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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
フランス芸術文化各論Ⅰ/STUDIES IN FRENCH ART AND CULTURE I |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
松村 悠子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松村 悠子 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
[副題:19世紀フランス詩(1)] この授業では、フランス19世紀前半のロマン派初期から、1870年頃までの詩について、作詩法と「スピリチュアリテ」というテーマに重点を置いて見ていきます。 ?この授業で扱う作詩法は、定型韻文の形態に係る規則の集成です。これを習得することにより、詩作品を音韻的側面も含めて理解することができるようになります(定型韻文を作れるようにもなりますが、そこまでは求めません)。また定型韻文の規則は、19世紀後半-末に現れる自由詩を理解するために必要な知識です。 ?キリスト教の神のように、外在的で超越的な存在を措定するにせよ、しないにせよ、諸事物の物質性から独立した精神性に、真理や人間存在の本質を求める姿勢を「スピリチュアリスム」と呼ぶなら、19世紀フランス詩は「スピリチュアリテ」と密接に結びついており、このテーマに従って読解することで有意義な知見を得られるでしょう。 授業では、まず中世から19世紀後半までのフランスにおける詩の歴史とキリスト教を概観します。次に、ロマン派やポストロマン派作品における「スピリチュアリテ」について検討し、作詩法を学習した後、これらの知識を基に各詩人について学び、作品を読解?鑑賞し論じます。 このようにして、DPに掲げられている「5.フランス語圏の芸術文化の多様な専門領域に関する知識を体系的?横断的に修得し、その知識を活用してテキスト?画像?映像?その他の表象による芸術作品を享受?読解し、それについて適切に問題を設定して論理的に論述?議論する能力」を身に付けることを目指します。また、CPに定める「思想、歴史?文化、社会、自然?環境?人間に関する概括的な知識の理解、さまざまな言語およびその文化的背景に関する知識の理解」を深めていきます。 授業で扱うテキストは、定型韻文の詩(poème)が主体ですが、必要に応じて戯曲や散文作品を参照します。 授業計画の詳細は、クラスの状況に応じて多少変更になることがあります。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業の大半は講義形式ですが、扱う詩編の一部を教場で受講者に解説してもらうことがあります。指定したテキストを事前に宿題として読んでおいてください。また、時には教室で作品を読解してもらいます。 授業には毎回仏和辞書を携行してください。視聴覚教材、manabaを適宜使用します。 各授業後に、授業内容に関するコメントやアンケート回答をmanabaで提出していただきます。フィードバックはmanabaあるいは教場にて行います。 学期末試験は論述式で、一部資料を持ち込み可とします。試験についての全体的なフィードバックをmanabaで行います。 授業は録音することがあります。録音音声は万が一のトラブルの際に、公正かつ迅速な解決のために使います。他の用途では使用しません。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、配布資料に目を通し課題に取り組む(2時間) 事後学修として、授業内容に関するコメントやアンケート回答を提出する、講義や授業で扱った作品の要点を再確認する(2時間) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
【25%】 授業参加度、予習に基づいた発言 【25%】 各授業後に提出するコメントやアンケートへの回答 【50%】 学期末試験(論述式、一部資料持ち込み可) ただし単位修得には3分の2以上の出席が必要です。また、提出物中に剽窃や無断借用が認められる場合は単位を認定しません。 |
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関連科目 /Related Subjects |
同じ教員が担当する「フランス芸術文化各論II:19世紀フランス詩(2)」(秋学期、金曜日2限) | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
フランス芸術文化を各論し、特定のテーマや作品に関する専門知識を習得し、分析?鑑賞のうえ批評できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業案内、フランス詩の歴史?概要 フランスにおけるキリスト教概観 |
[詳細情報/Detailed Information]の「事前?事後学修の内容」欄を参照のこと |
2 | フランス詩と「スピリチュアリテ」 | ロマン派?ポストロマン派を中心とした詩人達における、キリスト教や代替宗教を概観する。 | |
3 | フランス作詩法 | 定型韻文の作詩法理論と概要 | |
4 | ロマン主義、ポスト-ロマン主義 | 古典主義とロマン主義の関係、およびポスト-ロマン主義について | |
5 | ラマルティーヌ | アルフォンス?ド?ラマルティーヌの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
6 | ユゴー(1) | ヴィクトル?ユゴーの詩作品とその特徴、韻律 | |
7 | ユゴー(2) | ヴィクトル?ユゴーの詩作品と「スピリチュアリテ」 | |
8 | ヴィニー | アルフレッド?ド?ヴィニーの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
9 | ミュッセ、デボルド=ヴァルモール | アルフレッド?ド?ミュッセ、マルスリーヌ?デボルド=ヴァルモールの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
10 | ネルヴァル | ジェラール?ド?ネルヴァルの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
11 | ゴーティエ | テオフィル?ゴーティエの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
12 | ボードレール | シャルル?ボードレールの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
13 | 象徴主義?自由詩へ | ステファヌ?マラルメとポール?ヴェルレーヌの詩作品とその特徴、韻律、「スピリチュアリテ」 | |
14 | まとめ | 春学期授業の総括 |