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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
特殊講義b(気候変動の影響とその対策)/SPECIAL LECTURE B (EFFECTS OF CLIMATE CHANGE AND ITS MEASURES)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水4/Wed 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
村山 昌平
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
村山 昌平 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
授業の目的?内容
/Course Objectives
本講義の目的は、喫緊の課題である気候変動に関する科学の理解を深め、その影響や対策技術に関する基礎知識を習得し、気候変動と人間活動の関係性に関する分析力を身につける事である。

講義では、まずこれまでの気候変動と温室効果ガスの変動の概要を学習する。次に、気候変動の将来予測モデルの概要と気候変動による様々な影響について学ぶ。さらに、気候変動対策としての二つのアプローチである緩和策と適応策のそれぞれの特徴と具体例を学ぶとともに、地球の気候を制御しようとする気候工学にも触れ、気候変動対策についての理解を深める。

講義を通して、今後、社会活動、経済活動においてますます重要になる気候変動問題に関して科学的根拠に基づいて分析する能力を身につけることができる。

この授業は、経済学部の学位授与方針(DP)に掲げる学位の能力の裏付けとなる「能力」1、経済学科DPにおける「能力」1、経営学科DPにおける「能力」1、国際環境経済学科DPにおける「能力」1?3を養成するための前提となる自然科学としての環境学の基礎力を身に付ける。経済学部の教育課程の編成?実施方針(CP)では学科基礎科目に位置付けられており学科専門科目にスムーズに進んでいくための橋渡しの役割を担っている。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
当講義は対面授業で行い、特別な状況(感染症の拡大等)以外はライブ配信あるいは録画配信は行いません。履修方法や課題に関する詳細は初回の講義概要(ガイダンス)で説明する。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前学習としてmanabaに掲示する講義資料を一読しておくこと。学習後は、講義要約(1000字前後)を作成し、講義内容をまとめておく。(事前学習1時間、事後学習3時間を目安とする。)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキストは使用せず、授業用に作成した資料を使用する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
地球温暖化 そのメカニズムと不確実性
著者
/Author name
日本気象学会地球環境問題委員会(編)
出版社/URL
/Publisher
朝倉書店
ISBN
/ISBN
978-4-254-16126-7
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
小テスト(100%):小テスト受講を複数回(不定期)manabaで求める。これらの課題の取り組みを通じて、気候変動問題に関する基礎知識や気候変動問題に関して科学的根拠に基づいて分析する能力を身につけられたかを評価する。
関連科目
/Related Subjects
本科目は環境学の基礎を学習することから、「環境学」、「地球環境論a」、「地球環境論b」等を併せて履修することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
経済?経営?環境分野の現場で活躍する人々の講演を通じて、それらの現場の実態および今後の展望等について理解?分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 授業の概要説明 授業全体の目的と概要及び、学習の進め方について説明する。
2 過去の気候の変動 氷床コアの分析などで明らかになってきた氷河期から現在までの気候変動の概要について学ぶ。
3 温室効果ガスの変動と気候変動 産業革命以降の人間活動により温室効果ガスの変動がどのように変わってきたか、その結果、地球の気候はどのように変わりつつあるのかを学ぶ。
4 気候変動の予測と不確実性 気候変動予測の数値モデルとはどのようなものなのか、どのような気候変動の予測結果が得られているのか、またその不確実性はどの程度あるか等を学ぶ。
5 気候変動による影響①自然界への影響 気候変動に伴い、気象や海洋、雪氷、陸域および海洋の生態系、海水面水位等にどのような影響が現れると予測されているか、IPCCの報告書等を参考にして解説する。
6 気候変動による影響②社会への影響 気候変動に伴い、水や食料、沿岸域、都市、経済等にどのような影響が現れると予測されているか、IPCCの報告書等を参考にして解説する。
7 気候変動による影響③日本周辺への影響 地球規模の気候変動に伴い、身近な日本周辺ではどのような影響が現れると予想されているかを紹介する。
8 気候変動対策の概要 パリ協定などの国際的な気候変動対策の取り組みの必要性や気候変動対策としての2つのアプローチである緩和策と適応策のそれぞれの特徴について学ぶ。
9 気候変動緩和策としての再生可能エネルギー 気候変動の緩和策の切り札となっている再生可能エネルギーの種類とそれぞれの特徴や課題、将来展望等について学ぶ。
10 水素エネルギーとは 利用時には二酸化炭素を排出しない次世代のエネルギーとして注目されている水素エネルギーの特徴や課題、国内外の技術開発の状況、将来展望について学ぶ。
11 ネガティブエミッション技術とは 大気中の二酸化炭素量を削減する技術であるネガティブエミッション技術の種類とそれぞれの特徴や課題、将来性等について学ぶ。
12 気候変動適応策 気候変動やその影響に対して順応して、危害を抑制する気候変動適応策にはどのようなものがあり、それぞれどのような特徴や課題、将来展望があるか等について学ぶ。
13 気候変動の制御(気候工学) PCC報告書でも言及されている地球の気候を制御する技術「気候工学」の考え方とその課題について学ぶ。
14 復習 本科目で学習した項目について復習し、理解を深める。

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