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基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	刑法入門(春)／INTRODUCTION TO CRIMINAL LAW
開講所属 ／Course Offered by	法学部／LAW
ターム?学期 ／Term?Semester	2024年度／2024 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	水3／Wed 3
開講区分 ／semester offered	春学期／Spring
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	神馬　幸一
遠隔授業科目 ／Online Course	－

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
神馬　幸一	法律学科／LAW

授業の目的?内容 ／Course Objectives	本講義の目的は，いわゆる「刑事法」と表現されるところの法領域，すなわち「犯罪と刑罰」に関わる様々な法律の全体像を把握することである。具体的に言えば，一見すると「泥棒」のように思える人を法的に「泥棒」呼ばわりすることは，実際，とても慎重で大変な知的作業が求められており，先ずは，その理由を考えるための授業である。 　本講義では，特に，刑法，刑事訴訟法，裁判員法，刑事政策と呼ばれる分野に関して，その概要を学習する。また，上記の刑事法に関する話題を提供しながら，法解釈の仕方，判例?法律文献の調べ方，法律学の答案作成法といった技術も習得する。
授業の形式?方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	原則として，教室での対面授業による講義形式を基本とする。授業は，主にパワーポイント資料に沿って進められる。ただし，同資料は，あくまで要点を示したものにすぎないので，受講生には，教員による口頭説明を的確に理解しながら，不明点は，自学自習で補充することが推奨される。 　また，授業期間中に実施される小テストの解説は，manabaで行う。履修者には，各人でネット通信環境の拡充を御願いしたい。「ネット通信環境が整わなかったので，課題がこなせなかった」という類の事後的な相談は，いわゆる「成績ないし単位認定」に関する交渉として受け付けない。
事前?事後学修の内容 ／Before After Study	講義では，適宜，新しい事件?判例に関しても解説するので，その概略のみの把握で満足することなく，なぜ，そのような経緯?結論に至ったのかを自分なりに調査して考えてみる習慣を身に着けること（2時間程度）。 　授業後は，自身で作成したメモ?ノートを参照しながら，その内容を補充するように努めること（2時間程度）。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 基礎から学ぶ刑事法（第6版補訂版） 著者 ／Author name 井田良 出版社 ／Publisher 有斐閣 ISBN ／ISBN 978-4641221925 その他（任意） ／other 授業データ内で，上記教科書の関連部分を指摘することがあるので，手元にある方が望ましい。
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 参考書を指定する場合，授業中に追って指示するので，授業中のアナウンスに注意すること。
参考文献等2 ／References2	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	（1）試験（60％）：論述式の問題を数問出題する。回答の作成方法等は，授業内で指導する。評価は，そのような授業内の指示に従って，回答が作成されているかに加えて，犯罪認定の基本的な理解が十分であるかを基準とする。 （2）確認小テスト（40%）：講義内容に関わる正誤問題をmanabaで実施する。回答はウェブ上で行うため，ネット通信環境が必要となる。いわゆるスマートフォンでの回答も可能であるけれども，利便性から，PC?タブレットの使用が望ましい。
関連科目 ／Related Subjects	刑法総論，刑法各論，刑事訴訟法，刑事政策，少年法
備考 ／Notes
到達目標 ／Learning Goal	刑法および刑事法領域の入門的知識を習得し、これらについての基礎解釈ができるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前?事後学修の内容 ／Before After Study
1	「刑事法」とは何か？	刑事法全体の概観に関して，解説する。	入門科目のため，事前予習は，特に求めない。授業後は，自身で作成したメモ?ノートを参照しながら，配布されたレジュメの内容を補充するように努めること。
2	「刑法」とは何か？	刑法における基本原理及び史的展開を概説する。	上欄と同じ。
3	「犯罪」とは何か？	犯罪の成立要件に関して，その意味と役割を考える。	上欄と同じ。
4	統計から読み取る犯罪現象	社会的事象としての「犯罪」を統計データを参考にして客観的に評価する。	上欄と同じ。
5	「刑罰」とは何か？	現行の刑罰制度に関して，その意味と役割を考える。	上欄と同じ。
6	刑法概論（1）：構成要件	犯罪成立の土台?推定根拠となる「構成要件」の意義と機能を考える。	上欄と同じ。
7	刑法概論（2）：違法性	犯罪の実質的処罰根拠と成りうる「違法性」の意義と機能を考える。	上欄と同じ。
8	刑法概論（3）：責任	行為者における具体的な非難可能性の根拠と成りうる「責任」の意義と機能を考える。	上欄と同じ。
9	刑事訴訟法概論（1）：基本原理	刑事手続を規制するための基本原理を概説する。	上欄と同じ。
10	刑事訴訟法概論（2）：捜査手続	刑事事件における捜査手続の流れを概説する。	上欄と同じ。
11	刑事訴訟法概論（3）：公判手続	刑事事件における公判手続の流れを概説する。	上欄と同じ。
12	裁判員裁判の概要	特殊な刑事事件として，裁判員裁判の概要を解説する。	上欄と同じ。
13	刑事政策（1）：犯罪者に対する制裁	犯罪者として認定された者に対して，どのような処遇が行われているのかを概説する。	上欄と同じ。
14	刑事政策（2）：元犯罪者に対する社会的保護	刑事制裁を受けた者が再犯を行わないようにするための政策論を概説する。	上欄と同じ。