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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
政治学総論a(環経学科用)/PRINCIPLES OF POLITICAL SCIENCE(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
杉田 孝夫
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
杉田 孝夫 法律学科/LAW
授業の目的?内容
/Course Objectives
政治の世界は古来より支配の学でした。治者と被治者とが身分的に異なっていた時代にあっては、支配身分による「よき統治」のための学問であったと言えます。しかし治者と被治者が原理的に同一であるとされるデモクラシーの時代である現代においては、市民は、共通の法に従うという意味で被治者でありつつ、共通の法をつくり遂行していくためのわれわれの代理人たる治者を選ぶ選挙人であり、政治過程を監視し評価する政治主体です。
政治に対する深い洞察力が求められるのは、政治家や行政官などの専門家だけではありません。それ以上に政治社会の構成主体である市民こそ政治についての教養を身に着ける必要があります。そのような意味で、政治学は私たち市民の教養の学です。しかしそれは決して抽象的で難解な知ではありません。むしろ私たちの日常の生活感覚に根差すものであり、かつよき生を求めて私たちの日常生活の諸関係の在り方をたえず反省的に捉える公共的な知です。本講義はそのような知の技法を身につけることをめざします。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業形式と方法:

授業形態:原則的には教室での対面授業
初回の授業の構成は「講義?質疑応答?リアクションペーパーの作成提出」
次回の授業の構成は「リアクションペーパーへの応答?講義?質疑応答?リアクションペーパーの作成提出」以下、このサイクルで進める。これによって双方向の授業形式を確保します。

なお講義ノートおよび資料は講義日の前日夕方までにmanabaにアップロードします。
その週のリアクションペーパーでの質問に対する応答は翌週の講義の冒頭で応答します。
授業に関する情報の授受は基本的にmanabaを通じて行います。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
あらかじめ授業内容に対応する教科書の該当箇所を読んで、講義に臨むと関心も理解も深まります。図書館で、関連文献を閲覧することを薦めます。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
現代政治理論(新版)
著者
/Author name
川崎修?杉田敦(編)
出版社
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-12454-7
その他(任意)
/other
2012
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
おうふう政治ライブラリー 市民社会論
著者
/Author name
杉田孝夫?中村孝文 (編著)
出版社/URL
/Publisher
おうふう
ISBN
/ISBN
978‐4‐273‐03726‐0
その他(任意)
/other
2016 
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
よくわかる政治思想
著者
/Author name
野口雅弘?山本圭?高山裕二(編著)
出版社/URL
/Publisher
ミネルヴァ書房、2021
ISBN
/ISBN
978‐4‐623‐09099‐0
その他(任意)
/other
講義で頻出する思想家や学者の人物や概念を簡単に知ることができる
図書館で閲覧可
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
西洋政治思想資料集
著者
/Author name
杉田敦?川崎修(編著)
出版社/URL
/Publisher
法政大学出版局
ISBN
/ISBN
978‐4‐588‐62527‐5
その他(任意)
/other
講義に登場する思想家の思想のエッセンスと原典からの抜粋を知ることができる
図書館で閲覧可
評価方法
/Evaluation
毎回のリアクションペーパーを3点満点で採点し、リアクションペーパー42点+学期末試験60点の102点満点を評価点の基礎として、総合的に評価をする。
 
関連科目
/Related Subjects
後期開講科目「政治学概説II」を続けて履修することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
政治学の知識を習得し、近代日本の政治システム、国際政治、政治過程などにおける問題点について分析のうえ、自らの見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 政治とは何か 政治とは人間の複数存在性にもとづく
ものの見方としての政治
世事が現れるとき、政治が隠れるとき
教科書 第1章 政治
2 権力とは何か 権力の諸形態
意図と構造
教科書 第2章 権力
3 国家?主権?国民の概念 近代の政治を理解するための基本
国家
主権
国民
講義資料参照
4 自由と自由主義 歴史的構築物としてのリベラリズム
自然権の原理
自然的自由の秩序
教科書 第3章 リベラリズムの展開
1自然権のリベラリズムから功利のリベラリズムへ  
5 古典的自由主義から功利主義的自由主義へ 功利の原理
自由放任と社会改革
教科書 第3章 リベラリズムの展開
1自然権のリベラリズムから功利のリベラリズムへ 
6 人格主義的自由主義 ミルとグリーン
自由と多様性
市民の陶冶
積極的自由と国家の道徳的機能
教科書 第3章 リベラリズムの展開
2人格発展のリベラリズム
7 社会有機体論 個人主義から集産主義へ
平等な自由の原理
適者生存
個人主義の問題
公共の福祉
調和の原理
再配分
教科書 第3章 リベラリズムの展開
3社会有機体論
8 福祉国家とその批判 自由放任主義の終焉と福祉国家の構想
集産主義批判と福祉国家批判
社会正義の幻想
教科書 第3章 リベラリズムの展開 
4福祉国家とその批判
9 二つの自由の概念 自由の本質と二つの自由
積極的自由の意味転換
リベラリズムと全体主義
自由の概念と政治の構想
教科書 第4章 現代の自由論
1二つの自由の概念
10 自律性の条件 自律としての自由
行使概念と機会概念
個人と共同体
道徳性と合理性
参加と同質化
自由の具体的条件
福祉リベラリズム
教科書 第4章 現代の自由論
2自律性の条件
11 主体と自由と権力 権力と自由
主体化する権力
自由の戦略としての「実存の美学」
教科書 第4章 現代の自由論
3主体と自由?権力
12 ロールズの正義論とアメリカの自由主義 ロールズ「正義論」の歴史的意義
ロールズ「正義論」の構成原理
教科書 第5章 平等
1.ロールズの「正義論」とアメリカのリベラリズム
13 ロールズの『正義論』 『正義論』と正義のニ原理
 原初状態と無知のベール
 不確実状況とマキシミン?ルール
教科書 第5章 平等
2.ロールズの『正義論』
14 リバタリアニズムとコミュニタリアニズム リバタリアニズム
コミュニタリアニズム
資源主義
福利主義
教科書 第5章 平等
3.リバタリアニズムとコミュニタリアニズム
4.資源主義
5.福利主義

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