シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
知的財産権法b(経済学科用)/INTELLECTUAL PROPERTY LAW (B) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
張 睿暎/CHANG Ye Young |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
張 睿暎/CHANG Ye Young | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、法学部の学位授与方針(DP)が示す「法学の専門的知識ならびに法的なものの考え方(リーガル?マインド)およびグローバルな思考力を身に付ける」ことに資するため、知的財産権法に関する専門知識を修得し、知的財産に関する様々な事象について自らの見解を提示し、社会の様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できるようになることを目指すものである。 知的財産権法とは、無体物である情報を保護するための一連の法律の総称であり、産業的な側面の工業所有権法分野と、文化的な側面の著作権法に大別することができる。本講義は、法律学特講として、コンテンツ実務分野における著作権法の諸問題に焦点を当てる。著作権法は、我々の日常生活に密接に関連しており、社会的な関心も高い。著作物の種類や利用の局面ごとに、著作権とその隣接分野で実際に起こった紛争や新たに台頭してきた問題、法改正に向けてなされている議論、諸外国の動向等を詳しく議論することで、著作権法を具体的な紛争事例に適用し、あるべき保護の在り方について批判的に考察できるようになることを目指す。 なお、本講義は、著作権法の基礎知識のある学生に向けておこなうため、春学期の「知的財産権法I(19以降)」、を先に履修していることが前提となる。本講義では著作権法の体系に沿った条文解説は行わず、コンテンツ分野の事例検討を行う。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は対面の講義形式で行うが、可能な限りインタラクティブな授業とするため、随時受講生からの発言や質問を求める。授業内容に対する質問は随時受け付ける。質問に対する回答やコメント等は、適宜manabaに掲載する。 授業に出席する際は、毎回教科書?講義資料と著作権法が掲載された六法(又はウェブ上の条文を印刷したもの)を持参すること。 初回の授業では授業全体の進め方についてガイダンスを行うため、必ず出席してほしい。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前には、あらかじめ指定した教科書の該当部分と、事前にmanabaに掲載する講義資料を予習する必要がある(1時間)。また、授業後には、教員の口頭説明内容と自分のノート筆記を踏まえて教材を復習し、manaba上で実施する小テストに取り組むことが求められる(3時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
期末試験(70%):事例検討の記述式問題を数問出題する。授業全体を通じて学んだ法的知識を用いて、著作権紛争事例を法的に検討できるかを評価する。 授業への参加度(30%):受講態度、授業中の発言などから総合的に評価する。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
先修科目である「知的財産権法I(春)」以外にも、商標法?不正競争防止法を扱う「知的財産権法II(春)」、特許法?実用新案法?意匠法を扱う「知的財産権法III(秋)」は、知的財産権法の関連科目であるので、あわせて受講することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
2024欧洲杯投注官网_沙巴博彩公司-官网平台感染拡大の状況によっては、授業形態や試験実施の形態が変更される可能性がある。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
知的財産権法に関する専門知識を習得し、知的財産権法を正しく解釈できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 授業のガイダンス、著作権法の概観 | 著作物の種類や利用局面ごとにおける事例分析のために、著作権法をおさらいする。 | |
2 | 著作権紛争事例の検討手法 | 第2回目~第13回目における事例検討における注意点や事例検討の手順を解説する。 | |
3 | 出版物(雑誌、書籍、写真) | 編集著作物?出版権の設定?写真の利用など、出版分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
4 | 漫画、アニメ、キャラクター | 漫画作品の著作者人格権、アニメーション化における権利関係、キャラクター商品化など、漫画分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
5 | 音楽1:音楽業界の権利関係– 著作権と著作隣接権、音楽配信 | 音楽における著作権(作詞家、作曲家)と著作隣接権(レコード製作者?歌手)の権利関係を検討し、音楽配信分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
6 | 音楽2:音楽の放送使用、コマーシャル音楽、ゲーム音楽 | 音楽を放送?コマーシャル?ゲームに利用する際の著作権法上の問題を検討する。 | |
7 | 映像物1:映画における権利関係、映画の商業的利用 | 映画における著作者人格権(映画監督)と著作権(映画製作者)の分離を理解し、映画の利用にあたっての著作権法上の問題を検討する。 | |
8 | 映像物2:放送、動画配信ビジネス | 放送および動画配信ビジネス分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
9 | ゲーム | ゲーム製作における権利関係や職務著作について検討し、ゲーム分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
10 | インターネット1:アップロード&ダウンロード、引用、転載、リンク、ネット投稿 | インターネット上でのアップロードやダウンロード行為が著作権法的に何を意味するかを理解し、リンクやネット投稿など、インターネット分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
11 | インターネット2:侵害の責任主体、プロバイダの責任、サイトブロッキング、クラウド、諸外国の動 | インターネットプロバイダーの責任問題、海賊版問題やクラウドサービスにおける近時の課題など、インターネット分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
12 | 二次創作、パロディ | 同一性保持権を理解し、二次創作、パロディ分野における著作権法上の問題を検討する。 | |
13 | 肖像権?パブリシティ権、総括 | 肖像権とパブリシティ権を区別し、雑誌などのメディアにおける著作権法上の問題を検討する。 | |
14 | 総括 | 著作物の種類や利用局面ごとにおける紛争事例の検討手法を再確認し、質問に回答する。 |