シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
トランスナショナル?メディア論/TRANSNATIONAL MEDIA STUDIES |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
山口 誠 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
山口 誠 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
メディアとは、メッセージや事実を伝えるための客観的で透明な「パイプ」ではありません。ときに事実と異なる情報を伝え、あるいは「事実」を生み出し、そうして「世界」そのものを創り出すこともあります。ならば、いつ、どうして「メディア」は生まれ、どのような仕組みを持ち、いかなる機能を果たすようになったのでしょうか。そしてトランスナショナル?メディアとは、いかなる存在でしょうか。 この講義では、人間の歴史におけるメディアの事例を具体的にみて、学術的に検討し、メディアの特性を理解することを目的とします。たとえば古代の新約聖書、中世の活版印刷術と宗教戦争、近代の国際プロパガンダと国民国家、現代のインターネット?ジャーナリズムなどを多角的に分析します。 メディア研究の基礎から最新の議論を学ぶことで「メディア」の機能と仕組みを考え、トランスナショナル?メディアを「読み解く」だけでなく「使いこなす」ための批判的思考とリテラシーを習得することを目指します。 外国語学部の講義として、メディア研究および社会学の「はじめの一歩」からわかりやすく学び、最終回には現在のメディア研究の最前線の知見まで到達できるよう、できるだけ具体例を使用し、面白く、そしてレベルを落とさずに授業をおこないます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※受講生のレスポンスを確認し、取り上げる事例を変えたり、より詳しい解説を加えたり省いたりするため、事前に作成したレジュメは配布せず、パソコンによる板書をノート?テイキングしてもらう形式で授業を進めます。ただしすべての板書をノートに書き写すことを求めていません。学期末レポートでも、授業内容の詳細を確認する問題は出題しません。 ※授業の具体的な内容と成績評価については、初回の授業で詳しく説明します。そのため、可能な限り初回の授業に参加されることをお願いします。 ※この授業は、教室で受講する対面式を原則とし、ZOOMによる遠隔配信の対応などは計画しておりません。予めご理解をお願いします。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業中に示す事例や重要概念について、図書館などで自ら調べ、さらに理解を深めてください。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
学期末レポート85%、授業参加度および授業(レスポンによるアンケートを予定)15%。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:各回講義で適宜提示します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
トランスナショナル?メディアに関する専門知識を習得し、様々な規模で見た、メディアを通じた文化、歴史、言語、情報?科学技術、環境、政治、経済、社会現象などのインターフェースについて分析を行い、見解を提示できるようになる。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 初回ガイダンス | 「トランスナショナル」と「メディア」とは? | |
2 | 「メディア」の誕生 | メディアとしての「本」はいつ生まれたのか? | |
3 | 「メディア」とキリスト教の想像力 | 「ナショナル」な想像力と印刷術 | |
4 | 国民国家と宗教の相克 | キリスト教の世界観とメディアの関係 | |
5 | 「個人」の誕生 | リテラシーの変容と「国家」観の変化 | |
6 | 「近代」の誕生 | 「新聞」の誕生と「われわれ」の時代 | |
7 | ジャーナリズムとナショナリズムの関係 | ニューヨーク?タイムズの時代 | |
8 | 日本のメディア史 | なぜ一万円札は福沢諭吉であり、渋沢栄一なのか? | |
9 | 20世紀とメディア①:プロパガンダの時代 | 広告、広報、宣伝の時代 | |
10 | 20世紀とメディア②:「近代」の終わり? | ヒッピーとニュー?ジャーナリズム | |
11 | 20世紀とメディア③:メディア社会とは | ”Media War”のリアリティ | |
12 | メディア化された社会①:言語とメディア | 「ライブ」という問題 | |
13 | メディア化された社会②:インターネットは何を変えたのか | ネット時代のメディア | |
14 | まとめ | トランスナショナル?メディアと21世紀のわたしたち |