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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際関係特殊講義b/SPECIAL LECTURE ON INTERNATIONAL RELATIONS (B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
土1/Sat 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
石川 幸子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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石川 幸子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
国際社会は、平和な世界を目指して様々な努力を重ねてきたが、未だ世界各国で紛争が続いている。特に、冷戦終焉後のグローバリゼーションの負の側面として90年代からは民族?グループのアイデンティティ承認を求めて起こされる国内紛争、そして新たにテロも増加しており、国際社会はこれらの「新しい戦争」に対応するために様々な取り組みを行っている。また、2022年には国連安保理の常任理事国であるロシアがウクライナに侵攻し、国連憲章第2条4項の「領土保全、政治的独立の尊重」に違反したとの非難を受けている。 本講義では、「紛争?平和と国際協力」をテーマとして、理論(conflict theories)と国際社会における実践を考察しながら、平和を実現するために国際社会が歩んできた歴史を理解するとともに、現代、国際社会が直面する課題とその解決策について考えることを目的とする。講義は2つのパートから構成される。まず、パート1で紛争?平和の歴史と理論を学んだ後、パート2で平和実現に向けた国際社会の活動を、国際機構、法、軍事介入、人道援助、並びに開発援助の5つの観点から考察し、それぞれの分野での成果と課題を検討する。 将来、国際機関、政府機関やNGOにおいて紛争解決と開発の分野の仕事を目指す学生は勿論のこと、グローバルな課題に関心と意欲のある学生の受講が望ましい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は、オンデマンドの動画配信授業と、Zoom授業を混ぜたハイブリッド方式で行う。 第1回目はPDF資料を配布するとともに、Zoom授業を行う。第2回目からは配布されたPDF資料についてオンデマンド動画(45分程度にまとめる予定)で理解を深められるようにする。第6回と第13回は、これまでの授業内容についての理解度を測る小テストをmanabaで行う予定。第8回、及び第14回授業は、授業内容についての特別解説を行うとともに、小テストの結果確認と解説をZoomによるオンライン授業形式で行う。また、学期末には課題のレポート作成し提出する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
PDF資料の内容を補足するオンデマンド動画教材は、授業時間に拘わらず見られるので、各自の学習計画に沿って進めること(2時間)。但し、オンデマンド教材の掲載期限は授業日の前後を含め1か月間とするので、その期間内に履修またはダウンロードすること(後から、「逃したので再生してほしい」というリクエストには応えられないので要注意)。事前学習として、専門用語の意味や新たな概念については各自で調べて理解しておくこと(1時間)。本授業では授業内容の理解度を測る小テストが2回あるので、事後学習として授業内容を復習すること(1時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学生の授業内容の理解度を測る小テストは、manabaを使用して2回行う。1回のテストは評価の20%に充当するため、2回のテストで全評価の40%を占める。最終レポートは60%の割合で評価を行う。詳細についてはmanabaで連絡するので、チェックを怠らないこと。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
なし | ||||||||||
備考 /Notes |
テキストは指定しない。参考文献:適宜、授業内で紹介する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際関係に関して学際的な専門知識を習得し、歴史学、国際関係論、地域研究などについてさまざまな観点から分析を行い、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 平和とは何か | 授業全体の説明をZoomで行うとともに、平和とは何かについて考え、本授業受講の基礎になる考え方を理解する。 | |
2 | 紛争の歴史と変容、冷戦後の新しい紛争 | これまでの戦争の歴史と変容、及び冷戦後のグローバリゼーションに伴って、新たな紛争に対応せざるを得なくなった現実を理解する。 | |
3 | 平和構築の理論と実践 | 第2次世界大戦後に活発になった紛争解決にかかる理論の変遷および実践について理解する。 | |
4 | 平和のための国際機構 1 (国際連盟から国際連合へ) | 悲惨な大戦が終わるたびに平和の創造のために創設された国際機構(国際連盟及び国際連合)の役割と限界を理解する。 | |
5 | 平和のための国際機構 2 (国際連合の限界) | 国際連合の安全保障理事会の限界、及び想定外であった平和維持活動等、国連安全保障体制の課題を掘り下げて理解する。 | |
6 | 授業のまとめとテスト | 5回までの授業内容を各自でレヴュー氏、理解度についてmanabaを利用してテストを行う。 | |
7 | 平和のための法(国際人道法) | 国連によって武力行使が違法とされるに至っても、紛争が絶えない世界の現実に対応するために存在する国際人道法の基本を理解する。 | |
8 | テスト結果のフィードバック | 第6回で行ったテスト結果についてZoom授業でフィードバックを行い、ここまでの各回の授業のレビューを行う。 | |
9 | 人間の安全保障 | 冷戦終焉後のグローバリゼーションから派生した多くの課題は、従来の国家安全保障のみでは対応が不可能となり、補完概念として人間の安全保障が登場したことを理解する。 | |
10 | 軍事介入(保護する責任) | 人間の安全保障は、その後、概念構築において2つの流れに分かれていき、一方が、「保護する責任」(Responsibility to Protect)として結実されたことを理解する。 | |
11 | 人道援助 | 紛争の長期化、難民?国内避難民を含む犠牲者の増加、テロの出現等によって、多くの課題を抱えている人道援助を理解する。対面授業の予定。 | |
12 | 開発援助 | 現在では紛争と開発が密接に関連しているとの認識が一般化し、開発援助がどのように紛争解決、平和構築に貢献できるのかについて理解するとともに、その課題、限界についても考察する。 | |
13 | 授業のまとめとテスト | 8~12回の授業内容を各自でレビューし、理解度についてmanabaを利用したテストを行う。 | |
14 | テスト結果のフィードバック | 第13回授業で行ったテスト結果についてZoom授業でフィードバックを行い、各回の授業のレビューを行う。 |