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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
交流文化概論(トランスナショナル文化)/INTRODUCTION TO TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES (TRANSNATIONAL CULTURES) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金1/Fri 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
山口 誠 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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須永 和博 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
山口 誠 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本授業では、英語圏(英国、米国、豪州など)をはじめ、国境を越えた人やモノの移動が加速化するなかで生じる様々な異文化接触や社会?文化の変容のあり様について、体験的な理解を目指します。 前半は主に文化人類学を手掛かりに、文化相対主義やフィールドワークの手法、多文化主義など、現代世界の文化の動態を理解するための基本的視点や方法論について学習します。同時に、様々な地域の民族誌的事例を取り上げることで、世界の文化的多様性についても、体験的かつ実証的な理解を深め、英語圏のフィールドにおける異文化理解の方法を検討します。 後半は、社会学の考え方を土台にして「異文化」という思考そのものを再考し、新たな「交流の文化」を目指すため、「交流」「文化」「国家」「社会」など重要概念の成り立ちと、その誕生の理由を歴史的に理解し、異文化理解やコミュニケーションに必要な知見を学びます。 なお、英語圏の出身者や経験者と実際に交流するプログラムを実施し、異文化をより立体的に理解することを試みます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
受講に際しては、授業内で紹介する文献資料の読解を各自行なうなど、予習?復習が不可欠となります。 講義形式の授業となりますが、毎回リアクションペーパーを提出してもらうことで、できる限りインタラクティブな授業にしていきます。 授業は、原則として「対面」で実施し、録画配信等は行いません。 資料の共有や授業関係の連絡は、原則としてmanabaを通じて行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
各回の授業で示す事例や重要概念について図書館などでさらに調べ、より深く学ぶこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
中間レポート(50%)、期末レポート(50%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
「トランスナショナル(越境的)」な視点で英語圏を中心とする現代の歴史、社会、文化を捉える能力や態度は、私たちにとっての重要なリテラシーの1つである。本授業では「文化」「国家」「民族」など自明とされてきた前提を離れ、複眼的な視点から現代世界の動態について考えるための基本的な視座を身に付ける。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 英語圏の歴史?社会?文化と異文化理解 | 自民族中心主義と文化相対主義 | |
2 | フィールドワークの手法と異文化コミュニケーション | 自身の民族誌的調査の経験から | |
3 | 異文化接触と社会?言語?文化の変容1 | ピジンとクレオール | |
4 | 異文化接触と社会?言語?文化の変容2 | 米国における日本文化の消費 | |
5 | 移民と多文化主義1 | 米国の事例から | |
6 | 移民と多文化主義2 | 日本の事例から | |
7 | グローバル化とイスラム | 東南アジアにおけるハラール産業 | |
8 | 英語圏における「異文化」と「多文化」 | 英語圏の出身者や経験者との交流文化プログラム | |
9 | 「英語」の体験的理解 | 「文化」はいつ誕生したのか(「文化」概念を再考する) | |
10 | 「英語」という思想 | 近代日本における「英語」と「トランスナショナル」の思想 | |
11 | 異文化理解の体験的理解 | 「国家」以前と「国家」以後の交流文化 | |
12 | 「交流」は可能か | 異文化と多文化の比較社会学 | |
13 | 「社会」とは | 個人、市民、国民、消費者の国際比較 | |
14 | 英語圏の歴史、社会、文化とモビリティ | メディアとモビリティの相関関係 |