シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語ビジネス?コミュニケーション実務/BUSINESS COMMUNICATION IN ENGLISH FOR OVERSEAS TRADE PRACTICE |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉山 晴信 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
杉山 晴信 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業の目的は、英語と日本語による豊富なテキストと資料を活用して、実務的な文書を取り扱う実力を養成しながら、貿易実務に関する一巡の手続き、制度、法令等を包括的に学ぶことにあります。貿易および国際商取引に関する英文マテリアルを用いて、CP(教育課程の編成?実施方針)に記載された各能力の中でも、特に書き言葉での受容能力と産出能力の養成に貢献します。また、DP(学位授与方針)記載の英語運用能力の中では、特に語彙力、書く力および読む力の養成に寄与するウェイトが大きいと思います。この授業の学習内容は木曜日3?4時間目の「英語ビジネス?コミュニケーション」よりも詳細かつ広範囲であり、高度で専門的な知識の習得を目指しています。特に貿易や国際物流?ロジスティクス(logistics)に興味があり、貿易や物流関係の企業への就活や就職を希望する履修者、日本貿易実務検定協会の貿易実務検定試験や日商ビジネス英語検定試験の受験を予定している履修者、通関士国家試験の受験を検討している履修者などに有益な情報を提供できると自負しています。 具体的な学習範囲として、2024年度の春学期は、貿易の基本概念に加え、貿易取引の時系列的な流れを特に輸出者の視点から6つのステージに区分して、後掲の授業計画のように、その前半(貿易マーケティングの段階、取引関係創設の段階、成約段階)に属するテーマを詳しく学習する予定です。履修者はあらかじめテキストと講義資料の所定の箇所を丹念に読んでくるものとし、授業ではテキストと資料の内容を敷衍する形で解説します。また、固有名詞の変更など若干の調整を加えたリアルなビジネス文書に実際に触れていただき、それらを読解したり、新規に作成したりする実習の機会も可能な限りもうけます。授業の進捗状況によっては授業計画に多少の変更があるかもしれませんが、その場合は適宜の方法で周知をはかります。 なお、この授業は、担当者の事情により、2024年度の秋学期および2025年度の春学期は開講しませんので、念のため申し添えます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は、原則として、すべての授業回を教室での対面形式で行い、毎回の授業で必ずresponによる出欠確認を実施します。病気等の正当な理由がある場合を除いて、履修者は教室での対面授業に出席しなければなりません。また、授業を補完し、かつ、履修者の学習の便宜をはかるために、manabaによって資料や課題を事前に配信します。履修者はmanabaに配信される資料や課題を授業の前に閲覧して、その指示に従わなければなりません。 具体的には、manabaで配信する英文テキストおよび各回の授業内容に関連する講義資料を授業の前に必ず閲覧し、適宜の媒体に保存または印刷して下さい。毎回の授業は、前回の授業の課題や小テストの成果について全体的な講評を述べることから始まります。また、匿名を条件に任意に選んだ履修者の課題の答案をスクリーン上に投影して添削することにより、学習内容の要点を履修者全員で共有する機会ももうけます。次に、当該の授業の学習テーマについて英文テキストや資料をスクリーン上に投影し、要点を詳細に解説するとともに、履修者からも意見や質問など発言を求めます。各回の授業後には、小テスト(正誤判定問題、語彙問題など)を実施して当該授業の内容の理解度を確認するとともに、課題として、貿易実務に関するテーマ(春学期は市場細分化、国際見本市など)で小レポートを提出していただく機会を数回もうける予定です。授業の進捗状況によっては授業計画に多少の変更があるかもしれませんが、その場合は適宜の方法で周知をはかります。 なお、この授業は、担当者の事情により、2024年度の秋学期および2025年度の春学期は開講しませんので、念のため申し添えます。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、英文テキストの該当箇所および講義資料を丹念に読んで内容を理解し、要点をノートにまとめて下さい。事後学修としては、講義資料と履修者自身のノートを参照しながら英文テキストの該当箇所を再度精読し、manabaに配信される小テストにトライして下さい。さらに、授業後に配信される小テストの模範解答と解説を読み、正解およびその理由を確認して下さい。事前学修に概ね1時間、事後学修に概ね2時間を要するものと考えられます。 なお、つねに税関、JETRO、外務省、経済産業省等のサイトに頻繁にアクセスし、貿易関連の最新情報(特に法令改正や通達)を入手するよう努めて下さい。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
①授業への参加度(25%):受講態度、授業中に指名された際の発言等から評価します。 ②授業後の小テスト(25%):毎回の授業後に、その授業で学んだ貿易実務に関する正誤判定問題や語彙問題の小テスト(100点満点)をmanaba上で実施し、その得点をもって授業内容の理解度を判断します。 ③学期中の課題(25%):貿易実務に関するテーマ(市場細分化、国際見本市など)の小レポート提出していたく機会を数回もうけ、それらの成果を評価します。また、提出期限後の授業で添削指導を行います。 ④学期末の課題(25%):春学期全体を範囲とするテスト形式の課題(100点満点)を提出していただき、その得点をもって春学期の学習内容全体の理解度を判断する一助とします。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
英語ビジネス?コミュニケーション(杉山担当)、英語専門講読(杉山担当、2024年度は休講) | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英語ビジネス?コミュニケーション実務能力を習得し、英語で貿易実務ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 春学期の授業内容および授業計画の説明 | 春学期の授業内容と授業計画について詳しく説明します。さらに、ビジネス?コミュニケーションについて、特に国際商取引との関係を中心に総論的に説明します。 | |
2 | 貿易の基本概念(1):貿易の意義、貿易の主体、貿易の形態など | 国際物品売買取引としての貿易の果たす役割、貿易の担い手である商社やメーカーの機能、直接貿易と間接貿易の各々の特徴などについて、詳しく学習します。 | |
3 | 貿易の基本概念(2):貿易関係諸機関、関税、非関税障壁など | 各貿易関係機関の役割?機能、自由貿易の弊害、関税と非関税障壁(non-tariff barriers; NTB's) などについて、詳しく学習します。 | |
4 | 貿易マーケティングの段階(1):海外市場調査 | 海外市場調査(market research)の目的や調査項目について、詳しく学習します。 | |
5 | 貿易マーケティングの段階(2):販売戦略調査 | 販売戦略調査(marketing research)目的や調査項目について、マーケティングミックス(marketing mix)の策定を中心に詳しく学習します。 | |
6 | 取引関係創設の段階(1):取引先の発見?選定の方法 | 取引先の発見?選定の方法として、商工会議所に対する斡旋依頼、JETROのビジネス案件データベースの利用、国際見本市への出品などを中心に詳しく学習します。 | |
7 | 取引関係創設の段階(2):信用調査の方法 | 取引先候補に関する信用調査の方法として、銀行に対する信用照会 (credit inquiry) といわゆるダン?レポートの活用を中心に詳しく学習します。 | |
8 | 成約段階(1): オファーと承諾、注文と受注 | 契約成立にいたる手続きとして不可欠なオファーと承諾、および注文と受注のプロセスについて、詳しく学習します。 | |
9 | 成約段階(2): オファーで提示される(べき)品質に関する条件 | オファー条件として、いわゆる「主要5条件」のうちの品質条件について、品質特定方法と品質決定時点を中心に詳しく学習します。 | |
10 | 成約段階(3): オファーで提示される(べき)数量に関する条件 | オファー条件として、いわゆる「主要5条件」のうちの数量条件について、数量単位、数量決定時点および過不足容認条件を中心に詳しく学習します。 | |
11 | 成約段階(4): オファーで提示される(べき)価格に関する条件 | オファー条件として、いわゆる「主要5条件」のうちの価格条件について、決済通貨と価格の建て方を中心に詳しく学習します。 | |
12 | 成約段階(5): オファーで提示される(べき)船積に関する条件 | オファー条件として、いわゆる「主要5条件」のうちの船積条件について、船積時期および分割積みと積換えの可否を中心に詳しく学習します。 | |
13 | 成約段階(6): オファーで提示される(べき)決済に関する条件 | オファー条件として、いわゆる「主要5条件」のうちの決済条件について、電信送金と荷為替手形を中心に詳しく学習します。 | |
14 | 春学期の授業の総復習と質疑応答 | 春学期の授業を総括し、全体的な復習を行うとともに、履修者からの質問を受けつけ、回答します。 |