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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
経済学(ミクロ)/ECONOMICS(MICRO) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部/ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
黒木 亮 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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黒木 亮 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
資源が希少であるために人々は選択の問題に直面している。経済学はその選択の問題を考える学問である。「経済学(ミクロ)」は、家計?企業?政府といった個々の経済主体の意思決定について考察し、その相互作用を研究するミクロ経済学の入門範囲について修得する。 比較優位と交易(貿易)からの利益、需要の法則と需要曲線、供給の法則と供給曲線を理解し、競争市場における市場均衡の決定について学ぶ。消費者や生産者の合理的な行動を理解し、満足度の最大化や利潤の最大化をはかるための最適な方法である限界分析を学び、経済学の重要な尺度である余剰分析について学ぶ。それらのツールを用いて、競争市場が効率的な資源配分を達成することを理解する。また、市場の失敗、市場の限界があることも理解し、そのような場合には、政府の役割が必要であることを学ぶ。 この授業は、経済学部DPに掲げる学位の能力の裏付けとなる「能力」1、経済学科DPに掲げる学位の能力の裏付けとなる「能力」1?2、経営学科DPに掲げる学位の能力の裏付けとなる「能力」1~4、国際環境経済学科DPに掲げる学位の能力の裏付けとなる「能力」1~6を養成するための前提となる経済学部の基礎力を身に付ける。経済学部、経済学科、経営学科、国際環境経済学科の各CPに記載されている学部基礎科目として、履修系統図では3学科共通で1学期に配当され、経済学部で学科基礎科目、学科専門科目を学修していくために必要な経済学の基礎力を修得するために授業を行う。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は講義形式で行われるが、詳細な授業の形式?方法などは各担当教員の裁量に任されている。この授業は対面を原則とする。 授業中に練習問題を解いてもらい、指名した学生に黒板に出て解答?解説してもらい、受講者に解法や正解を考えてもらうことも行いたい。 講義は積み上げ式で行うので、授業を欠席すると、講義についてこられなくなるので、注意して欲しい。講義内容については、レポート課題や小テストに取り組んで、自分の理解を確認した上で翌週の講義内容に進んで欲しい。レポート課題や小テストについては、締切後に模範解答を公表して解説を行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
受講前にはテキストを予習して要点をまとめておく。受講後には授業中に出されたレポート課題や小テストに取り組む。のちに公表される模範解答で自己採点することにより復習する。14週の授業期間の事前学修2時間?事後学修2時間、単位認定試験対策として4時間として60時間の授業外学修を基本とする。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
基本的には対面で期末テストを実施し、期末テスト100%として評価基準に照らして評価する。各担当教員により、授業中の小テストやレポートの評価も加味する場合があるので、第1回目の授業で説明する。これらにより、授業内容全体を理解し、経済学部で必要なミクロ経済学の基礎力を身につけたかどうかを評価する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
上位科目としては、2年次配当の学科基礎科目「ミクロ経済学a,b」、3年次配当の学科専門科目「上級ミクロ経済学a,b」がある。この他、「産業組織論a,b」をはじめ、多くの学科専門科目でこの授業で修得する経済学の基礎を前提としている。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
初歩的なミクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス、経済学とは | 担当教員ごとに授業方法、テキスト、成績評価基準について説明する。経済学とはどのような学問か、経済学を学ぶ目的、ミクロ経済学とマクロ経済学の違いについて説明する。 | |
2 | 比較優位と交易(貿易)からの利益 | 交易(貿易)からの利益は、交換の利益と特化の利益からなることを理解する。交易(貿易)からの利益を生み出すためには、絶対優位ではなく比較優位に基づいた特化が重要であることを説明できるようになる。 | |
3 | 需要の法則と供給の法則 | 需要の法則と供給の法則を理解し、なぜ需要曲線は右下がりとなるのか、またなぜ供給曲線は右上がりとなるかを説明できるようにする。 | |
4 | 需給の変化と比較静学 | その他の条件が変化したときに需要?供給にどのような影響を与えるか、その結果均衡はどのように変化するかを考える。また需要曲線をシフトさせるおもな要因、供給曲線をシフトさせるおもな要因を説明する。 | |
5 | 需要曲線と消費者行動 | 家計の行動原理を理解し、完全競争的家計は価格線と需要曲線の交点で需要量を決定することが説明できるようにする。 | |
6 | 需要の価格弾力性 | 弾力的な需要曲線と非弾力的な需要曲線とでは、価格の変化に対する需要量の反応がどのように異なるのかを比較して、需要の価格弾力性を説明する。 | |
7 | 需要曲線と消費者余剰 | 需要曲線のそれぞれの数量に対応する縦軸の需要価格は、限界消費便益を表していることを理解する。限界収益逓減の法則について理解し、純消費便益と消費者余剰の概念について説明できるようにする。 | |
8 | 供給曲線と生産者行動、供給の価格弾力性 | 企業の行動原理を理解し、完全競争的企業は価格線と供給曲線の交点で生産量を決定することが説明できるようにする。また、価格の変化に対する供給量の感応度を測る供給の価格弾力性を説明できるようにする。 | |
9 | 費用の諸概念―限界費用?平均費用?平均可変費用 | 限界費用?平均費用?平均可変費用の概念を理解し、総費用曲線、総可変費用曲線の図中のどこで表されるかを理解し、限界費用曲線、平均費用曲線、平均可変費用曲線を描くことができるようにする。 | |
10 | 供給曲線と生産者余剰 | 供給曲線のそれぞれの数量に対応する縦軸の供給価格は、限界生産費用を表していることを理解する。限界費用逓増の法則について理解し、利潤と生産者余剰の概念について説明できるようにする。 | |
11 | 市場取引と資源配分 | 消費者余剰と生産者余剰の概念を用いて、完全競争市場均衡が実現する資源配分が、社会全体として財やサービスの生産?消費から得られる純便益を最大化するという意味で最適であることを説明できるようにする。 | |
12 | 市場介入による資源配分の歪み | さまざまな政策はしばしばその設計者が意図、あるいは予想しないような効果をもつことがある。例えば、上限価格規制、下限価格規制、物品税などが市場にどのような影響をもたらすかを説明できるようにする。 | |
13 | 市場の失敗―外部性 | 外部効果とは何かを理解し、外部経済もしくは外部不経済が発生している場合には、市場は最適ではなく、その場合には、政府が市場に介入することで総余剰を増加させることができることを説明できるようにする。 | |
14 | 市場の失敗―公共財 | 公共財とは何かを私的財と対比して理解し、公共財については社会的に望ましい水準だけ供給することはどうしたらよいかを説明できるようにする。 |