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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
環境政策論b(環経学科用)/ECONOMIC THEORY OF ENVIRONMENTAL POLICY(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
塩田 尚樹 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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塩田 尚樹 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
春学期の「環境政策論a」に引き続き,主として地球温暖化問題を例に挙げながら,公的機関による環境政策の必要性および有効性について検討します. この「環境政策論b」においても,オンライン型経済学教育プロジェクト CORE の「メインコンテンツ」であるebook ``The Economy, Economics for a Changing World''のUnit 20 Economics of the environment を使用します.同ebookは,2023年12月時点において,University College Londonなど世界の398の大学で経済学のテキストとして採用されており,次世代の世界標準として有望視されています.学部の2年生?3年生を主対象とするテキストとしては,質?量ともに相当レベルが高く歯ごたえのある内容となっていますが,この機会にぜひ挑戦してみてください. この授業を履修すれば,DPにおいて「学位授与要件」として示されている「豊かな自然観および倫理観を中核とする教養に基づき、現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析する能力」が育成されると考えられます. 「履修系統図」に示されているとおり,「学科専門科目」群における「経済政策?応用経済」部門の科目として,2年生以上の人の履修が可能です. |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
過去の登録者数から予測すると,この授業は300人超の履修が考えられますが,指定教室での対面方式を基本とし,授業を実施します.担当教員の板書および口頭説明によるテキストの内容と課題の解説が,授業時間の大部分を占めます.なお,実際の履修者の数と感染状況にもよりますが,可能であれば授業時間をうまく調整し,学生によるプレゼンテーションの機会を設けたいと考えています. | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
COREのウェブサイト https://www.core-econ.org/ に,毎週,各自でアクセスして,私が指定する部分を精読してください.なお,英文を読むのが苦手な人のために,必要に応じて,該当部分の試訳を配布する予定です. また,新聞?テレビ?インターネットなどで環境関連の話題を継続的にチェックする習慣を身につけてください.環境省やJCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)のホームページは,特におすすすめです. 各自で調べた内容については,簡単でいいですから,ノート等にまとめておいてください. 事前学習および事後学修に,それぞれ,2時間程度費やすことが望ましいです. |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末レポート(100%)を実施し,AA,A,B,C,F の 5段階で評価します.評価の目安は以下のとおりです: AA: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなし,その上,発展的課題にも十分に対応した. A: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなし,その上,発展的課題にも対応した. B: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなした. C: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)をある程度こなした. F: 上記以外. |
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関連科目 /Related Subjects |
本学で開講されている「環境経済学」?「公共経済学」?「財政学」などを併せて履修すると,相互に理解が深まると思います.強制ではありませんが,履修科目選択の際,参考にしてください. | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
環境問題に関する専門知識を習得し、公的機関による政策の必要性?効率性について経済学的に分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | The measurement challenges | 環境の価値測定に関する難題 | |
2 | Natural capital and green growth | 自然環境資本とグリーン経済成長 | |
3 | Prices, quantities and green innovation | 価格および数量と「緑の技術革新」 | |
4 | Environmental policy and long-term changes in life | 環境政策と生活様式の長期的変化 | |
5 | Social preferences and sustainability | 社会的選好と環境の持続可能性 | |
6 | The dynamics of the biosphere | 生物圏の状態変化の法則 | |
7 | Environmental equilibria | 環境均衡 | |
8 | Environmental tipping point | 環境のしきい値 | |
9 | Planetary boundaries | 地球の限界 | |
10 | Prudential policies | 破綻防止政策 | |
11 | The tragedy of the commons | 共有地の悲劇 | |
12 | Unrepresented generations | 将来世代の幸福の考慮 | |
13 | The polluter pays principle | 汚染者負担原則 | |
14 | The existence of win-win policies | お互いに得をする政策の存在 |