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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ミクロ経済学b(必修)/MICROECONOMICS(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部/ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木5/Thu 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
山森 哲雄 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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山森 哲雄 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この科目は、経済学部基礎科目「経済学(ミクロ)」の上位科目であり、経済学を体系的に学ぶことを通じて、経済学部の学位授与方針および教育課程の編成?実施方針に示されている「豊かな歴史観、自然観、および倫理観を中核とする教養に基礎付けられた経済学の専門知識」を獲得するための基幹科目の一つです。 ミクロ経済学aでは、市場経済が(理想的な状態のもとでは)効率的な資源配分をもたらすことを学習しました。ところが、現実には市場が効率的な資源配分の実現に失敗することがあります(市場の失敗)。また、効率的な資源配分が実現したとしても公平な所得配分が実現するとは限りません。このようなとき、公共政策によって「市場の失敗」がもたらした社会厚生の損失を改善したり、所得格差を是正したりすることが政府の役割となります。 本講義は、市場経済における政府の役割とその限界について理解することを目標に、「市場の失敗」が生じる原因とその仕組みについて学習し、失敗がもたらす厚生損失の改善や所得格差を是正するための公共政策について検討します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
配布レジュメに沿って対面で授業を進めます。レジュメは「manaba」から配布するので、各自印刷して持参してください。授業ではPowerPointの内容を写したりレジュメの図を完成させたりしてもらうことがあります。ノート、筆記具(色鉛筆)、定規なども用意しておいてください。 宿題は「manaba」の「レポート」から出題する予定です。宿題を提出する際は必ず指定されたファイル形式に従ってください。宿題の解答と採点基準は授業中に解説します。 授業中、携帯電話?スマートフォンはマナーモードに設定し、使用しないでください。また、授業中の写真?動画撮影、音声の録音を禁止します。原則として、PC?タブレットの使用も禁止します。 なお、本講義を受講するにあたって「ミクロ経済学a(山森)」、「経済経営数学入門」および「経済学(ミクロ)」の知識を前提とします。 ※4年生であるからといって、成績について特別な配慮をすることはありません。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
ミクロ経済学aの講義レジュメを復習してから受講すること。 授業前は事前に配布するレジュメに目を通したうえで、専門用語の意味等を理解しておくこと(2 時間)。 授業後はノートとレジュメ、および参考文献に目を通して学習内容の定着を図ること(2 時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
成績は、宿題を40%、期末試験を60%として評価します。 宿題は各トピックに対応して計4回出題し、問題の正答率を基に評価します。期末試験は試験期間中に実施します。 宿題および期末試験では、学部中級レベルのミクロ経済学の(主に計算)問題を出題します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
経済経営数学入門 経済学(ミクロ) ミクロ経済学a |
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備考 /Notes |
講義レジュメを用いて授業をすすめるため、テキストは特に指定しません。 参考文献は授業中に適宜紹介します。 |
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到達目標 /Learning Goal |
学部中級レベルのミクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 市場の失敗 | ミクロ経済学aの内容を復習し、「厚生経済学の基本定理」が成り立つ条件について説明できるようにする。 | |
2 | 独占市場の分析 | 独占市場ではなぜ「市場の失敗」が起こるのかを説明できるようにする。 | |
3 | 費用逓減産業 | 費用逓減産業とはどういった産業であるのかを説明できるようにする。 | |
4 | 費用逓減産業と公的規制 | 費用逓減産業における価格規制について説明できるようにする。 | |
5 | 外部性と市場の失敗 | 「外部性」の概念について理解するとともに、外部性によってなぜ「市場の失敗」が起こるのかを説明できるようにする。 | |
6 | コースの定理 | 「コースの定理」について説明できるようにする。 | |
7 | 外部性の公的内部化 | 外部性の問題を解決する公的な方法として、ピグー税および排出権市場がなぜ有効なのかを理解する。 | |
8 | 公共財と市場の失敗 | 「公共財」の概念について理解するとともに、公共財の市場ではなぜ「市場の失敗」が起こるのかを説明できるようにする。 | |
9 | 共有地の悲劇 | 共有地の悲劇がなぜ起こるのかを説明できるようにする。 | |
10 | リスク下の意思決定 | 期待効用理論について理解する。 | |
11 | 逆選択とモラル?ハザード | 情報の非対称性によって、なぜ「市場の失敗」が起こるのかを説明できるようにする。 | |
12 | 税の帰着と価格弾力性 | 消費者と生産者の税負担割合が需要と供給の価格弾力性に依存することを理解する。 | |
13 | 税と効率性 | 課税によってなぜ死荷重が発生するのかを説明できるようにする。 | |
14 | 政府の失敗 | 民主主義的な政治プロセスに内在する論理的矛盾を理解する。 |