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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
憲法入門(国関?総政用)/INTRODUCTION TO THE CONSTITUTION |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部/LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大藤 紀子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大藤 紀子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
憲法とは、①国家の政治システムを構成し、同時に②政治権力の暴走を防ぐため、予めそれを制限する目的で定められた法規範である。また、③国民の基本的人権を保障するために、とくに18世紀のヨーロッパと英米諸国で編み出されたものである。 国家におけるさまざまな法規範は、相互の抵触や矛盾をできる限り避けるため、階層的にとらえられ、一つの法体系を成すとみなされている。そうした法体系のなかで、憲法は最高の効力を有する規範として理解されている。 本授業では、こうした憲法という法の特徴や役割といった基礎的な事柄を、テキストの読解を通じて習得することを目的とする。 履修生は、 憲法とは何か、その特質、基本的人権の保障や統治機構の基本的な問題について理解し、憲法の「総論」に当たる部分の学習を通じて、憲法学の思考様式を身につけることを目標とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は、基本的に対面形式で実施する。 法学には、各科目ごとに「論点」と言って、論争の対象となったり、解釈の基点となるポイントが数多く存在する。各自ノートを作り、論点を項目ごとに整理することが必要となる。「憲法入門」の授業を通じて、必要に応じて配布されたレジュメや資料をうまく入れ込みながら工夫を凝らし、自分なりに最も良いと考えるノート作りをしてほしい。 授業?試験についての連絡やレジュメ?資料の配布は、必要に応じてmanabaを通じて行うので、常に確認してほしい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、その週で扱われる論点の概要が理解できるよう、テキストの該当ページを毎回必ず熟読し、鍵となる用語や概念について理解しておくこと。(2時間程度) 授業後は、自身の授業のメモやレジュメなどを参照しながら、ノート整理をし、改めてテキストを読むこと。(2時間程度) 自分なりに試行錯誤し、後から見て、自分にとってわかりやすいノート作りに心がけること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
小テスト(30%) 学期末の授業内の試験またはレポート(70%) |
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関連科目 /Related Subjects |
「憲法入門」の学習の後に、「憲法?人権」および「憲法?統治」を履修してほしい。これによって、憲法の総論?各論の全体が学習できる。最終的に、憲法に関連した現代のさまざまな課題についての知識?見識を深めるため、「憲法?発展」の授業に臨んでほしい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
上記テキスト?参考書のほか、『小六法』を必ず手許において学習すること。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
憲法および公法領域の入門的知識を習得し、これらについての基礎解釈ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | はじめに | 授業の概要を解説 | 大学の売店で、テキストを事前に購入しておくこと |
2 | 近代憲法の発祥 |
近代の「憲法」がどのように現れ、それがどのような意味と特質をもつかについて扱う 近代立憲主義の特質、憲法の分類について説明する |
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3 | 近代憲法の論理①(憲法=制限規範とは、どういうことか) | 憲法の制限規範性、憲法制定権力 vs 憲法によって制定された権力など、近代憲法に特有の論理を考える | |
4 | 近代憲法の論理②(民主主義?権力分立?法の支配等) | 民主主義(国民主権)、権力分立、法の支配などについて考える | |
5 | 小テスト1 | 第2回?第4回授業の復習 | |
6 | 日本国憲法の制定経緯 | 日本国憲法と明治憲法(第日本帝国憲法)の比較を行い、日本国憲法が制定された歴史的経緯について勉強する | |
7 | 天皇の地位と権限 | 国民統合の象徴としての天皇の地位および権限について、神道との関係における政教分離原則の重要性について考える | |
8 | 憲法第9条と関連する憲法訴訟 | 戦争の放棄および戦力の不保持を定めた9条の解釈を政府がどのように変えていったか、また日米安保条約に基づいた駐留米軍や自衛隊に関する憲法訴訟について学ぶ | |
9 | 小テスト2 |
第6回?第8回授業の復習 | |
10 | 基本的人権の観念とその享有主体 | 基本的人権が保障されるとはどういうことか その観念と享有主体(誰の人権か)について考える |
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11 | 基本的人権の限界 | 不可侵の人権が「公共の福祉」によって制限されることとはどういうことか 私人間の争訟への憲法の人権規定の適用などについて考察する |
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12 | 生命?自由?幸福追求権の保障、法の下の平等 | 生命権や幸福追求権をめぐる論点や学説、「包括的基本権」としての日本国憲法13条について、 14条の定める法の下の平等について勉強する |
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13 | 小テスト3 | 第10回?第12回授業の復習 | |
14 | まとめ | 授業の総括を行う |