シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
アフリカ経済論b(環経学科用)/AFRICAN ECONOMY(B) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
佐野 康子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
佐野 康子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
数多くのアフリカ諸国が独立を果たした1960年代。そこから60年以上が経過し、アフリカを取り巻く国際環境には大きな変化がみられる。豊富な天然資源、人口増加、独裁政権の減少に伴う民主化の定着など、「世界最後のフロンティア」としてSSA(サブ?サハラ?アフリカ)に注がれる視線は熱い。しかし、複合的な要因によってもたらされる貧困から未だに脱却できない国も数多い。アフリカでは若者人口が増加しており、起業家精神の定着、ICTを積極的に経済政策に取り入れようとする国や地域もあり、アフリカの未来は明るいといえる。秋学期は、国際支援の歩み、国際支援状況(含むNon -DAC Donors)、SSAが直面する課題(人口増加、労働問題、気候変動)などを扱う。 この授業では、アフリカ諸国の辿ってきた歴史を紐解き、政治経済的な解釈を加え、国際社会におけるアフリカの果たす役割を考察することを目的とする。この授業を通して、物理的にも心理的にも未だ遠いアフリカをより身近に感じてもらいたい。また、経済学部のCP?DPにもあるように、経済社会が形成されてきた歴史や諸制度に対する理解に立脚し、多様な立場?側面からアフリカ社会を認識し、分析する能力を養ってもらいたいと考える。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は対面で行う。この授業で用いるパワポ?スライドや資料はmanabaのコース?ニュース欄に載せる。理解向上のため、新聞記事やドキュメンタリー映像を積極的に用いる予定である。 授業後はManabaのレポート機能を用いて授業で新しく学んだことやコメントを400字以上の文章にして提出してもらう。授業内容に関する質問があれば、併せて記入し、その次の授業冒頭で説明する。コメントとは別に、学期内に5回ランダムにレポートの提出を求める。受講者数にもよるが、授業の冒頭で国際機関や国際研究所の発行する英文報告書のエクゼクティブ?サマリーの発表(10分程度)を行ってもらう。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業で用いる資料および授業スライドはManabaのコース?ニュース欄に載せる。授業開始前にスライドに目を通し、不明点があれば、授業中?授業後にレポートを用いて質問すること。また授業後は授業の内容をよく復習した上で、新しく学んだことやコメントを文章にして提出すること。授業冒頭の10分程を用いて前回の授業の復習を行う。アフリカに関する時事的な話題も適宜扱う予定であるので、普段からアフリカに関する新聞記事を読んだり、ニュースを見ておくと、理解が一層深まると思う。授業後はスライドを改めて確認し直し、疑問点が残らないようにすること。事前事後学習に2時間程を費やしてもらいたい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
学期末試験50%、manabaを用いての毎回のコメント?レポートの提出30%、授業冒頭のミニ発表20%の総合評価とする。 欠席はいかなる理由であっても4回までとする。授業開始から20分以上の遅刻3回で、欠席1回とみなす。4回以上の欠席は、評価の対象としないので気を付けること。出席だけし、課題の提出がないものも出席とは見なさないので気を付けること。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
特になし。 | ||||||||||
備考 /Notes |
テキストは指定しないが、第1回目の授業で参考文献リストを提示する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
アフリカ経済に関する専門知識を習得し、現代アフリカ経済の構造等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 講義概要 | 事業概要の説明、春学期の復習 | |
2 | 国際支援の仕組み | 国際支援の歴史や援助の仕組みについて | |
3 | 経済的条件付け | 国際金融機関による構造調整融資?計画について、その背景や批判 | |
4 | 政治的条件付けとグッド?ガバナンス | 冷戦終焉後のドナーによるグッド?ガバナンス支援や民主化支援 | |
5 | 伝統的ドナーから新興ドナーへ | OECDのDAC加盟国による支援と存在感を増すNDD(Non-DAC Donors)による支援 | |
6 | 援助効率化にむけて | 援助効率化をめぐる議論 | |
7 | 援助を越えて | アフリカをめぐる援助を超えて(beyond aid)の議論 | |
8 | 人口増加と労働 | アフリカにおける人口増加の問題と進む都市化 | |
9 | 農業と鉱業 | モノカルチャー経済によるモノ?エクスポートの現状と脱却について | |
10 | 土地問題 | アフリカをめぐる土地争奪?収奪の問題について | |
11 | 製造業 | アフリカにおける製造業の現状について | |
12 | 観光業 | アフリカにおけるエコ?ツーリズムの現状 | |
13 | 世界の中のアフリカ | アフリカ経済の展望と私達に求められること | |
14 | 秋学期の授業総括と学期末テスト | 秋学期の授業総括と学期末テスト |