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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
社会保障論a/THEORY OF SOCIAL SECURITY (A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
髙橋 義明
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
髙橋 義明 経済学科/ECONOMICS
授業の目的?内容
/Course Objectives
社会保障制度は大多数の国民に身近であり、社会人になった際に実際に活用できることが多い、また活用しなければ損をすることもあるにも関わらず、社会保障の仕組みや制度をよく分からない者が多いのが実情です。講義では新聞記事なども使いながら、社会保障制度の存在理由、社会保障制度の歴史的展開、日本の社会保障制度の基礎知識の習得、そして自ら制度を使いこなせるようになるだけでなく、今後の制度の在り方を提案できる力の獲得を目指します。学科専門科目群の一つとして、ディプロマ?ポリシーに掲げるc.経済社会が形成されてきた歴史や諸制度に対する理解に立脚し、多様な立場?側面から社会経済を認識する能力、d.これらを総合的に用いて、経済社会の諸問題を深く洞察し、望ましい経済政策や制度設計を立案する能力、の取得に資することを目的としています。

また、現在、社会保障改革が進められる中 、現行制度の問題点と改革のポイントの理解を促します。社会保障問題を考えるのに必要となる基礎理論?歴史、現在の主要課題をまず概観し、その後、社会保障論aでは日本の社会保障の基軸である年金?医療?介護について学習します。それぞれの制度を①基本的仕組み 、②他の制度との関係、③海外との比較、④政策効果?影響という4つの視点から数回の講義に分けて解説します。「③海外との比較」は日本の制度の特徴を明確化することなどを目的としています。なお、当該領域の理解を深めるために秋学期の社会保障論bを履修することが望まれます。

講義は授業計画通りにすすめていきますが、履修者の理解度を考慮して一部単元の内容が変更されることがあります。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
responを使って授業内容について主体的に考えてもらう時間を設ける予定です。講義内容に関する質問がある場合は復習としての講義後の小テストとともに受け付け、次回講義で解説などを行う予定です。
また、ニュースなどになった社会保障制度の議論を元に授業で学んだ知識を活用してレポートとして自分の見解?意見などを論じてもらいます。レポート課題の評価に際しては大学生としてのレポートの書き方を身につけていることを前提としていますので、書き方が不安な方は大学図書館などを活用してスキルを身につけておいてください。
講義は対面を基本とする予定ですが、特段の理由で対面授業に出席できないとして許可を受けた方などのためにクラウド録画による事後配信を行なう予定です。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
社会保障は知識取得にとどめず、自分のこととして考え、意見を持つことが重要です。事前学修として1h程度、日頃から社会保障と関係する新聞記事などを読んでおくとともに、教科書の該当箇所を確認しておいて下さい。事後学修では講義後に小テストを受けてもらい、回答は次回授業で解説を行います。シミュレーションやレポート課題の提出準備も含めて、教科書と講義資料で授業内容の復習を3h程度、行って下さい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
はじめての社会保障 第21版
著者
/Author name
椋野美智子?田中耕太郎
出版社
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
4641222342
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
日本の社会保障政策
著者
/Author name
小塩 隆士?田近 栄治?府川 哲夫
出版社
/Publisher
東京大学出版会
ISBN
/ISBN
4130402692
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
経済学で考える社会保障制度 第2版
著者
/Author name
安岡匡也
出版社/URL
/Publisher
中央経済社
ISBN
/ISBN
4502375411
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
小テスト: 40%
毎回授業受講後に小テストを行い、理解度を確認します。

レポート(2本, 5月と6月):30%
ニュースなどになった社会保障制度の議論の論点について整理した上で自分の意見を論じてもらい、独自に追加的に調べた知見や個性的な着眼点、考え抜かれて通り一遍ではない結論、などを評価します。

シミュレーション(4?7月):15%
自ら仮想的に選択した積立方式の年金商品に基づいてシミュレーションを行ってもらい、その運用成績で評価します。また運用成績について事後に自己評価してもらいます。

平常点(授業への積極的参加):15%
毎週授業を受講し、講義中の問いかけに対する回答、授業を踏まえて考えた意見、分からなかった点に関する質問などをすることを評価します。
関連科目
/Related Subjects
ミクロ経済学、社会保障論b
備考
/Notes
獨協大学のmanaba, responを使いますので、大学HP参照し、responアプリのインストールを事前にお願いします。
到達目標
/Learning Goal
社会保障の専門知識を習得し、日本の社会保障制度の構造や今後のあるべき姿などについて分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション(1) 社会保障をリスクとの関係で整理し、社会保障がなぜ必要かを学びます。またシミュレーション課題の説明を行います。 事前にシラバスを読んでおいてください。事後に授業範囲の復習をする(2時間程度)。
2 イントロダクション(2) 世界と日本の社会保障の歴史を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
3 イントロダクション(3) 社会保障の現在の主要課題として人口減少、少子高齢化などを学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
4 公的年金(1) 公的年金の基本的仕組みを学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
5 公的年金(2) 企業年金などの年金制度、公的年金の経済学からみた制度基盤を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
6 公的年金(3) 海外における公的介護保険について概観し、日本との類似点?相違点を学び、日本の公的年金の改革の論点を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
7 公的医療保険(1) 公的医療保険の基本的仕組みを学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
8 公的医療保険(2) 国民健康保険、後期高齢者医療保険など各医療保険制度と医療サービスにおける価格決定方法を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
9 公的医療保険(3) 海外における公的医療保険について概観し、日本との類似点?相違点を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習(3時間程度)をしてください。
10 公的医療保険(4) 経済学からみた医療保険の原理、医療保険と他の制度との関係と今後の課題について学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
11 公的医療保険(5) 医療サービスにおける価格決定方法を具体的事例でみていきます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
12 公的介護保険(1) 公的介護保険の基本的仕組みを学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
13 公的介護保険(2) 海外における公的介護保険について概観し、日本との類似点?相違点を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。
14 公的介護保険(3) 公的介護保険の今後の課題を学びます。 事前に関心のあるニュースに目を通し、教科書の該当箇所を読んでおいてください(1時間程度)。事後に授業範囲を復習し、またシミュレーション、レポートの準備を行う(3時間程度)。

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