解できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
11 | 1989年:東ドイツの崩壊 | 東ドイツの崩壊を、「市民社会」、内部崩壊、ゴルバチョフ?ファクターという三点から複眼的に説明できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
12 | 1990年:ドイツ統一 | 東西ドイツ統一時のプロセスを検証し、なぜ現在の統一ドイツが「拡大版西ドイツになったのか」を説明できるようになる。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |
13 | 統一ドイツ(1)1990~2000年:トランスフォーメーションの時代(旧東ドイツ地域の統合) | 東西ドイツ統合後10年間はいかなる時代であったのかを、主として旧東ドイツ市民の経験に即して検討する。 | 次回のテストに向けてこれまでのプリント、参考文献を熟読する。分からない部分があれば授業中に質問ができるように準備する。2時間 |
14 | 統一ドイツ(2)2000年~2020年:シュレーダー政権からメルケル政権へ | シュレーダー政権、メルケル政権の時代のドイツの特徴を、1)外交政策の変化、2)想起政策と賠償問題、3)国籍論争の観点から概観を得る。 | 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間) |