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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ヨーロッパの社会/EUROPEAN SOCIETIES |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
佐々木 優香 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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佐々木 優香 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<講義内容> 本授業では、ドイツを中心とする社会?政治?経済?文化?教育?法制度などの基礎となる知識を身につけ、ドイツ語圏社会の実情についてさまざまな視点から理解することを目指します。ドイツ語圏社会を日本や他国と相対化し、歴史的背景や社会のあり方の違いを踏まえた上で、現代社会が直面する課題とその対応について検討していきます。具体的な内容としては、まずドイツの過去の克服から今日における民主主義や連邦主義的な政治について扱います。次に現代ドイツ社会における経済?教育?環境などに関連する、ドイツの制度や政策について学びます。後半では、例として移民の受入れや、働き方改革といった多くの国々が直面する現代社会に特有の課題を取り上げ、ドイツでの実情と対応について検討しながら、自身の関心に引き付け議論していきます。 <講義目的> 本授業は、学位授与方針(DP)における「ドイツ語圏の社会?歴史の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得し、その知識を歴史的かつ現代的事象と結びつけて考察し、なおかつ具体的に駆使してドイツ語圏の社会?歴史に関わる事柄について適切に問題を設定して論理的に論述?議論する能力」を身につけることを目的とします。また、カリキュラム?ポリシー(CP)における「学際的教育」のほか「専門教育」の中でも特に現代社会?歴史に関連します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義は基本的に対面で行います。 講義を中心としますが、受講者間で議論できる時間をできるだけ設けたいと思います。 成績評価は毎回授業後に提出するコメントパーパーと期末レポートで行います。 コメントペーパーへのフィードバックは授業の冒頭で行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、授業内で扱うテーマについて新聞記事や文献をもとに情報収集をしてください(目安の時間30分程度)。具体的には、日独の実情や時事的ニュースの情報を収集してきてもらいます。その情報をもとに授業内で情報共有および議論をする時間を設けます。くわしくは毎回の授業で指示します。 事後学修として、授業資料をもとに各自復習を行い、気になる点や質問があれば参考文献をもとに理解を深めたり、次回の授業内で質問してください。このほか、授業内で紹介した文献のなかで気になるものを読んでみて下さい(目安の時間30分~1時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
?授業後のコメントペーパー(60%) ※5点満点。授業内容を踏まえ自分の言葉で意見や疑問点をまとめられているかを評価します。 ?期末レポート(40%) ※授業での学修内容を踏まえ、課題に対して文献を用いて論理的に記しているかどうか、また授業で指導する引用、脚注、参考文献リストの書き方も評価の対象に含めます。 ※レポート課題、提出方法、提出期限については6月下旬にアナウンスします。 ?授業内での発言やディスカッションへの参加状況も成績評価に加味します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
講義資料の配布方法や課題の提出方法については初回のガイダンスで案内しますので、受講を希望する学生は第一回目の授業に必ず参加してください。 |
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到達目標 /Learning Goal |
主にドイツ語圏、フランス語圏を中心としたヨーロッパの各種社会に関して専門知識を習得し、多様なヨーロッパの社会を、歴史、政治、経済などの視点から分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業ガイダンス | 授業の概要、到達目標、課題提出、評価方法について説明する。 | 事後:必要事項の確認。 |
2 | 戦後ドイツのあゆみ① 過去の克服 |
「過去の克服」政策における、連邦政治教育センターの目的や役割を紹介し、国民の政治参加や民主主義への諸活動について確認する。 | 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
3 | 戦後ドイツのあゆみ② 連邦主義と州 |
東西分断から統一ドイツが形成される過程を理解し、州の高権という概念をもとに連邦?州?自治体の役割を確認する。 | 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
4 | 戦後ドイツのあゆみ③ 民主主義と政治 |
ドイツの政治制度を理解した上で、政党の特徴や各政党の政策を確認する。また、ドイツの国家機関についても扱う。 | 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
5 | 戦後ドイツのあゆみ④ 国籍と国民概念 |
ドイツの国籍法と国民概念を把握したうえで、今日の改正国籍法とその導入経緯を解説する。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
6 | 現代ドイツ社会① 経済?産業 |
世界GDPランキングにおいて日本を凌ぐ経済成長を見せているドイツの経済や産業について扱う。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
7 | 現代ドイツ社会② 教育制度 |
日本とドイツの教育制度のちがいを理解したうえで、教育現場での課題について議論する。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
8 | 現代ドイツ社会③ 環境問題?環境政策 |
気候変動や環境問題は今日世界的な共通の課題として認識される。60年代ドイツの市民運動から今日の環境政策について扱う。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
9 | 現代ドイツ社会④ エネルギー政策 |
ドイツの「脱原発」をめぐる議論は一貫したものとは言いがたい。エネルギー政策の変遷と近年の動向を扱う。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
10 | 現代ドイツの課題① 福祉?家族政策 |
少子高齢化、女性の社会進出、ワークライフバランスを中心にドイツの社会保障制度とその課題を考える。 | 事前:新聞記事や文献の閲覧。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
11 | 現代ドイツの課題② 移民?難民 |
ドイツは2000年代に移民国家として政策的転換をはかった。ドイツ社会における移民?難民をめぐる諸課題と共生のあり方を探る。 | 事前:ディスカッション準備。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
12 | 現代ドイツの課題③ 排外主義 |
ドイツのための選択肢(AfD党)をはじめ、各国で極右政党が高い支持を得ている。その背景や理由について考える。 | 事前:ディスカッション準備。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
13 | 現代ドイツの課題④ EUとの関係 |
ドイツがヨーロッパ連合で果たしてきた役割と課題について、ユーロ危機、イギリスの離脱、難民受入れから考察する。 | 事前:ディスカッション準備。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |
14 | まとめ | 今学期の授業の総括を行う。 | 事前:ディスカッション準備。 事後:復習と文献を用いた自主学修。 |