シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
消費者法/CONSUMER PROTECTION LAW |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
岩重 佳治 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
岩重 佳治 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講義目的 法律はとかく難解で冷たいイメージがありますが、それに暖かみを与え、人々に寄り添う血の通ったものにすることは、法律に携わる人の役割であると考えます。本講義では、消費者事件という身近な問題を素材に、講師の弁護士としての経験を追体験していただきながら、真に生きた法の考え方を皆さんとともに身につけていただきたいと思います。特に、以下のことに留意しています。 1 消費者被害と救済の実態を知る 2 消費者事件の解決に特有の視点、法理を身につける 3 事実を大切に、法の趣旨に照らして、解決方法を自分で考え、それを第3者に主張?展開し、第3者の法的見解を正当に評価する力を身につける 4 生の事実を素材に、生きた法的思考を身につける 5 消費者法の学習を通じて、自分の長所を発見する 講義概要 1 毎回レジュメを用いて講義します。 2 事例の検討を中心とし、対話を通じて意見を述べ合う実践的内容の講義にしたいと思います。 3 知識の多寡にかかわらず、受講者には自分なりの積極的な発言をしていただきたいと思います。受け身で講義を聞くだけの姿勢は、本講義に適しません。 4 消費者法では、基礎的な知識の習得にも重点を置き、法律学特講(消費者法) への足がかりにしたいと思います。 5 受講には基礎的な法的知識があれば十分です。 6 法律学特講(消費者法) もあわせて受講することが望ましい効果をあげると考えます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義概要 1 毎回レジュメを用いて講義します。 2 事例検討を中心とし、法的見解を述べ合う実践的内容の講義にします。 3 知識の多寡に関わらず積極的な発言を求めたいと思います。受動的に聞く姿勢は本講義に馴染みません。積極的な質問で、講師の引き出しをより多く開かせて下さい。 4 消費者法では、基礎的な知識の習得にも重点を置き、法律学特講(消費者法) への足がかりにしたいと思います。 5 受講には基礎的な法的知識があれば十分です。 6 法律学特講(消費者法) も受講することが望ましいと考えます。 ※ 課題等についてのフィードバックは授業内で行う。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前 配布するレジュメ記載の問題点につき、レ自分なりに検討し、意見を持っておくこと(2時間)。 授業後 後期で議論した結果をもとに、改めて、レジュメ記載の問題点について検討し、授業前との考え方の違いを、新たな問題意識とともに整理すること(2時間) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
期末試験50%、課題レポート20%、授業への参加度20%、平常点10% 評価項目 消費者事件特有の問題点、消費者法特有の考え方を理解しているか。 事実を大切にし、法制度の趣旨に照らして、自分なりの解決方法を示すことができるか。 法を飾りにしないために必要なことについて、自分なりの考えを持つことができるか。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
消費者事件の現場で法が果たしている役割や問題点、消費者被害の実態やその救済に特有の視点?法理を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス | 講義の特徴と進め方を理解する。 | |
2 | 消費者被害救済の法理(消費者保護の必要性) | 事例検討を通じて、消費者被害の特徴と課題を理解する。 | |
3 | 消費者被害救済の法理(解決事例) | 消費者被害救済にかかる法的制度の一端に触れる。特商法を取り上げる。 | |
4 | 消費者契約法(消費者契約の取消し) | 消費者契約法の意義と取消制度について考える。 | |
5 | 消費者契約法(不当条項の無効) | 消費者契約法の意義と不当条項無効制度について考える。 | |
6 | 敷金をめぐるトラブル | 消費者契約法による実際の解決事例を検討する。 | |
7 | 英会話教室をめぐるトラブル | 特定継続的役務提供を取り上げ、特商法の理解を深める。 | |
8 | クレジット契約をめぐるトラブル | クレジットを用いたトラブルの解決方法と課題を考える。 | |
9 | 内容証明郵便の利用の仕方 | 事例を用いて、具体的な作業を経験する。 | |
10 | 消費者団体訴訟制度 | 特徴的な消費者被害予防?救済制度を理解する。 | |
11 | 消費者被害の救済を考える | 消費者被害救済上の課題を、実例を用いて考える。 | |
12 | 奨学金問題を考える | 学費と奨学金問題につき、背景と被害実態、課題を検討する。 | |
13 | 予備 | その時点の身近な課題を検討する。 | |
14 | まとめ① | 消費者事件の特徴と法的制度を振り返り、課題を検討する。 |