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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語圏の文学?文化?批評b/LITERATURE AND CULTURAL CRITICISM (B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
上野 直子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上野 直子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義は,英語学科の教育課程の編成?実施方針(カリキュラム?ポリシー)や学位授与方針(ディプロマ?ポリシー)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語?文学?文化?社会?国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的な視野にたつ教養人を育成する」ことを念頭に置いたうえで、1年次の必修科目「文学?文化?歴史入門」、その上位コースである「文学?文化 a& b」の先に展開されるコースの一つで、特定の地域や時代、ジャンルを扱うものである。 本講義では、第二次世界大戦後、旧植民地からの大量の移民の到来によって、いやおうなく多人種?多文化社会となっていったイギリスの変化を、文化?文学表現を通じて学修する。もちろん、この変化をもたらした歴史についても確認する予定である。 イギリスの変化を追うといっても、歴史を生きる個人に注意を向けたいと思う。差別と偏見のなかで、サバイブし続けた移民たち。一口に移民といっても、男性と女性では抱える問題も違うだろう。また、かってない状況にとまどう白人たちの不安も考察しよう。異なる文化、異なる歴史を生きる個人の暮らしとこころのあり方を想像する練習をしてほしい。そして想像力(共感する力)を養うには、知ることがいかに重要であるかも理解してほしい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は対面授業方式で行ない、講義形式とグループ?ディスカッションを併用して進めます。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修(2時間程度) manabaで配布する資料を読み、毎回指定される事前課題(授業内でも告知し、manabaでも知らせる)をやっておくこと。 事後学修(2時間程度) 授業の復習を行うとともに、都度紹介される翻訳?映画?参考文献などにあたり、term paperの用意をすること。 授業の進展に沿って、term paperの準備に必要なものをmanabaに提出していただく。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
英語学科の学位授与方針に沿って、専門的知識を習得しているか、自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。前者については2回の小テストで評価します(50%)(予定については、授業計画詳細情報を見てください)。後者についてはterm paperで評価します(50%)。欠席が5回を超えた場合は、評価の対象とはしませんので注意してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
ハンドアウトを使用します。参考文献は授業ごとに紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英文のテクストを読み、自ら意見を発表できる英語力を養成し、英語圏の文化について背景知識を習得する。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション+混成と混沌の現在 ミレニアムと多様性への希望 | 14回の授業の組み立てを解説したのち、多人種?多文化社会となった21世紀の英国の姿を国勢調査の結果も見ながら概観する | 詳細情報の事前?事後学修の項目を参照のこと |
2 | 多様性の現実(1)よそ者の時代 | Zadie Smith, White Teeth(2000)を中心に | |
3 | 多様性の現実(2)希望と悲劇 | Stephen Kelman, Pigeon English(2011)を中心に | |
4 | 混成と混沌の現在(2) 20 years on | ミレニアムからEU離脱へ、そして現在のUKは? | |
5 | 多人種?多文化社会のはじまりとDark Strangers | 第二次世界大戦後の大量移民のはじまりについて移民たちの「母国」への期待と幻滅、彼ら?彼女らを迎えた人々の戸惑いと偏見、差別について | |
6 | Black Britishの歴史+大西洋世界と奴隷貿易?奴隷制 | ローマ時代に遡るBlack Britishの歴史を概観し現在の多人種?多文化社会の根元にある、17世紀?18世紀の奴隷貿易最盛期の大西洋世界と英国について確認する。 | 次回は小テストがあります。 |
7 | 小テスト1+帝国の発展と植民地、そして戦後のColonization in reverse | 1~6に関する小テスト+メトロポリタンセンターへの富の蓄積と植民地の関係について。5回目と接続します。 | |
8 | 第一世代+1.5世代の文化?文学活動 | LondonでのCaribbean Renaissanceを中心に。 | |
9 | 第二世代の誕生 | もはや移民ではない人々の存在について | |
10 | 英国の歴史を書き換える(1) | Andrea Levy、Never Far From Nowhere+ Fruit of the Lemonを中心に。 |
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11 | 英国の歴史を書き換える(2) | Andrea Levy、Fruit of the Lemonを中心に。 | |
12 | 変わる英国 | 21世紀の多人種?多文化社会の手触りを「変わった」点に注目して | |
13 | 変わらない英国 | 21世紀の多人種?多文化社会の手触りを「変わっらない」点に注目して | 次回は小テストがあります |
14 | 小テスト2+Afropeanというコンセプト | 7~13に関する小テスト+Johny Pitts、 Afropeanを紹介してUKからヨーロッパへと視野を広げる |