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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
言語学の世界/THE WORLD OF LANGUAGE STUDIES |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
小早川 暁 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小早川 暁 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
英語学科のDPやCPにある「言語学に関する専門知識を修得し、言語データを分析し、論証する能力」を修得することを目的とする。 日本語と英語の比較対照研究により得られた知見のうち、それぞれの言語における「好まれる表現形式」という考え方やその背後にあるとされる「好まれる事態把握」という考え方について一学期をかけて講義する。学生は、「日本語らしい日本語」に対する理解を深めることを通して、「間違いのない英語」から「英語らしい英語」へと英語についての理解を深めることになるだろう。現段階での授業計画は参考文献等1の野村 (2014)の第3章、第9章、第14章の各節の内容に対応する。ただし、履修登録者の理解の程度により、適宜その内容に変更を加える可能性がある。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は講義形式で行うが、適宜、受講生による発表の機会を設けることもあるかもしれない。また、必要に応じて学期中にレポート課題を課す。課題の提出自体は加点の対象とならないが、未提出や不十分な課題は減点の対象となる。 課題に対するフィードバックは授業時間内に行われる。 授業形態は、対面授業を基本とする。 授業の進め方は担当者が決める。 授業連絡等はmanabaにより、そこへの掲示をもって学生は連絡を受け取ったものとみなす。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
manabaにより配布した資料を頼りに、講義の予習に2時間以上、復習に2時間以上の授業時間外学修を必要とする。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
評価は学期末に実施する試験(100点満点)の合計点に基づく。ただし、授業への遅刻?欠席については、一回あたり10点を試験の合計点から減じて評価を行う。出欠確認は授業開始時(9時から9時5分の間)にresponにより行う。これに間に合わなかったものは理由の如何を問わず遅刻の扱いとなる。また、私語のほか、授業と関係のないことをするなどの授業態度不良についても同様に減点の対象とする。(出席自体が加点の対象になることはない。)なお、試験においては日本語による解答?論述が求められる。当然のことながら試験は採点の対象となり、採点の結果が60点に満たなければ単位の取得はできない。試験を受けることそのもの、レポートを提出することそのものが単位取得を意味するはずもない。また、正規の手続きによらない「合理的配慮」はなされない。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
担当者の受けもつ意味論、言語学文献セミナーなど。 | ||||||||||
備考 /Notes |
成績評価にあたり、卒業年次生であることや就職が決まっていることなどが考慮されることはない。また、正規の成績発表に先立って成績を知らせることはしていないし、非正規の「救済措置」を講じることもない。 大学による欠席届、感染症による出席停止以外の欠席は一律に同じ扱いとなる。 |
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到達目標 /Learning Goal |
英語の構造(音声?文法?意味)とコミュニケーション、歴史的変化の他、国際共通語としての役割について日本語と比較対照しつつ理解を深めることにより、中学校?高等学校における外国語科の授業に資する考え方を身に付ける。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 配布資料に基づき次週以降のガイダンスを行う。 | 事前学修は要せず。事後学修は授業の内容を2時間かけて復習すること。 |
2 | Monane and Rogers (1977) 1 | 英語を母語とする日本語学習者の日本語について | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
3 | Monane and Rogers (1977) 2 | 英語を直訳した不自然な日本語について | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
4 | Monane and Rogers (1977) 3 | 文法的な言い回しと自然な言い回しについて | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
5 | Monane and Rogers (1977) 4 | 自然な言い回しの背後にある認知的特徴について | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
6 | Monane and Rogers (1977) 5 | 日本語と英語の間の相違を捉えるための枠組みについて | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
7 | 文法の存在意義 | 文法が意味を表すために存在するという考え方を理解する。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
8 | 日本語:自動詞、英語:他動詞 | 同じ事態を表現するにあたり、日本語では自動詞、英語では他動詞が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
9 | 日本語:自動詞、英語:受動態 | 同じ事態を表現するにあたり、日本語では自動詞、英語では受動態が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
10 | 日本語:受動態、英語:他動詞 | 同じ事態を表現するにあたり、日本語では受動態、英語では他動詞が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
11 | 日本語:存在表現、英語:所有表現 | 同じ事態を表現するにあたり、日本語では存在動詞、英語では所有動詞が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
12 | 日本語:過程、英語:結果 | 同じ事態を表現するにあたり、日本語では過程を表す表現、英語では結果を表す表現が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
13 | 日本語:コト、英語:モノ | 同じ事態を表現するにあたり、日本語ではコトを表す表現、英語ではモノを表す表現が用いられる事例について考える。 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |
14 | まとめ | 日英語の好まれる事態把握 | 配布資料の事前学修に2時間、講義の内容の事後学修に2時間を要する。 |