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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
コミュニケーション論/COMMUNICATION STUDIES
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
柿田 秀樹
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
柿田 秀樹 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
 コミュニケーション学は古代ギリシアのレトリック研究に起源を持ちます。本講義では、20世紀以降折々の思想に影響を受けて変容してきた様々な現代レトリック論を理論家ごとに学んでいきます。そして、それぞれの理論家がひも解く、コミュニケーションや言葉、レトリックとは何かを理解することを目的とします。
 ギリシア時代に弁論術として開花したレトリック理論ですが、その対象範囲は弁論のような音声記号だけにとどまることはなく、様々な文化や技術変容に伴い、20世紀以降は視覚や身体的触覚なども射程にいれ、今日では我々と世界を媒介するメディア論として更なる展開が進行しています。
 このような現代の文化的影響も射程に入れつつ、コミュニケーションとは何か、文化とは何か、メディアとは何かを批判的に考察した、20世紀に台頭した構造主義以降の思想をコミュニケーション論として講義します。この批判理論と抽象概念の学習によって、現代の世界で実践されるコミュニケーションにまつわる複雑な社会?文化状況を改めて識別していくことが求められます。

 本授業は、英語学科の学位授与方針(DP)や教育課程の編成?実施の方針(CP)が示す「メディア?コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する」ことの中でも、とりわけ視覚コミュニケーション理論に関する思考?理解力を高めることを目的としています。 
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 講義1週間前に、講義教材のテクストを含んだ「講義」ファイルをPorta IIで配布します。講義には配布されたテクストを(字面をなぞるのではなく)熟読した上で出席すること。テクストの熟読なしで授業に出席しても、講義内容への理解には全く繋がりません。確実に授業前にテクストの熟読を終わらせてください。
 テクストの中で、絵画や映画を分析していきます。講義ファイルの冒頭に、その週に課題として何を見るかの指示があります。各自で講義を事前に読む前に、その週に分析される絵画を閲覧、もしくは映画をスクリーニングすること。絵画や映画等の題材を見ることなく講義を読んでも、講義内容は全く理解できないので、こちらの作業は、確実に講義テクストを読む事前に行ってください。
 毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートが課されます。設問に答えて、指定されたサイトで提出してください。教材に関する問いを出すので、その解答を授業から2日以内(授業翌々日の24時迄)にファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。こちらの課題提出は、出席も兼ねていますので、欠席の場合その週の点数は0点となります。提出が1度でもされないと、それだけで大幅に点数が減りますので重々注意してください。
 授業では、講義テクストの内容の主要な点や主題につながる題材の分析を主に行います。授業内の分析では、講義テクストを含む講義全体で構成される議論の根拠を示します。講義テクストを授業でそのまま繰り返すわけではありませんので、授業内での分析をもとに、授業後に講義テクストを再読し、講義全体の議論を確実に理解するようにしてください。各自が授業で提示された分析から講義全体を構築し直すこと、その際に講義テクストを綿密に読み直すことが必須です。尚、学期中に講義内で複数回の出席もとる予定です。そちらの出席をしていない場合には大幅な減点となります。ご注意ください。又、許可が与えられる迄は、講義中に(スマートフォンやタブレット等の)電子機器の使用は一切できません。ノート等の紙媒体で必ずメモをとるようにしてください。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。事前配布する講義テクストを読んで授業に出席して、講義後に課題の設問に答えてください。

2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、指定されたサイトを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。

3)映像や絵画などの視覚メディアの批評も学習する授業ですので、課題となる絵画の閲覧や映画のスクリーニングが必須となります。基本的に映画自体は著作権上の問題で配布できないので、各自で準備し、講義テクストを読む前に全て観ておくようにしてください。

4)授業の時間に加えて、事前に最低1時間、事後に最低2時間程度(週によっては、事前に2時間、事後に1時間程度)の学習が必要となります。次回の講義で課題となる絵画や映画を閲覧し、図書館で講義される予定の専門用語や抽象概念の意味等を諸文献できちんと調べて理解し準備した上で授業に臨んでください。授業後は講義テクストを読み直し、各自で必ず復習してください。その上で、課題の設問の解答を提出して下さい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
配布する「講義」ファイルの中に、テキスト?教材が含まれます。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
授業で適宜紹介します。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 授業の学期最終日にまとめの課題(20%)を行う予定です。毎回の小テストの課題(80%)とまとめの課題の結果を合わせて、出欠状況も鑑みて総合的に評価します。
 課題未提出の欠席は課題の平均点を著しく下げますので、全て提出してください。

 又、講義内で複数回の出席をとる予定です。そちらの出席をしていない場合には大幅な減点となり、単位取得が極めて難しくなりますので、ご注意ください。
関連科目
/Related Subjects
視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論
備考
/Notes
 課題提出の際の技術的なトラブルについては、担当者は対応できないため、お応えできません。また、提出の個別確認もできませんので、よろしくご理解のほど、お願いいたします。技術的なことで困ったら、大学のヘルプデスクに相談してください。

 使用が許可される迄は、(スマートフォンやタブレット等の)電子機器は、講義中一切使用できません。紙媒体で必ずノートをとるようにしてください。
到達目標
/Learning Goal
コミュニケーション研究に関する諸理論を習得し、分析を行い、コミュニケーション現象を批判的に読み解くことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション/フェルディナン?ド?ソシュールと記号論−言語論的転回 授業に関する概説と指示、そして主題に関する講義 講義を復習し課題を提出して、ソシュールに関するパッセージと「フェルディナン?ド?ソシュールと記号論」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
2 フェルディナン?ド?ソシュールと記号論 文化的な力を析出する記号論のアプローチと現代コミュニケーション理論について 授業を復習し課題を提出して、ハイデガーに関するパッセージと「ハイデガーと存在論ーー世界ー内ー存在としての人間」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
3 ハイデガーと存在論ーー世界ー内ー存在としての人間 世人と非本来的生き方について 授業を復習し課題を提出して、ハイデガーに関するパッセージと「ハイデガーと存在論ーー言語の中から生起する現存在」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
4 ハイデガーと存在論ーー言語の中から生起する現存在 現存在と投企について 授業を復習し課題を提出して、「アメリカ独立宣言」と言語行為論批判に関するパッセージ、そして「言語の行為論」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
5 言語の行為論 オースティンの言語行為論とデリダによる批判について 授業を復習し課題を提出して、物に関する絵画を閲覧した上で、「物と記号の批判ーーゴッホとマグリット」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
6 物と記号の批判ーーゴッホとマグリット 存在論と精神分析について 授業を復習し課題を提出して、物に関する絵画を閲覧した上で、「物と記号の批判ーーアンディ?ウォホール」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
7 物と記号の批判ーーアンディ?ウォホール 記号論への新たな展開について 授業を復習し課題を提出して、精神分析に関するパッセージと「精神分析とレトリックーーフロイト」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
8 精神分析とレトリックーーフロイト 無意識が問いなおす本来のコミュニケーションの問題について 授業を復習し課題を提出して、精神分析に関するパッセージと「精神分析とレトリックーーフロイトからラカン、ケネス?バークへ」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
9 精神分析とレトリックーーフロイトからラカン、ケネス?バークへ 欲望の問題とシニフィアンについて 授業を復習し課題を提出して、講義に関する絵画を閲覧した上で、フーコーに関するパッセージと「ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー『言葉と物』」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
10 ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー『言葉と物』 エピステーメーと表象について 授業を復習し課題を提出して、絵画を閲覧した上で、フーコーに関するパッセージと「ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー古典主義と近代の断絶」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
11 ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー古典主義と近代の断絶 古典主義から近代へのエピステーメーの変遷について 授業を復習し課題を提出して、講義に関する絵画を閲覧した上で、フーコーに関するパッセージと「ミシェル?フーコーの権力論ーー『監獄の誕生』」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
12 ミシェル?フーコーの権力論ーー『監獄の誕生』 近代の権力とパノプティコンについて 授業を復習し課題を提出して、講義に関する絵画を閲覧した上で、フーコーに関するパッセージと「ミシェル?フーコーの権力論ーー生権力と実存の美学」の講義テクストを予め読んで、次週に向けての準備をする
13 ミシェル?フーコーの権力論ーー生権力と実存の美学 セクシュアリティを権力の問題として批判する実存の美学について 第13回の授業を復習した上で、課題を解いて提出する。そして今学期全ての講義を復習しておく
14 まとめ 今学期のまとめ 今学期全体の復習

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