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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読 Ⅱ/ADVANCED THEMATIC READING Ⅱ |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
安井 美代子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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安井 美代子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、英語学科の教育課程の編成?実施の方針(CP)や学位授与方針(DP2)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語?文学?文化?社会?国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野に立つ教養人を育成する」、とりわけ日英語比較統語論分野での分析能力を身につけることを目的にします。 「花子が太郎を廊下に立たせた」という文はおおよそ太郎が廊下に立つことを花子がさせたと言い換えることができます。これは使役構文と呼ばれ、日本語の使役述語は本動詞と一体化し、1語として発音されます。「立たせる」と意味的に近い他動詞として「立てる」がありますが、「花子が太郎を廊下に立てた」とは言えず、「看板を立てた」のように目的語は無生物にほぼ限られます。一方、英語ではHanako made Taro stand in the corridorのように使役動詞は独立性を保ちます。また、openのように自動詞と他動詞が同形の場合が多いですが、日本語では「開く/開ける」と語形が変わります。更に使役述語を使った「開けさせる」もあります。この授業では、日本語の使役?他動詞構文に関する論文を読み、その性質を考察していきます。言語学の論文を読むことによって、論理的な段落の展開の仕方も学ぶ事ができると思います。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
対面形式で授業を行います。 読み進めていく論文の該当箇所に関して質問をManabaに毎週事前にアップします。授業ではグループで質問の解答について討議し、板書などで発表してもらいます。授業後には読み進めた部分に関するレポート課題を出します。レポート課題へのフィードバックはManabaや次週の授業で行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前にManabaからハンドアウトをダウンロードして予習してください。授業後に、レポート課題に各自で取り組み、Manabaに提出してください。(事前学習2時間、事後学習2時間が目安) | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後にManabaに提出するレポート課題と論文のまとめ(60%)、学期末試験(40%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 英語の複文構造の基礎 | 英語の基本語順、構成素などについて学ぶ | |
2 | 日本語の複文構造の基礎 | 日本語の基本語順、構成素などについて学ぶ | |
3 | 日本語の動詞の活用 | 5段活用と上?下一段活用の違いを形態?音韻論的に見直す | |
4 | V-(s)aseの分析1:複文構造 | 使役構文に複文構造を仮定する根拠を理解する | |
5 | V-(s)aseの分析2:単文構造 | 使役構文に単文構造を仮定する根拠を理解する | |
6 | 派生語間に見られる制約:chef versus cooker | 語彙的ブロッキングという概念を具体例で理解する | |
7 | 6週目までの復習 | 6週目までの授業内容を復習し、使役構文を分析する基礎知識を確認する | |
8 | 辞書とV-(s)ase?他動詞の関係 | V-(s)aseと他動詞が辞書でどのように扱われるべきか理解する | |
9 | V-(s)aseとイディオム | V-(s)aseと他動詞がイディオムで使われるかどうか、具体例を分析する | |
10 | V-(s)aseの名詞化と被害の意味 | V-(s)aseと他動詞が名詞化するか、被害の意味をもつか、具体例を分析する | |
11 | V-(s)aseが許されない場合 | V-(s)aseが使えない場合とその理由を考察する | |
12 | 「に」使役文と「を」使役文 | 被使役者が格助詞「に」でマークされる場合と「を」の場合の意味的違いを考え、どのように構造的に区別すべきか考察する。 | |
13 | 英語のコントロール構文と例外的格付与構文 |
persuadeやexpectなどの英語の不定詞構文と日本語の使役構文の関連性を考察する | |
14 | 復習と学期末試験 | 授業全体の内容を復習し、日本語の使役構文の理解を確かめる |