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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
外国法講読Ⅰ/READINGS IN FOREIGN LAW I |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水4/Wed 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
中窪 裕也 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中窪 裕也 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
アメリカでは裁判が大きな注目を集め、社会にインパクトを与えることが少なくない。この授業では、20世紀の有名な訴訟事案を集めて一般向けに簡潔に紹介した書物、Edward W. Knappman (ed.), American Trials of the 20th Century (Visible Ink Press, 1995)から、いくつかの事案を取り上げて講読する。それぞれの事件の内容と影響を知るとともに、刑事?民事の訴訟手続やそこで用いられる法律用語を理解し、さらに、それらを通じて、アメリカ社会の歴史や変化についても学んでほしい。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は講義形式で行うが、できるだけ双方向的な授業となるように努める。毎回、授業計画に記した事案をメインに取り上げる。また、それに関連する事案も、付随的に取り上げる予定である。受講者が事前に配布するテキストを読んでいることを前提に、その内容と争点を簡単に概説した上で、受講者の理解を確認するために発言を求めたり、質疑応答を行ったりする。なお、古い事案も多いので、アメリカの20世紀の歴史について、授業以外でもさまざまな機会をとらえて勉強しておくことが望まれる。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
受講者は、事前に配布するテキストを読み、何が問題となってどのような訴訟となり、どのような結論となったかを理解しておく必要がある(2時間)。また、事後学修として、授業での解説を踏まえながら事案を再読するとともに、重要な用語やその歴史的な意義について、各自で確認しておいてほしい(2時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
英文テキストの該当部分の理解の度合い(70%)と、授業の目的?内容で掲げたアメリカ法の諸事項に関する質問?議論等による参加の度合い(30%)を基礎に、総合的に評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
外国語文献の講読により欧米諸国の法制度を理解し、外国法を解釈できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 教材の紹介、アメリカの裁判手続の概説 | |
2 | Triangle Shirtwaist Trial (1911) | 工場火災による労働者の死亡と経営者の刑事責任 | |
3 | Al Capone Trial (1931) | ギャングの親玉に対する連邦の税法違反の刑事事件 | |
4 | Bruno Richard Hauptmann Trial (1935) | 有名人の子どもの誘拐殺人事件の刑事裁判 | |
5 | Brown v, Board of Education (1954) | 公教育における人種隔離政策の違憲性 | |
6 | Clarence Earl Gideon Trial (1961 & 1963) | 刑事事件における被告人の権利 | |
7 | New York Times Co. v. Sullivan (1964) | 公人に関する新聞報道と名誉毀損の成否 | |
8 | Griswold v. Connecticut (1964) | 既婚カップルの避妊具使用の禁止の違憲性 | |
9 | U. S. v. Nixon (1974) | 大統領に対する証拠提出命令と免責特権 | |
10 | The Marvin v. Marvin "Palimony" Suit (1979) | 事実婚のカップルの関係解消に伴う慰謝料 | |
11 | John Hinckley Trial (1982) | 大統領を暗殺しようとした者の刑事責任能力 | |
12 | Falwell v. Flynt (1984) | パロディによる名誉毀損と損害賠償の請求 | |
13 | Los Angels Police Officers' Trials (1992 & 1993) | 逮捕時に暴行等を行った警察官の刑事責任 | |
14 | まとめ | 全体を通じた質疑、理解度の確認 |