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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
金融システム論a/THEORY OF FINANCIAL SYSTEM(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
熊本 尚雄 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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熊本 尚雄 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
(学部/学科ポリシーとの関係) 学部の学位授与方針(DP)と関わる能力として、現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析し、経済学の専門知識を修得して問題解決を図ることを通じて自己を発展させる能力を身に付けることを目標とする。また、学科DPに掲げる学位の裏付けとなる「能力」2-c(学科専門科目として、金融?経済政策の専門知識を習得し、望ましい経済政策を立案する能力を身につける)を養うことも目標とする。 (授業の具体的な目的と内容) 本講義の目的は、わが国の金融制度の概要を理解し、金融機関、ならびにそれに対する様々な規制に関する知識を習得することである。 講義を通し、わが国の金融システムの変遷、金融市場、ならびに金融機関とそれに対する規制について理解する。その上で、金融の自由化、グローバル化が進展する中で、各金融機関はどのような方向へ変貌しつつあるかという点についても理解できるようになる。 本講義は履修系統図では学部基礎科目(経済学(ミクロ?マクロ)、経済経営数学入門)で習得した知識をもとに、金融経済についての理解を深化させる上位科目に位置づけられる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
履修者は、manabaに事前にアップする講義資料を各自で印刷等の準備をして授業に出席する必要がある(教室で資料の配布はしない)。また、各回の授業内容に関連する講義資料、ならびにそれに記載している参考文献の該当箇所を読解するとともに、授業中に提示する課題の解答を準備する必要がある。解答解説後には正誤を確認し、理解を深化させることが要求される。 授業形態は対面授業のみで行い、ライブ配信、録画(録音)配信は行わない。 詳細は初回の授業(ガイダンス)にてアナウンスする。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
単位制に基づき、各回の授業に対して少なくとも4時間程度の授業外学修時間を必要とする。 履修者は講義の理解を深めるために、各回の授業内容に関連する講義資料(事前にmanabaにアップ)、ならびにそれに記載している参考文献の該当箇所を事前に読んでおく(2時間)。 授業後は講義ノート、参考文献を繰り返し読解するとともに、授業中に提示する課題の解答を準備する。解答解説後には正誤を確認し、理解を深化させる(2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末試験(80%):最終回の授業にて、授業内容に基づく学期末試験(対面)を行い、個々の授業内容(金融システムの変遷、金融市場、ならびに金融機関とそれに対する規制)に対する理解の到達度、ならびに金融(金融の自由化、グローバル化が進展する中で、各金融機関はどのような方向へ変貌しつつあるか)に関する体系的な考察力が達成されているかを評価する。定期試験期間中の期末試験は行わない。 課題(20%):授業中に提示する数回の課題により、個々の授業内容に対する理解の到達度を評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
金融論a、秋学期の金融システム論bとあわせて履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
授業形態は対面授業のみで行い、ライブ配信、録画(録音)配信は行わない。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
金融システムに関する専門知識を習得し、日本や諸外国の金融に関する制度的枠組、金融機関等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 金融システム論とは? | 授業全体についての説明と「金融システム論」とはいかなる学問かについての説明を行う。 | |
2 | 金融の基礎知識1(短期金融市場?長期金融市場) | 金融取引が行われる「場」である金融市場の種類、ならびにその区分の基準について理解し、短期金融市場と長期金融市場の違いについて説明できるようにする。 | |
3 | 金融の基礎知識2(金利と債券の関係?割引現在価値) | 金利と債券の関係について理解し、債券価格の決定メカニズムを説明できるようにする。 | |
4 | 金融仲介の理論 | 企業の資金調達方式を理解し、金融仲介機関の機能について説明できるようにする。 | |
5 | 金融業の特徴1(預金取扱金融機関) | 銀行の業務と金融システムとの関係性、銀行制度を理解し、各預金取扱金融機関の違いを説明できるようにする。 | |
6 | 金融業の特徴2(非預金取扱金融機関) | 証券会社、保険会社、その他の金融サービス会社を理解し、各金融機関を巡る近年の動向について説明できるようにする。 | |
7 | 規制の理論1(バーゼル規制?早期是正措置) | プルーデンス政策手段のうち、事前的規制について理解し、バーゼル規制、競争制限的規制、早期是正措置について説明できるようにする。 | |
8 | 規制の理論2(預金保険制度?最後の貸し手機能) | プルーデンス政策手段のうち、事後的規制について理解し、預金保険制度、最後の貸し手機能について説明できるようにする。 | |
9 | 不良債権問題1(不良債権の定義) | 貸借対照表の毀損(BS問題)から不良債権の発生メカニズムについて理解し、不良債権の定義?分類について説明できるようにする。 | |
10 | 不良債権問題2(間接償却?直接償却) | 不良債権の償却について理解し、間接償却と直接償却の違いを説明できるようにする。 | |
11 | 中央銀行 | 中央銀行の持つさまざまな機能を理解するとともに、中央銀行の独立性がない場合にどのような問題が発生するかについて説明できるようにする。 | |
12 | 金融危機1(サブプライムローン問題?発生メカニズム) | サブプライムローン問題について理解し、1990年代におけるわが国の金融危機と2008年におけるアメリカの金融危機の発生メカニズムの相違点について説明できるようにする。 | |
13 | 金融危機2(各国?地域の対応) | 金融危機に対する各国?地域のさまざまな対応策について理解する。 | |
14 | 証券市場改革 | 保護制度の仕組みを確定拠出年金制度(日本版401k)とペイオフ解禁を通して理解する。 |